がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
玉木光子さま、こんにちは。

他にもここに書ききれなかった苦労は数知れず。ドンとかトンという音質だと0.1秒ぐらい遅れて響く感じなんですが、バンという音を出すとそれは直接音として客席に届くんです。なので、インパクトはあるんだけどバンと鳴らない(音が割れない)音を叩きたいんですが、指先の微妙な力加減でバンと鳴っちゃったりするんですよねえ。

ベートーベン交響曲第7番の4楽章は、ずっと隙間なく叩き続けるところが結構ありますが、この中で「バン」という要素を入れたい音はところどころにあって、音の割れ加減もほぼ狙い通りに行ったかなと思いますが、タイミングがどう聞こえたのかは想像しきれません。

それと、第3楽章の最後の音から第4楽章の冒頭の小説の2拍目を叩くまでの2秒半ぐらいの間に、右の太鼓を正確に半音下げるというのも、プロでも厳密に言えば失敗しているのが多いので、完璧を目指しました。

いわきでは「ふるさと」の最後から2小節目のF♯から最後の小節のFへ、0秒で音を変えたり(これは事前の準備もかなり必要な高度な技)、BELIEVEの最後から2小節目は小さい太鼓の限界に近いB♭だけど4度で下がる和音だからきれいに響かせるために苦労してみたり。

どんなに条件が厳しくても、物理的にどうしても無理な場合以外は「できません」と言わずに、与えられた条件の中で最良の結果を目指す。しかも自分の最良ではなくて、聞いてくれる人の最良を。

それを続けてきたことで、演奏者としての実力が太く逞しく、かつ繊細になってきたような気が、しないでもないです。今回もたくさんの厳しい条件がありましたが、二回りぐらい成長できたかなと今は思っています。忘れないようにしなくちゃ。
投稿者:玉木光子
ティンパニにそんな御苦労があったとは。3会場で違う楽器だったのですね。遅いと言われていたり、早く出たりしていた謎がとけました。奥深い世界ですね。しかも客席の聴こえ方もさまざまだったのですね。とても興味深く読ませていただき、ありがとうございました。
投稿者:hirakata
山本直樹さま、こんにちは。

聞いていただき、ありがとうございました。実際にホールに行ってみて、F列ってちょっとステージに近すぎたかなと思ったんですが、タイミングは合っていたようで良かったです。叩くタイミングを前倒しして叩いたんですが、あまり前に出しすぎるとみんなが釣られて走ってしまうので(その傾向は多分に見られたので)、前に出す幅を少し縮めました。なので、1階席の後ろの方ではティンパニが遅れて聞こえたかも。どうやってもティンパニがジャストタイミングでバンと鳴るように聞かせるのは無理なホールだと思うので、まあホールに合わせてベストなパフォーマンスを目指したつもりです。ラジオNIKKEIで(昔のラジオたんぱだと思います)、このコンサートの模様が全部放送されると聞いたような気がしますが、ちょっと詳細はわかりません。CDとかDVDになるかどうかは、マイクで拾った音がどうなっているかにもよるかもしれません。私が「客席で気持ちいい音」を目指したので、マイクの位置ではタイミングも音量も狙いと違う音が聞こえるはず。それで「このティンパニへたくそだな」とか思われたら悔しい。確かにあちこちへたくそでしたけど、そのうちの多くは客席では残響に紛れてわからないはず(と祈る)。何らかのリリース情報が出たら、またここでもおしらせします。
投稿者:hirakata
石井憲治さま、こんにちは。

先生もお疲れさまでした。いわきも池袋も、ティンパニにとっては厳しい環境でした。今回出た楽器では、弦は客席に近いところにいるし、ホルン以外の管楽器は前に音を出すことができるし。でもティンパニは上にしか音が飛ばせないので、天井が高くてぎざぎざというのは、どんなに鋭いアタックで音を出しても、その鋭さが反射するうちに分散してしまって、ボワンとした立ち上がりにしか聞こえない。多分どんなに硬いバチを使ってもそこは解消できないでしょう。なので、どんなに上手に叩いても望む音は客席に届かないので、届けられる最良の音が届くように、チューニングとか響きとかにもかなり力を注ぎました。結果につながっていればいいんですけど。またどこかでご一緒しましょう。
投稿者:山本直樹
平方先生、ありがとうございました。SSのF列ではちょうど良いタイミングでした。弦の厚みが特に良かったように思います。アンコールの花は咲くでは多くの人が泣いていました。私も涙腺が決壊しました。またCDかDVD制作されたら、ぜひ私は購入したいです。よろしくご高配ください。マーラー、シューベルト、ブラームスなどの交響曲に向いている楽団の様に私は感じました。
投稿者:石井賢治
平方先生、お疲れ様でした。先生の様々な苦労が伝わる文章、読ませていただきました。この度はご参加いただき、ありがとうございました。またご一緒に演奏できる日を楽しみにしております。
投稿者:hirakata
Vnおやぢさま、聞いて下さってありがとうございました。

