
この冬のインフルエンザが流行期に入ったと、国立感染症研究所から発表された。流行入りが越年するというのは、9年ぶりの遅さ。
←クリックすると<最新の>厚生労働省の流行状況ページに飛びます。
昨シーズンも書いたとおり、厚生労働省の調査は観測地点(医療機関)数が約5,000と多く信頼性は高いが、集計してから発表するのでタイムラグがあります。
一方、これも昨シーズン書いた
MLインフルエンザ流行前線情報データベースは、有志の医師による報告を集計したもので、有志医師がどこにどれくらいいるのかがわからず、流行の規模を見るのではなく「どこで流行り始めているか」を早くつかむのに使えそうな気がします。
製薬会社が提供している情報もありますが、独自のデータ収集をしているところは多くなく、昨シーズンはあったのにこの冬はやめてしまったとか、新しく出てきたとか、あるようですけど紹介しません。来年にはないかもしれないし。
インフルエンザは、体力に余裕のない人が感染すると、命にかかわることがあります。また、インフルエンザ脳症は非常にまれな病態ですが、これも命にかかわります。軽く考えずに、流行期には人混みをなるべく避けるなど、感染予防を心掛けて下さい。
↓このメアド欄はセキュリティが低そうなので、書かない方が無難です↓