
インフルエンザの流行が、全国的に拡大している。外来診療でもかなり増えた印象。
「インフルエンザ流行レベルマップ」のページから。
2016年第3週の定点当たり報告数は10.56(患者報告数52,226人)となり、前週の定点当たり報告数4.11よりも増加した。都道府県別では新潟県(29.28)、沖縄県(18.22)、青森県(16.45)、千葉県(14.13)、福岡県(13.68)、神奈川県(13.06)、岩手県(12.75)、埼玉県(12.70)、長野県(12.67)、秋田県(12.22)、岐阜県(12.21)、山口県(12.04)、愛知県(11.92)、北海道(11.91)、茨城県(11.90)、東京都(11.17)、山梨県(10.73)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
(転載ここまで)
この冬の流行は、北海道、沖縄、新潟あたりが先行していたが、暖冬から一転本格的な寒さになるのと時期を同じくして、一気に流行が広がっている。「インフルエンザ流行レベルマップ」は集計するのがやや遅めなので、現在はもっと広がっているかもしれない。
私も2週間ほど前にA型インフルエンザにかかり、4日ほど仕事を休んだ。熱は1日ちょっとで下がったが、だるさと軽い咳はやや長引き、2kg近く体重が減った。軽くてもインフルエンザ、あなどれないと思った。体力に余裕がない人や、たまたま重くなってしまった人の体には、相当な負担になる。
地域によってはB型インフルエンザも流行し始めている。流行期というのは、寒さと乾燥でウイルスが死滅しにくいのに加えて、かかった人の体内でウイルスが増殖して、社会全体のウイルス量が多くなっている時期。人混みに行けばウイルスと接触する確率は、格段に増える。どうしてもの場合以外は、外出も控えめにするのが、かからないためには効果的だと考える。
寒さも雪ももう少し続くようです。お気をつけてお過ごしください。
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