米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数が1億人を超えた。
記事は次のとおり。
コロナ感染、世界1億人 急拡大、2カ月半で倍増
2021年1月27日(水) 4:51配信【共同通信】
【ジュネーブ共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が27日、世界全体で1億人を超えた。欧米などでの感染急拡大を受け、昨年11月上旬に5千万人に達してから約2カ月半で倍増。日本を含む各国でウイルス変異種という新たな脅威が広がる中、収束への見通しはより不透明になっている。
死者も増加ペースが衰えないまま世界で210万人を超えており、被害の深刻さは増している。WHOの累計では、南北米大陸が感染者の44%、死者の47%を占め、いずれも地域別で世界最多。次いで欧州地域事務局管内が感染者、死者のいずれも33%を占めている。
(記事ここまで)
感染拡大が始まってから約1年。日本以外の先進国では冬に入って感染拡大が止まらず、どこまで正確なのかわからないが世界の感染者数は1億人を超えた。大変な勢いで感染が拡大しているように感じるが、ロックダウンなどの施策が意味がないかというと、そんなことはないと思う。
1918年から19年にかけて世界を恐怖に陥れたいわゆる「スペイン風邪」の時は、約1年で当時の人口の4分の1が感染し、5%前後が死亡したと推定されている。違う病気なので単純比較はできないが、当時よりも交通手段は格段に発達しており、人の移動速度は速い中でこの程度に抑えているのは、かなり頑張っている方なんじゃないかと思う。
当時は不織布マスクもないし、消毒液も今のようには行き渡っていないだろうし、科学も発達していないし、正確な情報を行き渡らせる方法も未熟だし、人と人とが接触しなくてすむ物の流通も難しかっただろう。そういう意味では、今の時代の利点を活かしているからこそ、1年たっても1.3%ぐらいの感染者、0.03%ぐらいの死亡者で済んでいる。
ものすごい勢いでワクチンを製造できるのも現代の強み。メッセンジャーRNAワクチンを作れる技術が確立されてから新型コロナウイルスが流行ったので、各国は「国策として」ワクチン製造に強大な力を注いでいる。日本を除いて。中国はワクチンの作り方が旧来の方式なので、今回は米国やドイツに後れを取ったのではないかと見ている。
今まで通りの生活でもうしばらく我慢して、ワクチンが予定通りに行き渡って、世界的に感染が落ち着く方向に向かえば、これまで亡くなった人は決して少なくはないが、スペイン風邪に比べれば段違いに「抑えた」結果が得られると思う。日本は先進国の中では一番感染抑制に成功している。もうしばらく、辛抱しましょう。
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