客席に近い位置で弾く人を「見たい人」だけには、良い席でしたね。それ以外の目的の人に(つまり普通の聴衆に)は、良い席ではないですよね。

昨日に入ってからチューニングを絞り込みながら、どのバチでどのタイミングでどれぐらいの力でどんな音量で叩くのが「総合的に考えて」一番いいかを考え続けるのは、骨が折れました。だいぶ細かいところで事故ってしまいました。

「響画」は、私の座っていた位置は各楽器のバランスから考えて、かなり良い席だった気がします。

ブラームスの本番の向山さん、気迫を感じました。さすがです。チェロとヴァイオリンの受け渡し、リハーサルの方がさらに緊密だったかなと思います。まるで一つの楽器が鳴っているようなつながり。

ベートーベンは演奏している私たちも、かなり辛かったです。1階のうしろの方とか、音が集まってくる3階席の隅とかの方が、バランスは良かったんじゃないかと思いますが、これも想像。

アンコールはもう、やばかったです。叩くの大変でしたけど、これが最後の曲と思って、可能な限り盛り上げに徹しました。

懇親会ではたくさんの人と話をして、写真を撮って、いろんな人に祝福と感謝をして、いい時間でした。もっと英会話練習しておけば良かった。

全体に、このようなホールでの演奏の仕方(どうやっても難しいのかもしれませんが)を共通の認識とする必要があったんじゃないかと思います。

舟こいでた人がいたのは、他にも驚いている人がいました。そういう人が起きていたら、各楽章の間で拍手しちゃったりするだろうから、良かったかもしれません。チケットを入手して被災地への募金をした時点で、目的は達成したのでしょう。で、席を空けちゃ申し訳ないから来たと。違うか。

とにかく疲れました。ちょっと「心地良い疲れ」ではないですが、でも得るものの多かった、しかも多方面にいろんなものを得た5日間でした。

またご一緒したいですね。その時まで、お互い腕を磨いておきましょう。
投稿者:Vnおやぢ
ひらかた先生。
大変お疲れ様でした。
すばらしい感動を与えていただき感謝します。
私の席はなんと前から2列目というかつて無い悪条件の?(笑)せきでした。
おかげさまで(笑)先生の言われるように管楽器の音はまっすぐ上に抜けて聞こえない。弦楽器の生の摩擦音が聞こえるくらいの距離でした。
ここを拝見していたので、バランスなんかを考えながら聞いていましたが、先生がかなり苦労して叩いているのがすごくよくわかりました。
お疲れさまでした。

「響画」と言う曲、もっとバランスのとれた音で聞ける席であれば良かったなと、残念な感じでした。
ブラームスは、壮じゃなくてもチェロが埋もれてしまう曲なのに、このときだけは2列目と言うことで、秀逸だったチェロの演奏と、うまく絡みつくVnに感激しました。向山さんのすごく男前な演奏に感動です。いやぁ、良かったです。

ベートーベン。これはもう大変でしたねの一言。1楽章から思わず某不利になったように、ちょっと焦ってしまいました(笑)。2列目からでは、フォルテでの残響と上から落ちてくる音、弦の直接聞こえる音で、かなりごちゃごちゃでちょっとつらかったです。
でも、周囲の人たちで船こいでる人がたくさんいて、これまたびっくりです。。。

アンコール。感動ですね。最近涙腺が弱くなってて、こらえるのに必死でしたよ。

懇親会も楽しかったことでしょう。

世界各地からのドクターがオーケストラというハブで一同に会し、音楽を奏でるイベントに参加できたことに感謝すると共に、直接参加された先生方が非常にうらやましく思うことも事実です。これを契機に又がんばることも考えたいと思います。

会場では小林さんにもお会いできました。建部さんとも声を交わすことが出来ました。やっぱり、懐かしいなと言う感じです。

おかげさまでまた演奏することに火がつきそうです。いつか又ご一緒できれば良いなと、心から思いました。お疲れさまでした。
そして心から感謝します。ありがとうございました。
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