「トラック野郎/爆走一番星」
監督/鈴木則文
出演/菅原文太、愛川欽也、あべ静江、田中邦衛、春川ますみ、夏八木勲、山城新伍、由利徹、ラビット関根(関根勤)
暑苦しいわ〜。
さて今夜は「濃い邦画」シリーズ第2弾としてトラック野郎シリーズの第2弾!爆走一番星でございます。
1作目も相当に暑苦しい映画ですが
この2作目もキョーレツに暑苦しいです。ていうかこのシリーズは全部(10作ほどあるらしい)、暑苦しいです。
愛川欽也(やもめのジョナサン)と春川ますみ夫婦の家庭は子だくさんでしてね。
シリーズごとに一人づつ増えてくんですよ。
すでにこの2作目で何人居るのか把握しきれないぐらいに多いです(笑)。
そんな大家族のジョナサンとは対照的に
主人公の菅原文太(星桃次郎)は独身であります。
この人住む家が無いんですよ(1作目を観てね!)。
自分のトラックで寝泊まりしてるんです。
で、稼いだ金はパーッとトルコ風呂(ソープランドね)で使っちゃうという。
これぞ男の鑑!!
というようなナイスな人生を送っております。
ところが今回なにをトチ狂ったのか「オレもそろそろ結婚しなきゃな」と思い立ち、見合いを計画。
自分ではかっこいいと思ってるようだけどどっからどうみてもアホにしか見えない見合い写真を知り合いに配りまくり、さらには行きつけのトルコ風呂(ソープランドですってば)で馴染みのトルコ嬢(ソープ嬢ね)数人と食事する最中にも(みんな上半身裸です。桃次郎さんは赤いふんどし一丁です。)、「おれ結婚するから!」と吹聴しまくる。
そんなわけでいつものように、行きつけの定食屋に寄った桃次郎。
ここでマドンナと運命の出会い
ぐぁ!!
そのマドンナを演じるのがあべ静江さんなんですけど
めっちゃめちゃキレイ。
これハッキリ言いますが桃次郎じゃなくても惚れますよ。そのぐらいキレイ。
目玉が飛び出るかと思いました。
女子大生で太宰治好きのあべ静江さんに気に入られようとして
「今度太宰の詰め合わせ買ってきますから」
桃次郎さんは太宰治が食い物だと思ってたようです。
ほどなくして太宰治が食い物ではなく小説家だった事を知った桃次郎さん、
今度は太宰治全集など買い漁り、トラック野郎が集う定食屋で読み耽るフリなんかしてみたり
ほんと中学生みたいで可愛いのよ。
あと面白かったのが、桃次郎のライバルで、ジョナサンに個人的な恨みを持っている田中邦衛さん。
彼もまた、文太さんやキンキンと同様にハンドルネームを持っています。
ボルサリーノ2。
1号は居ないようですが3号4号がいます。そのうち一人が小林稔侍です。
実はキンキンはトラック野郎になる前は警察官で、取り締まりが厳しくトラック野郎どもには恐れられていたのですが、何か色々事情があって今はこんな感じなんですね。で、ボルサリーノ2号はキンキンが警察官だった頃に捕まった事があるのですが、もうこの辺なんか泣けてきちゃいますよ。
泣き所で言うと、長崎の貧乏兄妹もかなりのもの。
泣けるわぁ〜〜。
ま、いつものように桃次郎さんはフラれちゃうわけですけど
今回のはやけにアッサリしてましたねー。ちょっと意外。
それにトラックも壊れてませんし。
しかしこの
「THE・東映」テイスト、
ほんっとたまんないですね。
久々に観たらもうほんとおもろくて最高だったので
これからトラック野郎シリーズ全10作品制覇してみようと思います。

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