がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
きさらぎさま、こんにちは。

「コウノドリ」は、骨格がしっかりしていることや、取材も念入りにされていることなどで、医療従事者が読んでも納得できるいい話がいっぱい詰まっています。ドラマにする時にも現場の医療者の目がちゃんと入っていましたし。

やらないといけないことが目白押しで、ブログの更新が滞っていますが、優先順位を間違えるわけにはいかないので「しょうがない」と思ってください。このマンガ「医者を見たら死神と思え」が世の中に与える害が甚大であれば優先順位が上がるでしょうが、最初の頃に心配したほど強力なマンガではないのが現状なので。

あと3時間半で新しい年になります。2017年は、多くの人が肉体的にも精神的にも健康に暮らせるといいなと思います。どうぞ良い年をお迎えください。
投稿者:きさらぎ
平方先生、こんにちは。

お忙しい中、ご返信ありがとうございました。最近、産婦人科医をテーマにした鈴ノ木ユウ『コウノドリ』(講談社)を読み始めたのですが、マンガとしての完成度は、『コウノドリ』の方が高いですね。

私もこのブログにお邪魔するようになって、勉強させてもらっています。緩和ケアの研修会の記事も、参考になります。

来年は、少しでも多くの人が、明るく健康に暮らせるようになればよいですね。どうぞよいお年をお迎えください。
投稿者:hirakata
カルストさま、こんにちは。

年の瀬が押し詰まっても今日まで診療で、年賀状も書いてないし、年明け早々の用事の手配も済んでいないし、その後に締め切りが来る大きめの仕事もなかなか進まないし、で、ブログの更新が滞っています。読んで考えてはあるので、年末年始に2本分書くつもりでいます。

あと2日で新しい年になります。2016年はかなりいろいろなことが世界中であった年でしたが、崩れてしまわずに終わることができそうです。来年がもっと落ち着いた、おだやかに笑顔で暮らせる年になるように願います。

どうぞよいお年をお迎えください。
投稿者:カルスト
平方先生、こんにちは。

どこに書き込むか迷いましたが、このブログにお邪魔するきっかけになった、この作品についての記事に書き込むことにしました。

今年の5月からこのブログにお邪魔するようになりましたが、早いものでもう年の瀬です。
素人の書き込みにおつきあいくださり、ありがとうございました。

来年も、時々お邪魔するつもりですのでよろしくお願いします。
それでは、よいお年をお迎えください。
投稿者:hirakata
きさらぎさま、こんばんは。

このマンガの表現方法は、グラフを手書き風にすることが多いですけれど、手書きのグラフって医学の世界では全く説得力に欠けると感じてしまうんですが、どういう狙いなんでしょう。フキダシの位置も、「年」を隠して突っ込まれそうなところをぼかしているんじゃないかとか、裏読みをされやすい表現方法を用いているのが、「医学マンガ」としては説得力を逆に弱めているように感じます。

私も、前立腺がんの死亡者数は、明らかに減る傾向にあると読みました。でも真道医師が見ると「横ばい」なんですね。このグラフを「横ばい」と読んでしまう人たちが作っているマンガなんだなと思って読むのが、正しいんでしょうか。それと、近藤誠氏はこのような「早期発見が増えて診断数が増えたというが、それで治療するなら死亡数は減らなきゃおかしい」という論法をグラフを用いてよく展開するんですが、診断数が増えたのは発症者数が増えた要素を見逃してないかとか、死亡者数が減ってくるのは十年以上経ってからだろうとか、さまざまな要素によって補正しなきゃ比較できないデータを生のまま比較して持論の根拠としているのは、これも科学的でないと思います。

日本人は活字には説得力を感じてしまう人たちだと思います。なので、近藤誠氏の主張は主に活字媒体で展開されてきたのだと思っています。それを今回は敢えてマンガで挑戦しているのだから、マンガというメディアの特性を活かして「おっ、これは読んでおくべきマンガだ」と思わせるような工夫をいろいろしたらいいと思うのに、なんだか活かせていないように思ってしまいます。一般の方向けには説得力があるのでしょうか。あまりそうは感じられませんが。
投稿者:きさらぎ
平方先生、おはようございます。

本づくりをしている立場からこの作品の内容構成をみると、グラフの表示がずいぶん雑だと感じています。

手書きのグラフとグラフ作成ソフト(?)で作成したグラフが混在していたり、数値の目盛りだけが手書きだったりしています。グラフ作成に時間がかかると思いますが、書式は統一した方がよいと感じます。

180ページのグラフは重なっていたり、発言の「吹き出し」が掲載されているので、「年」の目盛りがみえません。これは、読者にとって不親切です。

また、この左側のグラフをみると、前立腺がんの死亡率は減っているとみえるのに、181ページの真道医師は「横ばいになっている」と主張しているのは、無理があるのではないかと思います。

これだと、内容の根拠を補強するためにグラフを掲載しているのではなく、グラフを掲載することでデータを示しているというだけではないかと感じます。

この作品は、物語のなかに図版を多用しているので、「教養まんが」の体裁をとっていると思います。この方針で進めるのなら、もっとていねいな表現方法をするべきだと思います。
投稿者:hirakata
カルストさま、こんにちは。

マスメディアの記事の書き方には、科学的な目とは明らかに違う、「狙いを持ったバイアス」がかかっていることが多いと感じます。頭の中でストーリーを作ることは簡単ですが、それが「実際に起きたことである」のを証明するのは大変です。

マスメディアは頭の中でストーリーを作ることはしますが、実際に起きたことであるのを証明しない上に、実際はそうではないだろうという意見を「報道しない」という手も使って、頭の中の世界を正当化しようとしているように見えます。それでは誰も幸せにならないし、実像の解明にも近づかないだろうと思います。

