がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
きさらぎさま、おはようございます。

国立がん研究センターがん対策情報センターのホームページの中に、がんの部位・年齢階層・対象年度などを選択してグラフ化できるページがあります(http://gdb.ganjoho.jp/graph_db/)。

今回の「これだ」というグラフもそこでいくつか条件を変えて同じものを見つけましたが、30〜34歳に限定したものだということ、人口10万人あたりだということを書かずに「年齢階級別 死亡率 年次推移 子宮頚部[女性]」とだけ書いてあります。しかもグラフは手書きで。

子宮頸がん全体の死亡率を示しているグラフでないことは、出典元で探してみないとわかりません。このマンガを普通に読んだ人は「子宮頸がんの死亡率って、増えてるんだ」と思い、さらに読み進めると「日本は他の国より手術を優先するのが、死亡率増加の原因なんだ」と思うでしょう。こんなにひどいマンガは、医療漫画ではありません。SFにでも分類すべきなんじゃないか(サイエンスでもないか)と思います。

松平議員が告発するやり方ですが、なんで真道隼人医師に知らせる前に病院に「真道隼人医師を訴える」って伝えたんでしょうね。病院を告発するって脅して真道隼人医師に責任をかぶせて追い出す、の方が自然のような気がしました。マンガでもドラマでも、最近はもっと現実に近い筋立てになっているように感じます。なんだか現実と乖離していますね。
投稿者:きさらぎ
平方先生、おはようございます。本年もよろしくお願いいたします。

とても力がこもった解説を拝読しました。235ページと236ページのグラフに関して、書き換えをおこなっているのなら、この出典表記はよくないと思います。グラフをそのまま引用したわけではないので、「出典は…(中略)…国立がん研究センターがん対策センターの資料をもとに筆者改変」とすべきだと感じました。

また、子宮頸がんワクチンに関して、WHOの勧告のことを取り上げないのは、どうしてなんでしょうか。『コウノドリ』の子宮頸がんの話(13巻・14巻)の方が、読者に考えさせる内容になっていると思いました。

また、松平議員が告発状を持参するシーン、とてもマンガ的だと感じました。こういうことは、弁護士を通じてやり取りをしたり、内容証明郵便で告発状を送るものだと思いますが。
投稿者:hirakata
カルストさま、おはようございます。

子宮頸がんの死亡率のグラフを出すのに、「増えている」年齢層を選んで、全体の傾向は示さない。しかもその年齢層は、他の年齢層に比べると死亡率はかなり低いのに、そのことも言わない。これをもし「恣意的な選択ではない」と言うなら、どういう理屈なのか説明して欲しいです。私には恣意的な選択、読者を惑わす情報提供としか思えません。

詳しく読めば読むだけ、良くないマンガだという印象を持ってしまうんですが、監修者、原作者、作画者、編集者はみんなわかってやっているんでしょうかねえ。
投稿者:カルスト
平方先生、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、今回の子宮頸がんの話は私も、変な方向に誘導しているという気がしていましたが、先生の書き込みを読んで問題点がよく分かった気がします。
しかし、子宮頸がんの死亡率を示したグラフですが、これまでもよく使っていた手法ではありますが、ちょっと悪質ですね。逆に言うと、こういう使い方をするのであれば、たしかに手書きのグラフにするしかないのかなと思いました。まあ、手間をかければ元のグラフ画像を加工することも可能なんでしょうけど。

子宮頸がんワクチンについては、上手くごまかしたというか、上手く誘導しているように思えます。
しかし、HPVワクチンについては欧米に倣えといわないおかしさは、ご指摘の通りですね。
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