「スズメバチ」
原題/NID DE GUEPES
監督/フローラン・エミリオ・シリ
出演/ナディア・ファレス、ブノワ・マジメル、サミー・ナセリ、パスカル・グレゴリー、他。
あらすじ/
7月14日、パリ祭の夜。史上最悪の売春組織アルバニア・マフィアの最高幹部の護送につく、特殊警察の女性中尉ラボリ。大がかりな商品強奪を狙う様々な技能を持つ、5人組の窃盗グループ。悪夢のような一夜が待っているとも知らず、いつものように出勤する初老の倉庫警備員ルイ。決して手を組むはずのなかった三者が、軍隊並みの重装備マフィア戦闘部隊に包囲された巨大倉庫を砦に、生き残るための激烈かつ絶望的な闘いを繰り広げるのだった。(goo映画より抜粋)
実は昨日、もう何度目かの
「ダイ・ハード4.0」を鑑賞しておりました。
何回観てもやっぱおもろいわ。
一作目よりも好きかもしれん.....2とか3はあまり好きではなくて、このブログで感想を書くという事もなかったのですけど(1作目は思い入れがありすぎて逆に書けない)、4.0は物凄くツボなのですよね。まずは女性陣に華がある。悪の華マギーのQちゃんとマクレーンの娘メアリー・エリザベス・ウィンステッド。この美女二人に
ハゲ親父ブルース・ウィリスが絡むのですから、もう面白いの面白くないのって、いや面白いんですけど。
で、今日は「ついでに」借りていた
スズメバチを鑑賞しておりました。
この映画はずいぶん前に一度鑑賞していましたが、その時の印象は「イマイチ」だったのですけど、今回久しぶりに観てみたらこれが滅法面白い作品でしてねぇ。
銃撃戦好きにはもちろん堪らんですしフランス版
「アサルト13」(カーペンターの「要塞警察」のリメイク版。オリジナルは未見。)といった趣で、立てこもり系アクション映画としても物凄く出来の良い作品だと思います。
最初観たとき「イマイチ」と感じたのはフランス映画に馴染みがなかったからかもしれません。今でも馴染みではないのですけど、ミヒャエル・ハネケ関係や最近のフレンチ・ホラー関係を少し齧った後で観ると感じ方が違うのですね。
フランス映画っつうのはバイオレンス描写がとにかく「痛い」。
アメリカのアクション映画とは明らかに違って、重く、暗く、痛い。
この映画思いのほか登場人物が多いのですけど、それぞれのキャラクターの描き分けがしっかりしていて、(名前とかは覚えられません。歳かな)感情移入もしやすいですね。「こいつはこういうヤツ」という見せ場をきちんと作っているところがいい。分りやすい。
あと、役者が良いです。クリムゾン・リバー2や女教師エリカ(ピアニスト)の超絶イケメン/ブノワ・マジメル。これが男の僕ですら惚れ惚れするぐらいのエエ男なんですわ。
そして「TAXI」シリーズでお馴染み、スピード狂サミー・ナセリ。
タクシーしか知らないもんですから、「おちゃらけてない」この役柄は新鮮です。
いいね、いいよ!
鉄仮面とかむちゃくちゃいいキャラですし、巻き込まれる不運な警備員が実は一番使える男だったりするのも面白い。
女子も頑張っていて、ちょっとミシェル・ロドリゲス似のナディア・ファレス。
強くて美しい正当派ヒロインって感じでございますね!
「守る」側の描写とは対照的に、襲い掛かってくる連中は全員暗視ゴーグルを着用していて、一切顔を見せない所が不気味。不気味というか殺しても殺しても湧いてくる「虫」みたいで、これはちょっとしたホラーですね。どんな隙間からでも入ってくるし。
ゴキブリみたい。
立てこもっている人々が追いつめられていく恐怖演出はなかなかのもので、一瞬たりとも目が離せません。
完全に忘れてしまっていた映画でしたが、久しぶりに観たらめっちゃおもろかったので何か得した気分です♪
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