がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
すーさま、こんばんは。

明らかにフィッシング詐欺とかいたずらコメントなら削除しますが、基本的にコメントは削除しない方針に、このブログは何となくなってます。ダガシさんの意見は異端だとは思うんですが、私の守備範囲から全く外れているとも思えないことも多くて、いつも返事を書いています。

諏訪中央病院の今の方向性も、やむを得ない部分もあるのかなとは思うんです。2004年から始まった新医師臨床研修制度で大学の医局から各科の医師を派遣してもらうのが難しくなったとか、医療費抑制政策がずっと続けられてきたために財政的にどんどん苦しくなってるとか、昔は自治体から公立病院へ結構繰り入れをしていたのが難しくなったとか、DPCという入院費の計算方式を採用しないと急性期病院として生き残れないとか、病院としても苦しい状況なのだろうと思います。

その方向性と、私がやって来た水曜日の外来が両立できないのかどうかは、私には判断できませんが、病院方針としては両立できないと判断したのだと思います。ただ、効率の良くない(のだと思う)私の診療を切り離すことで、伸ばすことができる部分も出てくるのだと思うので、無理矢理働かせろとは言えなかった部分もある気がします。無力だなあ。12月中は人間としても否定されたように感じていましたが、最近は皆さんの声もいただいて、少し存在に自信を取り戻しました。私がいなくなっても諏訪中央病院が、地元に信頼される病院であり続けてほしいです。急性期の部分ではできてるかと思うんですけどね。救急外来の待ち合いで、研修医がひざまずいて患者さんの話を聞いているのを見たりすると、「頑張ってるなあ」とか思いますし。
投稿者:すー
連投失礼致します。私なら速攻削除するようなコメントにもお答えになる先生に器の大きさを感じます。諏訪中央病院が 先生の功績と長年に渡り築かれてきた患者さんとの絆を無しにして生まれ変わるならば 地域の方には失望しか与えないと思います。病院が 例え 全国から来ている大勢の研修医を大切にしようと、 今の病院の土壌を作り上げた近くの一人の先生を辞めさせてしまうならば 少なくとも私はそんな病院は信頼出来ません。緩和ケアを全国に知らしめた背景には平方先生のお力がどれほど大きいものか、地域の目は節穴ではありません。人は病気を抱えているときほど 神経が研ぎすまされます。そして 本物と偽物の見分けが鋭くできるようになります。諏訪中央病院も また その対応に傷つき失望する患者さんがいることも事実です。 偽物を見破った患者さんが 何故病院を離れなかったか、それは 平方先生という本物に出会えたからです。先生が今座っている水曜日の椅子に 研修医を座らせることで 研修医は勉強出来るでしょう。患者と平方先生が長年積み上げてきたからこそその場所にある城は ただの部屋に変わるのです。城を取り上げたなら病院は患者を愛していないことが証明されるだけです。
投稿者:hirakata
すーさま、おはようございます。

人と人とのつながりは一朝一夕に作られるものではないのは、まさに仰るとおりです。しかも外来ではたくさん時間を使えるわけではないので、初対面の人に命にかかわる重大な話を、限られた時間の中で、その人の心が傷つかないように、できたら明日が今日より明るくなるように伝えたいと思い、そういう外来はいつも居合い抜きのような、真剣勝負の心境で臨んできました。

血液内科に力を入れていた頃は、今日から強力な抗がん剤治療を始めなければ、明日では死んでしまうかもしれないという人にそのような話をすることが何回もありました。そういう経験の積み重ねによってちょっとやそっとでは動じない強さや、短い時間の会話であっても納得や安心や信頼を増やす能力を、鍛えられてきたのではないかと思います。もちろん苦手な分野や苦手な患者さんはたくさん残っていますが。

私の外来が存続するのか無くなるのか、私がどうにかできる問題ではなさそうな感じがしたので、今は無くなることを前提に患者さんにかかる迷惑が最小限になることに力を注いでいます。存続することになれば、それはそれでできるだけのことを続けるだろうと思いますが、どうなるのかがはっきりしない状態が長く続くのもつらいかな。

今回の外来が前後を含めて多分一番辛い外来になっただろうと思うので、来週からはもう少し、仕事に専念できる状況かなとは思います。記事にしたのも、おそらく今回が最大の難関だろうと思ったからで、ここで書かないとあとはしぼむ一方だな、ここに一里塚を立てておかないと、さらに沈んでいく流れになってしまいそうだな、というような心境で書いたような気がします。

勝手なことばかり書きましたが、諏訪中央病院は生まれ変わろうとしているのだと思います。生まれ変わって地域や世間から信頼され愛される病院になるのか、ならないのかわかりませんが、ならないならならないでいいやと思ってしまったりもする今日この頃の私です。壊れかけているかもしれません。
投稿者:hirakata
ganbaruさま、おはようございます。ありがとうございます。

ダガシさんは、かなり先鋭的ではありますが、時々本質に迫ることを書き込んでくれるので、いつも返事を書いています。ことばの選び方は器用ではないこともありますが、読んでいるうちにそれは慣れるので、奥にあるものを見て答えようと思っています。慣れと忍耐がないと、読むに耐えない文章にしか見えないかもしれませんが。

