がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
山本直樹さま、こんにちは。

いつもありがとうございます。「平均値」の方が都合がいいから、他の見方は除けておいて平均値を使うのはよくあることですね。しかし今回の日本医師会理事の発言は、よく読んでみると「平均がこんなものだから、忙しい勤務医はいないのではないか」という意見なんですねえ。平均が全ての人に当てはまると思える頭は、世論操作を狙っているとかよりも遥かに手前の「理解力がない」頭なのではないかと思います。
投稿者:山本直樹
統計に平均値を用いる場合には注意が必要です。
統計学的にはデータの分布が正規分布から著しく
外れた場合には、より頑健な中央値や最頻値が用
いられます。「頑健」とは分布の非対称性や外れ
値などの影響を受けにくい事を意味します。例え
ば、労働者一人あたりの年収を例に採れば、最も
収入が少ない場合であっても0以下にはならないの
に対し、収入が多い場合数十億という年収を稼ぎ出
す少数者があり得ます。この場合の分布は少数者が
上側にいる事で、上側に極端に尾を引いた非対称な
分布となります。平均値はこれらの極端な高値の
影響を受け、分布の代表値として適切でないもの
となってしまうのです。中央値はいかに飛び抜け
た値であっても1例は1例としてカウントされるた
め、より大多数の実感に近い値を示す事が出来る
のです。

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