がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
山本直樹さま、こんにちは。

村上龍の「危機的状況の中の希望」、村上龍さんはいつもまっすぐだけど、この文章も、整えてはあるけれどどこも狙ったところがないまっすぐな文章で、目から汁が出ました。

今回の「想像を絶する絶望的な出来事」によって、今も苦しんでいる人や「自分の命はこのまま消えるのか」と思っている人もいるのに、直接被災していないところでは私も含めて、それまでの日常にかなり近い生活をしている。なんか申し訳ないような気がします。

まわりを見れば、震災のニュースばかりだなどと言って見ず、すでに自分の楽しみや自分の金儲けが、心の中心になっている人もいる。そういう人は震災前からそうだったんでしょうね。そういう人が大きく減っていれば、村上龍さんのいう「希望の種」は大きく育つでしょう。でも逆に、テレビが繰り返し何度も映像を流したことで、自分は実際に被災していないのに「災害慣れ」した人が増えているのでは、とも思います。そういう人にとっては、こんな近くの大災害も「対岸の火事」にしかならないかもしれません。

現地で被災した人や救援している人は、テレビの画面とは全然違う、圧倒的に巨大な現実に、胸がつぶれる思いで毎日をすごしているそうです。私も現地にいるわけではないので、想像することしかできませんが、想像するだけでも胸が苦しくなります。現場に行ったら、私みたいな弱っちいのは生きていけないかもしれません。でも胸がつぶれる思いを経験しないまでも、それをみんなで共有しようという気持ちが、希望の種をふくらませていくような気がします。

被災地ではだいぶ「どこに何が足りないかを知ること」が行き渡りつつあり、その足りないものをどうやったら間に合うように届けられるかも、だいぶ考えられるようになってきました。被災地にも少しずつ、希望が生まれているという話も聞きます。でも日がたつにつれて、見なければいけない絶望的な現実も増えていきます。これまでの「どうか一人でも多くの人が助かりますように」を、命が助かるだけでなく心が助かる、魂が助かるような継続的な助け合いにしていくことは、絶対に必要だと思います。

というわけで、G7の協調介入は、わたし的にはGood Job!
投稿者:山本直樹
村上龍のニューヨーク・タイムズへの寄稿文
私が10年前に書いた小説には、中学生が国会でスピーチする場面がある。「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と。

今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。

だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。



http://www.snap-tck.com/room06/room06.html
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