
2月25日午後6時から、大丸梅田店(だいまるうめだみせ)に入っている「燦」というお店で、LMネットという集まりの10周年を記念する会が開かれました。
今とは違って「ブログ」がもっと盛んだった10年ちょっと前。
医療現場で真っ当な医療を必死の思いでやったのに、結果が悪かったら犯罪者扱いされて“逮捕”されるという事件があったり、またそれをそのまま犯罪者として報道するメディアがあったりで、このままにしておいたら大変だと感じていました。
他にも、手一杯で救急車の受け入れができないのを「たらい回し」と表現して医療機関を叩く報道なども多く、現場で精一杯働いて疲れている医療従事者を、より一層疲弊させました。このままでは医療が崩壊してしまうという危機感から(だと思う。私は途中から加わったので最初の方の経緯はよくわからないけど)、危機意識を持つ医療関係者と法曹関係者がつながったのが、このLMネットです。
つながるツールになったのはSNS。今ではfacebookとかLINEとか、いろいろ進化したSNSが普及していますが、10年前のSNSですから機能的にはごくシンプル。でも情報共有と連絡ツールとしては、今でも十分使えます。10年前よりはブログを続けている医者も少なくなって、私も更新頻度が減少していますが、10周年記念に集まろうじゃないかというのが、今日の集まり。

名古屋での仕事が午後4時過ぎまでだったので、そこから移動。名古屋の仕事場所は、新幹線・東海道本線・名鉄の線路のすぐ脇でした。

大阪駅→梅田で迷って少し遅れてしまいましたが、会場に到着。全国から20人ぐらい集まっていたでしょうか。昔のように「使命に燃えて熱く語る」感じではなく、医療を中心とした日常の話題をワイワイと語り合いました。あ、このメンバーが使命に燃えて熱く語るのはシンポジウムの時とかで、飲み会は昔もこんな感じだったかな。
10年前は「このままにしていたら、日本の医療は一旦ほぼ壊滅する」と本気で思っていました。そのどれくらいが真実で、どれくらいが思い過ごしだったのかはわかりませんが、一部崩壊しながらも壊滅に至らないで再編に向かっている現状に、LMネットが果たした役割は一定程度あると思います。今でも何かあればきっちり発言する人ばかりです。これは一つの財産だなと思います。
今でもSNSを中心に頻繁に情報のやり取りをしていますが、顔と顔を合わせて直接話をするオフ会は、また別な絆だなと漢字ます。また会う機会が持てるといいなと思いました。ご一緒していただいた皆様、楽しかったです。ありがとうございました。
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