「ハ!ハ!ハ!ハハ!」30代男性ならこのかけ声を聞いただけで血がたぎる事しょう。映画「少林寺」の有名すぎるシーン。そう、リー・リン・チェイ改めジェット・リーの最新作がDVDにっ!!
「ダニー・ザ・ドッグ」。
ジェット・リー主演ってだけで僕はDVD買ったわけぢゃありません。監督で選んだわけでもありません。(トランスポーターは結構おもしろかったッス)。音楽がマッシヴ・アタックだったから!!いやあ〜、好きなんすよ、マッシヴ・アタック。あの寝る前に聴いたら悪夢見そうな暗〜い音楽が。またそれが格闘シーンにバッチリはまっててカッコ良い!!
脚本が「レオン」でおなじみ、リュック・ベッソン。最近は監督やらずに脚本ばっか書いてますね。この映画もまた、「レオン」系。愛を知らない孤独な殺し屋が愛を知って云々・・・使い古された設定。しかし今回はただの殺し屋じゃなくて、子供の頃に拉致られて「闘う犬」として育てられたというトンデモ人間。ボス(ボブ・ホスキンス)が命令してジェットに嵌められている首輪を外すと殺人マシーンに!おお〜、病んでる病んでる(笑)。いつでも正義の味方のナイスガイ・ジェットの病みっぷりが良い。意外に演技派だったんですね。
そんな狂犬ジェットは盲目のピアノ調律師サム(モーガン・フリーマン。レイ・チャールズみたい!)と偶然知り合って、そこから犬→人間へと成長していく訳であります。ストーリー自体は何も目新しい所がなく、平凡なんだけど・・・
格闘と音楽のコラボ!!この映画の見所はコレに尽きると思います。さっきも書いたけどマッシヴ・アタックの音楽がカッコイイ!!格闘シーンは、あの「マトリックス」で有名なウエン・ユー・ピンが武術指導。今回はダニーという特殊な役柄のため、ジェットの美しいクンフーの型は見られない。相手を殺すためだけの格闘のやりかたで、かなり痛そう。こういうのがリアルファイトなんだろうね。そしてそこにマッシヴ・アタックの音楽が暗く、重〜くのしかかります。かぁっこいいぃぃぃぃ。
「ロミオ・マスト・ダイ」や「ブラック・ダイアモンド」よりは100倍面白いので!

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