
長野市から見た日食(2012年5月21日午前7時36分)。長野市では、金環日食(月のまわりに見える太陽の光が輪でつながる)にはなりませんでしたが、ほぼ金環日食。
自宅のある茅野市は金環日食が見える地域に入るんですが、そこで見ていたら仕事に遅刻してしまうので、長野に出てきて観測しました。茅野も日差しがあったので、日曜日なら良かったんだけどなー。
長野市では、最大の食になるのが7時35分08秒。その15分ぐらい前に、宿舎に到着。

315円(税込み)で買った日食観察グラスをビデオカメラの前に張り付けて、カメラを静止画モードにして、焦点距離を無限遠に固定して撮影しました。でも安いフィルターのせいか、色々と回り込んでくる光の影響か、どうもぼやっとした太陽になってしまう。

そこで、余計な光をできるだけカットするために、靴下でさらに可能な限り遮光。2枚の靴下の間のわずかなすき間から撮影しました。凝った人が撮るような写真は撮れませんが、手近にあるものと300円のフィルターでこれだけ撮れれば、満足です。

7時22分から48分までの写真をつないで、動画にしてみました(約30倍速)。
2週間前の5月6日には、通常より14%大きく見える満月「スーパームーン」でした。これは、月がかなり地球に近かったということ。日食は、月が地球から遠いと金環日食になって、近いと太陽が全部隠れて皆既日食になります。今回はスーパームーンの半月後でかなり遠かったので、金環日食になる範囲が広くなり、日本人の3分の2が天気が良ければ金環日食を見られるという好条件になりました。
皆さんのところでは、見えましたか?
<追加:グレードアップ動画>

コントラストを上げたら、結構ちゃんと写っていたので、作り直してみました(60倍速)。
↓このメアド欄はセキュリティが低そうなので、書かない方が無難です↓