がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
山本直樹さま、おはようございます。

これはとってもわかりやすいですね。わかりにくいところを、スライドの枚数を増やして視覚的に捉えられるようにするなど、とても上手だなと思います。

こういう能力を持っている人たちの集団が、日本でもいるはずだろうと思うんですけど、どうして出てこないんでしょう。テレビに出てくるのは東電や政府とつながった御用学者のような人だったり、本当は詳しくない「専門家」だったり。

ご紹介ありがとうございます。皆さん、お読み下さい。

http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html
投稿者:山本直樹
カリフォルニア大学のMonreal氏による講演のスライドを、日本の研究者の方が翻訳されて発表しているのでそれを紹介します。
○福島原発の放射能を理解する(2011年3月18日、バージョン1)
 http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html
製作者:カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB) 物理学科 Ben Monreal教授
翻訳者:野尻美保子(高エネルギー加速器研究機構/東京大学IPMU)、久世正弘(東京工業大学理工学研究科)、前野昌弘(琉球大学理学部)、衛藤稔・石井貴昭・橋本幸士(理化学研究所仁科加速器研究センター)、並びに素粒子原子核分野の研究者/院生の皆さん(敬称略)
この資料の中に、
・1Sv(シーベルト)=1000mSv(ミリシーベルト)の放射線を被爆することは、運転中に携帯メールを打つ危険と同じ程度のリスク
という、面白い表現があります。こういった表現は、素人にもわかりやすいのではないかと思います。またこの資料の中にも「故障した原子炉の最後の防衛:50人の作業員」という表現でFukshima50の人たちの事が出てきます。そしてこの資料のまとめの中に次のような表現があります。
・チェルノブイリにおける最悪の一般公衆への影響は抑圧と恐怖であった。教育と情報周知に失敗した。
・我々は情報を持っている。mSvを数えてどのように対応するか決めよう。
・津波被災者と50人の福島原発の作業従事者のためにみんなのエネルギーを集中しよう。


http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html
投稿者:hirakata
山本直樹さま、こんばんは。

自治医大の放射線被曝に関する研修会のビデオ、見ました全部。平時からみんながこれを知っておく必要はないかもしれませんが、知っている人がある程度の割合でいるようにしておく方がいいですね。特にマスメディアとか政治の中枢に近いところとかに。

原子炉の破裂も、燃料プールの崩壊も、次第に遠のいているような印象ですが、これからの日本国民と原子力発電との向き合い方は、大きく変わるでしょうね。
投稿者:山本直樹
自治医大での研修会のビデオです。
御参考になさってください。
http://lib-stream0.jichi.ac.jp/contents/all/201100000029-2.asx

http://lib-stream0.jichi.ac.jp/contents/all/201100000029-2.asx
投稿者:hirakata
小川さま、こんばんは。

万が一ですが、再臨界が始まったら、急速に限界がやってくる(どこがいつ破裂するかわからない)ので、危なくなったら逃げるのでは間に合わない可能性はありますよね。確率としてはかなり低いだろうとは思いますが。

そのへんの道筋を示している人は、専門家と称する人を中心としてたくさんいるんですが、現場の状況をリアルに知っている人からはそのような発表がない。だから、世の中に広がっているさまざまな言説のどれが現在の状況に合っているのかも、判断のしようがない。となると、さまざま示されている「正しそうな」言説のうち最悪のシナリオに備えておくことになるでしょう。

放射線量についての発表は繰り返されていますが、温度や圧力に関しては(仕事中なので見逃して/聞き逃しているかもしれませんが)ぱったりですね。ニュースでも「…であるものとみられます」「…の可能性があります」みたいなものの言い方ばっかりだし。

これだけ離れていても不安なのだから、近いところにいる人の不安は、絶対にぬぐわれていないだろうと思います。不安が絶望になってしまわないうちに、希望が見えてきてほしい。今の情報の出し方だと、「注水に成功した」って言われてもそれが吉報なのかどうかもわかりません。
投稿者:小川
僕にはどうしても理解できません 菅首相の「東日本がつぶれる」発言、としたら何故非難区域を広げないのか?僕も諦めてません何とかなって欲しいと願ってます、しかし海水にさらされた原子炉周辺へ再度通電し機器が正常に働くかとても不安です 最悪のシナリオはもうFaceBookにもかけません しかし最悪が最悪でなかったら良いと思うのに何故それをしないのか?未だ疑問です
投稿者:hirakata
ひでさま、おはようございます。

本当の本当の最悪の事態は、地面に死の灰が降り注いで東日本の広い範囲が「住めない土地」になってしまうことですが、そうなるまでにはまだだいぶ距離があると思います。

ただここまでのところでは、全て「何かが起きて初めてそれに対応する」、つまり後手後手です。次に何が起こるのか、それが重大なことなのか、十分に予想できていない。

最悪の事態については、もちろん考えているでしょうが、そこから遠ざかるために何をするのが効果的かも、考えられているように思います。それに沿って動いているように見えますが、まだ十分な効果が出ていない。