それはさておき、私も諏訪中央病院での水曜日の外来が続けられるようになるなら(半分以上諦めてしまっているんですが)、この記事のような辛い外来はしなくても良くなります。愛和病院で「水曜日は丸1日空けられる」と聞いて、それなら諏訪中央病院の外来が続けられると喜び、遠いけれども愛和病院で働こうという気になりました。私の外来にかかっていれば全てがうまく行くなんて自惚れてはいませんが、うまく行かないことがあった時にも、その時点での最善の対応はできる、できるようにしなければいけないと思っていました。

でも私の外来がなくなることが覆らない決定だとすれば、ずっと診ていくことができないので、次善の策を探らなくてはいけません。それをしないでいきなり辞めれば、患者さんは放り出されるからです。その準備と心の葛藤で年末年始を含む約3週間を費やし(他にもいろいろ大変だったこともあり、かなり体重が落ちました)、ようやく次善の策を探る作業に集中しようとしているところなので、ここであっさり「やっぱり続けていいよ」と言われたら、それはそれでがっくり力が抜けてしまうかもしれません。うつ病の発症しやすいパターンです。

とにかく、体と心が駄目になってしまわないように、人生を棒にふる出来事にしてしまわないように、注意深く生きていきたいと思います。ありがとうございます
投稿者:hirakata
ダガシさま、もうすぐおはようございます。

なんだかね。腹を立てて読んでいるからそういう読み方なんでしょうが、私は「辞めさせない運動がんばってほしい」とかどこにも書いてないんですよね。何回も死んでほしいと書いてますが、本当にいなくなってしまった方がいいんじゃないかという気分が、最近は時々優勢になってきてしまって、ヤバいことを自覚しています。それをだいぶ抑えて記事にしているので、読み取れないのはダガシさまのせいではないと思いますが、そんなにストレートに文字にしていると、そのうち本当に人が死にますよ。その人は私かもしれません。だいたい、最近のエントリーを読んで頭に来てたなら、「あえて愚痴を読む」のリンクを押すなよ。
投稿者:すー
私は 今の諏訪中央病院の発展は 平方先生の功績は大変大きいと思っております。平方先生を辞めさせることは 病院の財産の流出だと思います。見識ある方たちは 今回の病院の方針を「馬鹿だね」と言っております。「 これからは 重症が疑われるときは 諏訪中央病院にはかかりたくない、研修医だらけで本当に信頼できるベテランの先生を辞めさせるような病院は信用出来ない」という言葉も実際に聞きました。人と人のつながりは 一朝一夕に作られるものではありません。平方先生がどれほど献身的に 一人一人との信頼関係を築かれてきたか、私は直接的ではありませんが 平方先生に癒された方を通して知っています。患者は病院のやり方に意見する権利はあるはずです。患者もまた保険料を負担し、医療制度を支えているのですから。平方先生、心無い中傷は気にせず先生のために泣いている患者さんだけを見てくださいね。
投稿者:ganbaru
心無い意見には負けないでくださいね。
「死」を意識するような病になったとき、もちろん医学的なサポートは重要ですが、信頼できる先生とのめぐり合いというのは非常に大切です。
私も先生の患者の1人ですが、初めて病名を知らされた時のショックは今でも忘れられません。(先生に「遺書は必要ですか」とききましたね←正体がわかっちゃうかな)
でも、先生のおかげで、体調も安定して、精神的にも「困ったら平方先生がいる!」という安心感があり、「死」の恐怖はずいぶん遠のいています。

何か自分にあった時に、病気の経過を知っていてくださる先生がいるのは心強く、家族も安心しきっていただけに、我が家もショックにあふれています。

各関係方面に手をつくして、先生の外来をどうにか続けていってもらうよう頑張っています。
中央病院はTVなどでも有名になって、「患者を大切にする病院」としてPRされているのに、今回のこの状況はひどすぎます。

おそらく先生の患者さん達はほとんど同じ思いだと思います。
いつもは待合で、検査結果の話題をしてるのですが、こないだの外来では、先生の話題で持ちきりでした。

なにしろ体調に気をつけてくださいね!!!
投稿者:ダガシ
 私は最近のエントリーを読んで腹が立っていて、今日のを読んでもう我慢ならなくてhirakataさんをぶん殴りに行こうと思ってパソコンの電源を落としたのですが、それからふっと思ったのは、実名を出してここまで自分勝手な無神経なことを書いているのは、ある種笑うほどあっぱれなことじゃないかと思ってしまった。
 正直に自分勝手になることでhirakataさんは自分をなおしているのだろうと思えば、今は仕方ねえかな。

 何年か前に新潟市に五木寛之が講演に来たときに聞いて驚いたのは、苦しいときはため息をつけばいい、ということでした。
 それまでは私はため息をつくなどもってのほか、ため息をつくことは自分の運を悪くすることだと思っていました。
 でもそれからは苦しいときは意識的に、ためいきをつくようにしています(独りの時だけですが)。
 そうしたら何だか楽になります。

 ですがhirakataさんを辞めさせないように運動するみたいなことを言っている患者にお伝えください。
 そういうことは、お前の医療費を全部自費で払ってから物を言え、と。
 保健医療で他人様の金で医者がかりしている分際で生意気を言うな。そういうことを言った時点で泥棒だぜ、わきまえろ! そういうことを言うならば、お前個人で医者を雇え、と。

 そのスジミチ知らずの患者たちも、スジミチ知らずのhirakataさんも、何回も死んでください。
 そうすれば運がよければ、スジミチが分かるようになりますから。
 そうすれば死ぬのも慣れますから。

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