米国大統領選挙で、ジョー・バイデン候補が当選確実になったと報道された。
記事は次のとおり。
【米大統領選2020】 バイデン氏当選確実に 激戦州で逆転
2020年11月8日【BBC NEWS Japan】
米大統領選で7日午前(日本時間8日未明)、民主党のジョー・バイデン前副大統領が当選確実の見通しとなった。激戦州ペンシルヴェニア州での勝利が確実になったため。トランプ陣営は、負けを認めるつもりはないと反発している。
ペンシルヴェニア州に続いて西部ネヴァダ州でもバイデン氏が勝つ見通しになったため、バイデン氏が獲得する見込みの選挙人の数は米東部時間7日午後20分の時点でバイデン氏が279人になった。トランプ氏は214人。選挙人270人を獲得した候補が大統領になる。トランプ氏がペンシルヴェニア州を落とした時点で、再選は不可能となった。
ほかにも米CNNやAP通信など、複数の主要メディアが、バイデン氏の当選確実を伝えた。保守系フォックス・ニュースも日本時間8日午前1時40分ごろ、バイデン氏の当選確実を伝えた。
カマラ・ハリス上院議員は、アメリカ初の女性副大統領、そしてアメリカ初のアフリカ系でアジア系の副大統領になる。
現職大統領が再選を逃すのは、1992年にジョージ・H・W・ブッシュ大統領がビル・クリントン氏に敗れて以来。
(記事ここまで)
11月3日の投票日以降、バイデン氏優勢が伝えられながら米国各メディアはなかなか当確が出せずにいたが、日本時間の11月8日未明にようやく当選確実と報じた。
一方のトランプ大統領は、バイデン氏の当選確実が報じられ始めた時にはゴルフをしており、その後も敗北宣言をしないだけでなく、自分が勝っているはずだと法廷闘争を複数仕掛けて長引かせる作戦だと報じられている。
バイデン氏は今月20日に78歳の誕生日を迎え、来年1月の大統領就任時には米国史上最高齢の大統領になる。大統領選が進んで行く間、他の民主党候補が外れていってバイデン氏が残ったあたりまでは、このおじいちゃんで大丈夫かなと思っていた。まあトランプ氏もそこそこおじいちゃん感はあふれてるけど。
最初のテレビ討論会でも、トランプ氏がルール無用でけしかけたこともあって、ちゃんとものごとを伝えられない人かもしれないと思っていた。しかしどんどん「説得力のありそうなスピーチ」をするのが上手になってきて、勝利宣言では大統領っぽいスピーチになっていると感じた。ライターはいるんだろうけど、伝えられるっていうのは米国大統領にとっては大事な資質。
トランプ氏が敗北宣言をするのか、それともしないのか。なんとなく伝統では「相手が敗北宣言をすることによって勝者が確定する」形が多かったので、敗北宣言をしないとこれだけ接戦州が多い今回の選挙では、タイムリミットまでに選挙人がどちらに投票するか決まらない州も出るかもしれない。そうなると各州の議会や下院の判断が入り込むシステムになっていて、トランプ氏が逆転勝利する可能性もまだ消えてはいないという報道もある。
どうなるんだかわからないけど、いがみ合い罵り合う世界じゃなく、ちゃんと話ができて笑顔で過ごせる世界に近づくように、選ばれた大統領は振る舞って欲しいな。
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