報道される放射線量に関しては、放射能ではないので、今の報道(1時間あたりどれくらい)でいいのではないかと、私は思います。ただ、今の数値だったら大丈夫だけど、圧力容器に何かあったら急に放射線量が高まる可能性については言っていないので、屋内退避の人たちが「俺たちのところは全然放射線量が低いのに、なんで外に出させてくれないんだよ。これじゃ死んじゃうよ」と言って、テレビも「そうだそうだ」と言っている。

圧力容器が急速に限界に達して、ウランがばらまかれる可能性は、かなり少ないとは思いますが、もし起きる時には一気に急速に進んでその事態になるだろうと思います。圧が上がってコントロール不能になった時には、これこそ遅滞なく発表して、可能な限り避難させた方がいいでしょう。たとえパニックを避けるためだと言い訳しても、それをしなかったら、「国民を見殺し」と言われます。
投稿者:hirakata
山本直樹さま、おはようございます。

想定が甘かったというか、想定を遥かに超える事態が生じたというか。最大でこれくらいだろうと見積もったのの5倍くらいのダメージが加わっているのに、見た目は満身創痍ですがそれなりに持ち堪えているのが、すごいと思います。作業員で犠牲になった方はいたような気がしますが。

大騒ぎしているのは、火力発電所の最悪の事態は想像できるけど、核の最悪の被害は想像の範囲を越えているということがあるでしょう。わからないから、どこまでも恐い。

現状で十分な情報が公開されていないのは、測定機器が壊れまくっていて測定自体がほとんどできていないとか、測定する器械を持ち込むには放射線レベルが高すぎるとか、そのへんの理由が多いでしょう。多分。東京電力が政府や行政とずぶずぶの会社でも、今の状況で情報の出し惜しみや隠蔽をしたら、後でどうなるかぐらいは、わかっているでしょうから。

とにかく頑張ってほしいです。
投稿者:ひで
素晴らしい記事を読ませて頂きありがとうございます。
また現場で作業されている皆様には本当に頭が下がります。
しかし報道から得られる確実な情報少なく、現実はもう少し逼迫した状況になっているのではないかと想像してしまいます。
報道される放射線量については、国民を安心させる為なのか1時間当たりの数値を発表していますよね。「ただちに健康に影響がない数値」という言葉でごまかしますが、これ状況を数日間、数ヶ月間浴び続ければどうなるかという計算結果は公表しませんね。ウランが拡散する可能性についても触れませんし。
冷却もかなり厳しい状況のようで・・・
本当の本当の最悪のシナリオはどんかことが予測されるのでしょう
投稿者:山本直樹
人為的なミスが原因の人災であるチェルノブイリの原発事故や、スリーマイル島の原発事故などと違って、今回の原発事故は想定外の規模の地震と津波による自然災害です。もちろん、想定が甘かったということについては批判されるべきであり、今後の教訓にしなければならないでしょう。しかし想定外の災害に対しても何とか全面的な破壊は免れ、修復作業で怪我をした作業員は別として、これまでのところかろうじて被害者を出さずに頑張っています。
それに対して火力発電所などは今回の地震と津波で破壊され、石油を流出して火災を起こし、周囲の住民を巻き添えにして大勢の被害者を出しています。
多くの被害者を出した火力発電所が全く問題にされず、何とか被害者を出さずにいる原子力発電所が、世間から目の敵にされて袋叩きにあっているのは少々気の毒です。これは日本人の心情的な原子力アレルギーによる継子いじめと、原子力発電所の安全性ばかりを宣伝してきた電力会社に対するしっぺ返しのような気がします。医薬分野では、ある患者に対してある薬剤を使うべきかどうかを検討する時、その薬剤の有効性と安全性つまり効果と副作用を正確に把握する必要があります。そのため効果ばかりを強調し、副作用情報を隠すような宣伝をすると、副作用が発現した時の被害が大きくなり、製薬会社は世間から手痛いしっぺ返しを受けます。原子力発電所についても、現在の日本に必要かどうかを検討するためには、効果つまり有効性ばかりを強調せず、副作用つまり危険性についても正確に把握して情報公開する必要があります。ただ、発現頻度が非常に低い副作用の内容を正確に把握するのが難しいように、今回のように千年に一度くらいの頻度で発生する規模の地震が原発に与える影響と、それによる危険性を正確に予測するのは困難でしょう。そういった同情の余地が多少はあるものの、常に予測不能な危険性が存在する可能性があるということも含めて、原発の有効性と危険性を正確に情報公開する必要があると思います。

http://www.snap-tck.com/room06/room06.html
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