中川浩一の「総理通訳の外国語勉強法」講談社現代新書 を読んだ。アラビア語の通訳として小泉総理はじめ要人の通訳をした経験を語っている。
外国語を話すにはまず言いたいことを日本語で考えて、それを外国語で言う訓練が必要だ。その練習を重ねて著者はアラビア語をマスターした。
現在外務省は44の言語の専門家を養成し、相手国との交渉を有利に進めるべく努力している。
クイックレスポンスの練習で1秒以内で言えるようにするが、実際は総理大臣レベルの通訳ではゼロ秒台前半、まさに間髪を入れず訳し出す必要がある。そういう修羅場を切り抜けてきた人の言葉には重みがある。

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