12月9日の全国の新型コロナウイルス新規感染者数は2,700人を超えて、1日あたり最多となった。重症者数も最多を更新した。
記事は次のとおり。
全国で2738人感染 過去最多、重症者は最多の555人
2020年12月9日(水)18:21配信【TBS】
新型コロナウイルスについて、9日、これまでに全国では2738人の感染が発表されました。一日に発表される人数の過去最多を更新しました。
9日午後6時半までに全国で発表された新たな感染者はJNNのまとめで2738人となり、過去最多を更新しました。都道府県別では、東京が過去2番目に多い572人、大阪で427人、北海道で197人、愛知では過去最多となる245人が発表され、このほか京都、広島など5つの府と県で過去最多となっています。
また、入院している感染者のうち、「重症者」は全国で19人増えて555人となり、3日連続で過去最多を更新しています。
一方、新たな死者については、これまでに全国で28人が発表され、このうち、北海道は過去最多の16人の死亡が発表されています。(09日18:34)
(記事ここまで)
寒くなると流行りやすくなるとは予想されていたが、本格的な冬になるよりだいぶ手前で、急速に感染が拡大している。もっと寒くなってきて、換気もままならない季節になる前に、もう少し安心できる状況にすることは可能なのだろうか。
私が働いている長野市やその周辺の市町村でも、病院や高齢者向け施設での感染も増えているし、感染経路不明のPCR陽性者も増えている。直接知っている人が何人もPCR検査を受けていて、すぐそこまで来ている実感はある。
感染を減らすのにマスクや手洗い、消毒などは、有効であることはわかっているが、減らすのに有効なだけであって、完全に防げるわけではない。大流行してたくさんのウイルスが環境中にいるようになったら、今と同じ防御策を取っていても感染する人は増える。英国やフランスやイタリアや米国がいつまでたっても感染を抑え込めないのは、一旦流行ってしまったからだ。
日本は水際作戦を徹底したり、集中的に感染を抑える期間を設けたりしていたら、ニュージーランドレベルに流行を抑え込めた可能性もあったのではないかと思う。経済を回すためにGO TOなんとかをするのではなくて、感染を抑え込むまでは観光業の人などには現金給付して生き伸びられるようにした方が、人を動かすより感染も経済も上手く行くんじゃないか。
日本の「三密を避けよう」とか「クラスター対策」とかは、新型コロナウイルスの性質を正しく見極めた、優れた作戦だと思う。しかし一旦流行が爆発的に拡大してしまったら、そのどちらも十分な手立てではない。さらに医療現場は感染者を受け止めきれなくなり、残念な経過で亡くなる人も欧米同様たくさん発生するだろう。
できるだけ感染を抑えるには、今自分がウイルスを持っているかもしれない、目の前の人が持っているかもしれないと仮定して、だとしても移さない移されない行動を取る必要がある。声を出す可能性があるときには常にマスクをしているとか、誰かに話しかけられても返事をする前にマスクをするとか、ちょっとでも体調が不安なら人との接触を避けるとか、不特定多数の人がいるところに行かないとか、できることを続けてなんとか今の流行が収束に向かうようにしたい。
新型コロナウイルス感染は、インフルエンザよりもまだまだ怖い病気です。あなたの命は奪わないとしても。
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