がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
うどんさま、こんにちは。

そうですか。それは大変すみませんでした。ただ、私が諏訪中央病院で働き続けていたら、今頃は体か心かが壊れていたか、命もなくなっていたかもしれないと思うので、今生きて仕事ができていることに感謝するとともに、「しょうがなかったんだ」と自分には言い聞かせています。まわりの人にも「しょうがなかったんだ」と大きな声で言いたいんですが、言うと病院で嫌な顔をする人がいるかもしれないので、大っぴらにはあまり言いません。でも3日で8時間ぐらいしか眠れず「このままじゃ死ぬかも」と年3回ぐらい恐くなる時期があったのと同時に、思い出すだけではらわたが煮えくり返るようなこともいくつかありました。

「嘘」というのがどういう内容なのかわからないので、ここで意見を述べるのは避けておきます。私は、適切な表現方法が見つからなくてストレートに話せないとか、この人にこの表現をしたら傷つけてしまうかもしれないと思って正直に話せないということはあります。でもそれは「嘘」とは違いますかね…

愛和病院は諏訪中央病院とはだいぶ違うスタイルと規模で緩和ケアをしているので、規模が大きい分間口は広いです。遠くて気が引けてしまいますが、何かの時にはご利用下さい。
投稿者:うどん
先生がいなくなったせいです。だから謝罪は受けます。これからは何かあれば愛和病院にかかります。緩和ケアは 病気だけでなく、人と人の絆や心を第一に考える方でないと出来ないと思います。患者や家族は嘘がわかりますから。
投稿者:hirakata
うどんさま、おはようございます。

この本はかなり良い部分もある本だと思うんですが、「えっ、それは違うのでは」と思う部分もあります。鵜呑みにすると残念な結果を招いてしまう危険性があり、記事を書いてみました。お褒めいただいて嬉しいです。どなたかわかりませんが。

諏訪中央病院に失望してしまったとのことで、残念です。私も諏訪中央病院の中の一部の人には残念な思いを抱いてしまった一人ですが、でもいまだに自分が諏訪中央病院の一部であるという感覚もあり、複雑な心境です。申し訳ありません。
投稿者:うどん
参考になりました。さすがは平方先生です。記事には関係ありませんが、諏訪中央病院には失望しました。人を不幸にして平気な方たちには診て(看て)もらいたくありません。評判もがた落ちです。
投稿者:hirakata
山本直樹さま、こんばんは。

本一冊を読んで「良いところ」「賛成できないところ」を書くというのは初めてやってみました。思ったよりも時間がかからずに終えることができました。

"PICO"の考え方というものが、これだけではちょっと飲み込めませんでしたが、普段からある程度やっていることのような気はします。頭の隅に入れておいて、時間がある時にもうちょっと掘り下げてみます。
投稿者:hirakata
引地 基文さま(このブログでは“さま”で統一することにしています)こんばんは。懐かし〜い。お元気ですか。

実は、週刊誌の対談を見て「これは相当ひねくれた本かな」と思って全部を読んでみたら、予想したよりずいぶんまともなことが書いてあったという感想でした。予想通りだったら、このような結論にはならなかったと思います。

私が働いている病院は48床全部が緩和ケア病棟なので、中村仁一先生のところ(特別養護老人ホーム)よりは、より厳しい状況で入ってこられる方が多いと思います。中村先生が「平和な最後」を多く見ていて、私は「厳しくなりがちな人が、どうすれば平和に過ごしてもらえるか」という勝負をしている感じでしょうか。まだまだ力不足を感じることも多いですが、できる範囲で頑張ります。
投稿者:山本直樹
平方先生のいつもバランスのとれた意見に感心します。私もほとんど先生と同じ意見です。私はこのような問題に対し臨床疫学的な考察が最も有効だと考えています。
御存じのように医学は基本的に帰納的方法論によっています。
臨床疫学とは個々の患者に対して臨床的な予測を行う目的で、臨床的なパラメータを調べる学問です。古典物理学の運動方程式のような確定的な予測ではなく、確率による評価が利用されています。(Wikipedia)
Sackettらは、臨床場面から問題解決のキーとなる用語を取り出すために、"PICO"でみるとよいと勧めています。 "PICO"とは・・・
P−Patient (or population) or Problem---誰のために?何のために?
自分の患者に似た患者群について書いてみる。
患者の最も重要な特性は?患者が抱える問題、疾患、または併存疾患など。
性別、年齢、あるいは人種など、診断・治療方針と関わる事項。
I−Intervention or exposure---何をすると?
自分がしようとしていること、あるいは患者に起こったことを表現してみる。
関心のある介入、検査または曝露が何かを明らかにする。
C−Comparison intervention---何と比べ?
代わりになる介入を考える。
問題によっては特定の対照となる介入、検査または曝露があるとは限らない。
O−specific clinical Outcome(s)---どのようになるのか?
達成したいこと、測定したいこと、改善したいこと、回避したいことなど。


http://plaza.umin.ac.jp/~literis/ebm/buildingquestion.html
投稿者:引地 基文
震災支援の折に大槌高校で御一緒した、青森のひきち内科クリニック・引地です。ふらっと立ち寄って見させていただきました。
先生の「いいと思ったところ、これはと思ったところ」に、ほぼ完ぺきに100%同意します。違ったのは、先生が最後に全体にはよい本であるとおっしゃっているところです。私も先生と同じ個所を同じように指摘すると思いますが、結論は「自分の経験と自分のもつ知識の中だけて全てを結論付けようとする、よくある思い上がり。自分の知らない世界があること、人間は試行錯誤しながらも進歩を続けていることを謙虚にたゆまぬ努力で学び続けなければこんな本を書いてしまうことになる。」です。
しかし先生の結論をみて感動しました。そんな断定をすれば、私もまた著者と同じ過ちをおかしているということ。
この本の著者を評価すべきところは評価して、あくまでその中からも学ぼうとしている先生の姿勢に拍手です。先生がどのような医療をなさっているか知らない私ですが、患者とスタッフの皆様は幸せだと思います。

http://air.ap.teacup.com/applet/awatenai/1636/comment#comment
投稿者:hirakata
skyteamさま、おはようございます。

全体を通して読むと、一部を除いて良い本だと思うんです。ただ、週刊誌などで取り上げられているのは、どちらかというと異端の意見や、今のがん医療をよく知らずに言っている意見が多く、「これが中村仁一先生の意見だ」と受け取られてしまうのは、中村先生本人としても不本意ではないかと勝手に心配しています。週刊誌の性格上、仕方がないのかもしれませんが。

中村先生が「異端」扱いされてブームが去ってしまうと、せっかく中村先生がいいことを言っている部分も消え去ってしまうんじゃないか、それは勿体ないんじゃないかと思います。
投稿者:skyteam
 この本をそのまま丸呑みして「これがすべて」みたいな報道になっているのが気がかりでした。
 ただ、アンチテーゼとしては大切かも。バランスをよく患者さんに正しい情報を提供するのも医師の役目ですね。お疲れ様です。
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