がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
通りすがりさま、こんばんは。

ずいぶん昔の記事ですが、コメントありがとうございます。治癒の定義が厳格化されたのは、2002年から2006年の間なんですね。それなら、同じ基準でない数字を比較して結論を出した毎日新聞は間違っていますね。

DPCに関しては、質の低下が起こっているかいないかが、中医協のDPC評価分科会でも議題に上がっているようですね。ロハスメディカルに書かれています。
http://lohasmedical.jp/news/2009/05/20031627.php

DPCによって医療の質が低下しなければ、それは大変に素晴らしいことです。ただ、DPCなどの定額制によって、私のまわりの医療現場に明らかな変化が起きたことを感じています。それは、これまで「どの医療を選択するのが患者さんによって一番いいか」が医療行為の基準だったのに、定額制では「どうすれば安上がりか」という力に少なからず影響されているということです。

「この検査は高いから、退院してから外来で」とか、「この薬使った方が良いことはわかってるんだけど、入院だと赤字になるから別の薬で」とか。コスト意識を持つことは大変重要ですが、外来ならこの医療を選ぶけど入院では選ばないというようなダブルスタンダードを、研修医のうちから身につけさせられてしまう今の医師は、何だか可哀想なようにも思ってしまいます。
投稿者:通りすがり
これは誤認です。
治癒率の低下は、【治癒】の定義の厳格化にあります。今まで【治癒】の定義が曖昧で、病院間でも治癒率に大きな差がありました。
入院時医学管理加算の算定にあたって、この【治癒率】が用いられることになったため、従来に比べて治癒の定義が重要になったためです。この件は、2008年度の疑義解釈でも出ていて、入院患者についての治癒は、退院後に自院他院の外来にかかる必要ない患者と定められました。退院後のフォローアップは治癒に含まれないという点が明確になったために、見た目には治癒率が低下したためだと思います。

DPCに様々な論議があるのも事実ですが、医療の質の低下が起きているとは必ずしもいえません。在院日数の低減が起きているのも確かですが、日本の病院の平均在院日数は短くなる傾向はDPC導入前から続いています。

ご参考になればよろしいのですが。
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