12月24日のコンサートで太鼓を何個か運ぶ必要ができたので、愛車の日産セレナ(C25)のセカンドシートを外してみました。思ったよりも簡単でした。同じことをしたい人もいるかなと思って、その記録。

まずはじめに、カバーを外します。カバーを外す時に必要なのは、矢印のところのプラスチックファスナーをゆるめるだけ。

ファスナーの真ん中を、芯の出てない3色ボールペンなど細いもので押すと、パチンと音がして緩みます。

ファスナーをゆるめれば、後ろのカバーは後ろに、前のカバーは前に、引っ張るだけで外れます。ファスナーはなくさないように、1か所にまとめておきます。

次に、矢印のボルトを外します。床のレールに付いている台座とシート本体とは、それぞれ4本のボルトで留められているだけです。シートの重さ+座る人の体重を受け止めるので、かなりしっかり締めつけてあります。

17mmのレンチでゆるめていきます。タイヤ交換の時と同じぐらい力が要りますが、逆ネジではありません。気合いを入れたり体重をかけたりして回してみると、そのうち外れます。

ボルトが4本とも外れると、台座にシートが乗っているだけの状態になるので、持ち上げるだけでシートが取り外せます。

手こずったのが、右側シートの左前側のボルト。右側のシート下が物入れになっていて、左シートのようなシンプルな構造にできなかったのか、シートをスライドさせるための機構が邪魔をして、目的のネジのところにレンチが入りません。

薄い17mmレンチもなかったので、邪魔になっている板を外すことにしました。この板が付いている棒は、左右のスライド機構を結ぶ役割をしているもので、ネジをゆるめても板は簡単には外れませんでしたが、丁寧かつ強引に外しました。

左右のシートを外してセンターマルチシートを運転席と助手席の間に収めれば、出来上がり。レールに付いている台座を外すのは相当大変そうだったので、これはそのままにしました。

後ろから見ると、かなり広大な荷物スペースを得ることができました。サードシートはいつもの通りはね上げるだけにしましたが、これを外すともっと積めそう。でもセカンドシートよりかなり面倒そうなので、今回はやめておきました。

今回の荷物の「32インチのティンパニ」を積んだところ。もう一つは23インチのティンパニ。さらにもう1個積めるんじゃないかと思うぐらい、余裕。

運搬中に太鼓が動くと、大事な借り物が歪んだりしてしまうので大変。なので、ホームセンターで1本300円ぐらいで売っている弾力性のあるロープで固定します。残しておいた台座はボルトが通る穴があいていて、固定するのに使えます。しかも好きな位置に移動してしっかり固定できる。(台座が歪んでしまうような使い方は、もちろんできません。なので、この方法が使えるのは、ある程度の重さのものまで)
シート外しは初めてでしたが、途中いくつか手こずったものの、約1時間で荷物車に変身させることができました。今回で慣れたので、次回は30分ぐらいでできそうです。シートはそれなりの重さがあるので、運ぶ時には腰などいためないように注意して下さい。
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シートを戻すのは、外すよりも簡単でした。まずは台座を、作業がしやすいあたりに固定します。そしてシートを乗せて、元通りにボルトで固定していきます。力がかかるところなので、十分な力で締めつける必要があります。4個のボルトのうち3個はスプリングワッシャーのみが噛まされていて、1個だけ平座金とスプリングワッシャーが噛まされていました。その理由は知りませんが、どこに平座金があったかは台座に跡がついているので、見ればわかります。

カバーを留めるプラスチックファスナーは、抜いた時のままの形では挿せません。真ん中の部分を引き抜いて、このような形にしてから挿します。

これが挿したところ。で、真ん中の部分を押していくと、パチンと音がして固定されます。よくできてる。

約35分の作業で、元通りの8人乗りの車に。これも慣れれば半分ぐらいの時間でできそうです。
セレナはシートが着いているのが本来の状態なので、いつでもシートを外した状態で運転していると、何らかの違反になるのかもしれません。車検は多分通りません。なので、同じことをされる方は、自己責任でお願いします。(一つ前の型のC24セレナのセカンドシートは着脱式だったはずだから、シートを外していても違法ではないのかな? よくわかりません。でもつまらないことで捕まりたくはないので、急いで元に戻しました)
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