リロイの奇病の話、私は知りませんでしたが、どうなっているんでしょうね。あれこれネット上を見てみたところでは、いくつかの説は見つけましたが、結論は見つかりませんでした。中には「テクノロジーを用いて脳を操る機械の仕業」というのもあり、想像力の豊かさに驚きました。

科学も、実験や研究をする人が「こうであるに違いない」と思うと、それ以外の結果は軽んじたり無視したりすることも起きがちですが、そうならないようにする手順もさまざま定められていて、その洗礼を受けたものが「信頼性の高い科学論文」として認められます。マスメディアにそこまでは求めませんが、科学的なものの見方をもう少し持っていてほしいとは思います。
投稿者:カルスト
平方先生、こんばんは。

子宮頸がんワクチンの問題ですが、私は最初、ワクチン懐疑派(というか否定派?)に近い考えでした。が、色々な報道やあちらこちらのブログなどに接するうちに、ワクチン否定派寄りの意見に偏った(ように見える)報道姿勢には問題があると思うようになりました。BuzzFeeDの記事でも指摘されているように、思春期特有の症状という可能性は否定できないと思います。少なくとも、今の報道の中心をなしているように見える、心身の反応である可能性を頭から否定する姿勢は理性的ではないんじゃないでしょうか。
そういえば、何年か前にアメリカのリロイという町で女子高生に発生した奇病の話を連想しました。あちらも、薬物汚染の影響などが言われましたが、結局ハッキリした結論は出なかったという話だったように思います。もっとも、日本で報道されていないだけで、アメリカではすでに原因は究明されているのかもしれませんが。
投稿者:hirakata
カルストさま、おはようございます。

近藤誠氏の論法に慣れてしまったせいか、「日本では何でも治療に持ち込むけれど、諸外国では放置が常識」という認識なら、両極端の表現としてこの会話もありかなと思ってしまったんですが、たしかに真道医師と篠原さんの会話、噛み合ってないですね。

前立腺がんのリスクを災害にたとえるというのは、わかりやすいです。がんで命にかかわる状況になった人の中には、「きちんと検診を受けておけば」「疑いがあると言われた時点で即座に行動していれば」と考える人が、かなりいます。どんなに気をつけていても見つからない病気はありますが、「自分はならない」「なっても何もしないのが最善」という意見は、「災害なんて来ない」と同じです。近藤誠氏は「そんなことは言っていない」と言われる気がしますが、世の中にはそういう論だと受け止められています。

子宮頸がんワクチンのBuzzFeeDの記事、読んでみました。この問題については、BuzzFeeDの記事は中立的で、「誰も幸せにならない」ことを問題にしている点で、良心的だと感じます。子宮頸がんワクチンの接種後に症状が出ている人がいることは事実でしょう。しかしそれが、ワクチン固有の問題かというと疑問です。他の予防接種でも、同様の症状の発症の誘因となることはしばしばあって、子宮頸がんワクチンは一斉に始められたことや他より痛いらしいことなどで、ワクチンに懐疑的な人たちが反対を唱え、新聞報道で「問題だ」一色になったというのが今の構図だと思っています。その後の検討会などの報道でも、マスメディアの姿勢は「被害者に加勢する」偏りを感じます。対立の構図を煽ることは、ますます誰も幸せにしないと思うんです。

信州大学の「マウスの脳にHPVワクチンで変化が生じた」報告は、枝葉の部分だと思います。信州大学が「不正は認められなかった」としたのは、これはただの私の感想ですが、不正とは言わないけれどちゃんとしてはいなかったなという表現のように思いました。

子宮頸がんについても、これまでのような話の展開になるのでしょうか。できたら「世の中の幸せを増やす」ような話にしてほしいです。過剰な期待はしませんが。
投稿者:カルスト
平方先生、おはようございます。

今回の話を読んで、真道医師と篠原氏の会話で気になる所がありました。アメリカとカナダでは前立腺がん検診を受けないことを推奨しているという真道医師の話に対して、篠原氏が「日本では全摘手術が当たり前だというのに」と言う部分です。検診を受けるかどうかと、どういう治療(手術)をするかは別の話では?日本では全摘手術をするほど危険ながんなのに、アメリカやカナダでは検診そのものを推奨しない事に対する驚きなのかもしれませんが、私はなんかちぐはぐな会話だと思いました。

前立腺がんが命に関わることが少ないということをことさら強調するのは、確かに問題があると思います。このあたりのニュアンスは、自然災害のリスクへの備えに似ている気がします。例えば、過去に大きな地震があまり発生していない地域だとしても、いつか大地震に見舞われる可能性はあるわけです。例えリスクが低くてもなにがしかの備えはしておくべきだと思いますが、前立腺がんについても甘く見ずにきちんと経過観察することが必要だと書くべきだったのではないでしょうか。

次回は子宮頸がんですか。ワクチンの話にも触れるんでしょうか。そういえば、つい先日、子宮頸がんワクチンの副作用問題について、警鐘を鳴らす記事がBuzzFeeDに載っていました。「子宮頸がんワクチン副作用「問題」はなぜ起きた?」という題の記事ですが、このままでは誰も救われない(子宮頸がん患者、予防接種を控えた人、副作用を訴える人たち)という主張には考えさせられました。
確かに、この副作用問題は感情的な主張があまりに強くなりすぎた気がします。
こんなややこしいところに、手を出すつもりなんでしょうか?ただでさえ枝葉が多すぎて(医師会長選挙、隠し子問題、大柴医師の存在等)、肝心のがん治療に関する話が薄い気がするんですが。でも近藤医師は、インフルエンザワクチンにも否定的でしたし、ちょっと調べたら子宮頸がんワクチンも批判しているので、多分ややこしいところに手を出すつもりなんでしょうね。
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