1月15日(金)午前2時頃、東京から長野のスキー場に向かっていたバスが国道18号で道路外に転落し、11人が心肺停止状態と報道されている。
ニュースは次のとおり。
バス転落 2人死亡、11人心肺停止か
2016年1月15日(金)7時15分配信【日本テレビ系】
長野県軽井沢町でスキーのツアーバスががけ下に転落した。2人が死亡、11人が心肺停止とみられている。
15日午前2時頃、長野県軽井沢町にある国道18号碓氷バイパスの入山峠付近で群馬方面から長野方面に進んでいたスキーバスが対向車線をはみ出してがけ下に転落した。警察や消防によると2人が死亡、11人が心肺停止。またケガ人は長野県や群馬県の病院に運ばれたという。
バスには約40人が乗っていて、東京のツアー会社が運行していたとみられている。
(ニュースここまで)
現場のニュース映像を見ると、進行方向は1車線で対向車線は2車線(一つは登坂車線)、つまりバスは坂を下っていたことになる。ゆるい左カーブを曲がらずに対向2車線を越えてガードレールに当たり、倒れるようにガードレールを突き破って転落したのではないかと思う。
転落したといっても、崖というほどの高さではなさそうに見えた。バスは“くの字”に歪んでいる。に高さだけではなく、スピードもある程度出ていて事故を起こしたのではないかと推測する。
ニュースによれば、路面は凍結していなかったという。積雪もない。曲がれなかったのではなく、居眠りや急病で意識を失うなど、きちんと運転されていなかったために起こった事故ではないかと推測する。事故原因や再発防止策はこれからだが、怪我をしている方ができるだけ助かってほしい。
深夜のバスでスキーツアーとなると、比較的安いツアーかと思う。乗客名などはまだ報道されていないが、もしかしたら日本国外から楽しみにして来られた方もいるのではないかと、ちらっと考えた。
普通車や軽自動車まで、最近は衝突防止や誤発信防止、車線逸脱警報装置などの装備が進化してきている。最近たびたび発火しているバスは20年ぐらい経っているものらしく、バスはそう頻繁に更新できるものではないかもしれないが、運転手に何か起きても多くの人の命が危険にさらされないような安全装置は、バスにも早く普及してほしい。
亡くなられた方のご冥福をお祈りし、ご家族の方の人生が絶望に陥らないような対応を願います。
<1月16日追記>
亡くなられた方は14名になったと報道されている。ご家族や関係する方の心は、想像できないぐらいにずたずたになっているのではないかと心配する。
乗客のほとんどが大学生などの10代から20代で、格安スキー・スノボツアーとして企画されたものだったようだ。私も学生の時や社会人になってすぐの頃は、格安バスツアーでスキーに行った。事故など想像もしなかった。
現場の様子が報道されているが、何度か右や左にぶつかって、左カーブを曲がらず、あるいは曲がれずにガードレールを倒して道路外に出たのではないかといわれている。現場のタイヤ痕を見ると、1本だけのタイヤ痕が左に曲がっているのがわかる。テレビでは「意識がなかったと思う」という専門家もいたが、ハンドルを切らなければあのタイヤ痕にはならないはずなので、意識が全くなかったとは考えにくい。
他にも「高速で碓氷峠を越えるはずが、報告なしに一般道を通っていた」なども原因の一つとして挙げられていたが、原因になった可能性があることは、一つ一つ対策を進めて、このような事故が起こらないような車社会にしてほしい。残念すぎる。
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