「東京残酷警察」
英題/TOKYO GORE POLICE
監督・脚本/西村喜廣
出演/しいなえいひ、板尾創路、菅田俊、堀部圭亮、他。
あらすじ/
近未来・東京。自らの肉体を凶器化して無差別殺人を繰り広げるミュータント“エンジニア”と、それを狩り出すために民営化された警察組織“東京警察株式会社”。その壮絶な闘いの中で、ルカはためらうことなく“エンジニア”を殺戮し、治安維持のために貢献している。だが、ルカは真の敵が“エンジニア”ではなく、より強力な力を持って暴力を振るう存在であることを知る…。(goo映画より抜粋)
うむ。
面白い。
頗る面白い。
めったくそ面白い。
おもしれー!
ぎゃーーっ!!
アメリカ資本の日本映画でしかもゴリッゴリのスプラッター映画であった
「片腕マシンガール」に続く
TOKYO SHOCK シリーズ 第二弾!
「片腕」も劇場で観るつもりだったのだけど、なんか知らんがネットで全部観れてしまったので。
こういうの、良くないなぁ。取り締まった方がいいんじゃないの。
タダなもんだから、つい観てしまって、結局劇場に足を運ばなくなる。
その分映画に対する「ありがたみ」が失われてしまうのだ。
劇場に行くにしてもレンタルにしても買うにしても
「お金を払う」からこそ成り立つ商売なんですよね。
昔の映画を配信するのなら分るけど、「今やっているもの」をネットに流すのはどうなのか、と。
そんな事を言いつつ、目の前にある誘惑には抗えず、ついネットで観てしまった「片腕」。
(しかも全編英語で字幕すら無かったが、それでも死ぬ程面白かった)
「映画好きとして恥ずべき行為」として反省した僕は
この「東京残酷警察」はちゃんと劇場で観よう、と決意したのでありました。
.....さすがにこんな映画は早い時間にやってるワケがなく
京都みなみ会館のレイトショーで鑑賞したのですが、
わたし、終電逃してしまいました。
京都駅までの近鉄は電車があったのですけど
京都駅からの地下鉄はもう終電が出た後で......
この寒い中、歩きましたよ。烏丸御池まで。
そこまで歩けたのならウチまで歩いて帰れそうなもんだったのですが
さすがに限界でした......
でも、こんなに血沸き肉踊る映画を観たので本当にもうハッピーで
歩いてる最中もなんだかハイテンションで楽しかったさ!
さて、以下は感想になっておりますので
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まるで噴水のように吹き出る血が特徴の
西村喜廣さん
の初監督作品。西村さんの特殊メイクの仕事を初めて知ったのは、山口雄大監督の
「ミートボールマシン」でした。ここでのメイキングで雄大監督は西村さんの事を
「変態」
と言っておりましたが、この「東京残酷警察」は西村さんの変態性をおそらく最大限に感じる事の出来る映画になってます。だって西村さんが監督なんですから、そりゃーやりたい放題でしょうよ。
羨ましい......
↑えいひたん♪
あまりにも変態すぎると逆に笑えてくるんですが
この感覚、
ヤン・シュヴァンクマイエルにも共通する所があります。
「オテサーネク」とか「ルナシー」の
あのヤン・シュヴァンクマイエル。変態でエロで、芸術的。
警察が民営化→ロボコップか!
時々とんでもなく狂ったCMを挿入→ってロボコップか!
しかもその劇中CMを撮ったのが井口昇に山口雄大!面白過ぎ!
「ポール・バーホーベンもなし得なかった」と書かれている本作ですが
この映画の「志」はもっと上を行っていると感じました。
変態王/ヤン・シュヴァンクマイエル
にも匹敵するほどの、いかがわしくて、いやらしい世界観。
それが顕著に現れているのが「残酷描写」だと思われがちなのですが
僕はそれは「ファッション」に現れている、と思うのです。
それも、主演女優の「しいなえいひ」演じるエリート捜査官・ルカのファッションが。
↑きゃー!えいひたん♪
「エンジニア」をおびき出す為の囮として、自ら「娼婦」ファッションに身を包むルカ。
こちらもまたほんとーにフェティッシュというか身悶えするぐらいに堪らないんですけど
やはり、「制服」姿のルカたんが一番萌えるね。
激萌えです♪
多分監督の西村さんも、このルカというキャラクターに心底惚れている、というか「しいなえいひ」さんに心酔している、という感じがよく分りますね。撮り方がしつこいです(笑)。
このしつこさが「しいなえいひ」さんの魅力を爆発させておりまして
わたし、映画女優を観てこんなに興奮したの、初めてです。
序盤の突入シーンで、落ちた日本刀を取ろうとするしぐさがたまらん。
パンツが見えないように(?)内股でしゃがんで、日本刀を取り、また立ち上がってキメポーズ。
超☆セクシー。
そしてエンジニアをタテに真っ二つ(タテ割りファンにはたまらない!)にして、刀をカチーンと鞘に納めたところで
「TOKYO GORE POLICE」
のタイトルがババーンと出た所で、泡吹きそうになりましたよ。
そこから先は脳みそ溶けっぱなしのドロドロ・切株ワールドでございますので
「おれ(あたし)は切株大好き!」
と自認している方はもぉぉ絶対観たほうがいいですよ。
観なきゃ一生の損でございます!!
↑かっこいー!えいひたん♪
もうほんっと「しいなえいひ」に抱かれたいと思う程にときめいてしまった映画でありますが
やはりここは西村さん率いる「有限会社西村映造」の仕事っぷりが素晴らしくて。
「リアル」というわけではなくその「作り物」感タップリなところが
この残酷な映画をファンタジーの領域まで押し上げていると言ってもいいですね。
「こんな会社で働けたらイイのに」
と思う会社ナンバー1ですね、西村映造さんは。
えーと最後に
MORE GORE COMING SOON
と書かれてありましたがこれは続編があるって事なんですね?そうなんですね!?
楽しみに、楽しみに、待っております。
あ、それから劇場でワニ女TシャツとスタッフTシャツが売ってましてどれもすばらしくかっちょええのですがちょっと高かったノネ......高いノネ.....><
代わりに、
「東京警察株式会社手帳」を買いました。
手帳といってもメモ帳なんですけど、むっちゃくちゃカワイイ手帳なんですよコレ。
末永く、使わせて頂きます。

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