立秋を過ぎたので「残暑お見舞い」の季節ですが、甲府や高知では40度を超えるなど、猛烈な暑さがぶり返してきています。
記事は次のとおり。
高知、甲府で40.7度=今夏最高、6年ぶり40度超―熱中症に注意・気象庁
2013年8月10日(土)15時9分配信【時事通信】
日本列島は10日、太平洋高気圧の影響で東北南部から沖縄にかけて晴れた所が多く、今夏一番の厳しい暑さとなった。気象庁によると、高知県四万十市では午後1時6分、甲府市では同2時31分に40.7度を観測し、今夏最高を更新した。
山梨県甲州市では40.5度、群馬県館林市では40.1度を観測。全国で気温が40度を超えたのは、2007年8月17日に岐阜県多治見市で40.8度を観測して以来、約6年ぶり。同16日には多治見市と埼玉県熊谷市で観測史上最高の40.9度を記録している。
観測地点別の順位は、1933年7月25日に40.8度を観測した山形市が3位で、四万十市と甲府市は4位となる。
気象庁は西・東日本では20日ごろまで気温の高い状態が続くとして、熱中症対策や健康管理に注意を呼び掛けている。晴れが続いた場合、史上最高気温が更新される可能性が高い。
10日に35度以上の猛暑日となった所は、全国927観測地点の3割を占める295地点で今夏最多。30度以上の真夏日は693地点となった。
主要都市の最高気温は仙台35.6度、東京37.4度、名古屋37.6度、新潟31.9度、大阪36.8度、広島35.5度、高松38.2度、福岡36.6度。
(記事ここまで)
往診(訪問診察)に行くと、高齢の方が「私はクーラー嫌いだから」とか、「クーラーなしでここまで生きてきたんだから大丈夫」と、部屋にクーラーがあっても点けてない人がいたりします。でも今年の夏は、その考え方は危険です。
危険な理由は主に2つ。一つは、今年の暑さはこれまでと違って「異常」だということです。これまでの夏と、今年の夏を同じと考えてはいけません。もう一つは、若かった頃よりは歳を取っているはずだということです。年齢が大きくなると、環境の変化に対応する能力は、少なくなります。
たしかに冷気を浴びると調子を崩すことはありますが、35度以上のほとんど風が通らない部屋にいるのは、それ以上に身体に良くありません。平屋だったり、アパートやマンションの最上階だったりすると、外気温が30度程度でも部屋の上半分は40度を超えることもあるそうです。クーラーのタイマーを掛けて寝ると、タイマーが切れた後に熱中症の危険があるとテレビで警告していました。
冷気が当たるのが嫌な人は、冷気が当たらないように風向きを工夫して、部屋の温度が30度を超えないようにしましょう。つまり、設定温度は30度でもいいのです。私も昔と比べて歳を取ってきたせいか、28度設定でも「涼しい」と感じて、昨夜は29度設定+タオルケットで寝て、丁度いい眠りを得られました。
「夏は汗をかくものだ」と、普通の布団を掛けて寝ている人もいます。薄い掛け布団やタオルケットだけだと、窓を開けて寝ていたら夜の気温が下がった時には身体が冷えてしまうかもしれません。最低気温がどれくらいまで下がるか知りたい方は、面倒でも気象庁の
このページ(最低気温のボタンをクリックすると、最低気温の予想が出ます。地域クリックで、詳しい地図が出ます)で大体の予想が出ていますので、窓を開けるか閉めるか、扇風機やクーラーのタイマーをどれくらいで設定するか、工夫してみて下さい。

明日(8月11日)の最高気温予想は、こんな感じになっています。紫色は「猛暑日」です。私も明日は東京に行く予定なので、30〜34度の地域から35度以上の地域へ行くということですね。車なので何とかなるとは思いますが、すでに夏の暑さにバテ気味と感じているので、気をつけたいと思います。
皆様も、ご自愛下さい。
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