「ポルターガイスト」
原題/POLTERGEIST
監督/トビー・フーパー
製作/スティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、他。
出演/クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムス、ベアトリス・ストレイト、ドミニク・ダン、オリヴァー・ロビンス、ヘザー・オルーク、他。
あらすじ/
クエスタ・ベルデ・エステーツなる郊外の宅地開発の行なわれた1区画に住む、不動産会社勤務のスティーヴ(クレイグ・T・ネルンン)一家。妻ダイアン (ジョベス・ウィリアムス)と16歳の長女デイナ(ドミニク・ダン)、7歳の長男ロビー(オリバー・ロビンス)、5歳の末娘キャロル=アン(ヘザー・オルーク)が、その家族構成だ。そして、不思議な一連の出来事はある夜、始まった。放送が終了して何も写ってないTV画面とキャロル=アンが、言葉を交わしていたのだ。さらに翌日、再びTVは彼女を呼び出し、家はゆれ、霊のようなものがTVから飛び出した。それ以降、家では奇妙な現象がひんぱつし、嵐の夜に庭の木がロビーを襲う。と同時に、キャロル=アンが怪しい光を帯びた戸棚にすい込まれ、家からその姿を消してしまった。間もなくTVの中から彼女の声が聞こえてくる・・・。スティーヴは、超心理学の権威レシュ博士(ベアトリス・ストレイト)に助けを求め、博士は助手のライアンとマーティを伴い、家で科学的調査を始めた。一方、スティーヴは会社の社長より、この住宅地がその昔、インディアンの墓地だったことを聞く。そのため行き場を失った霊が、現われ出たのだ.....(goo映画より抜粋)
THE・爆裂・スピリチュアル・ファミリー映画。
前回の記事で、「ダイアンの選択」を撮った監督さんがあの呪われた映画「ポルターガイスト」のリメイクを製作中、という事を知り、なんだかむしょーにオリジナルの「ポルターガイスト」が観たくなったわたし。
早速ツタヤのホラーコーナーへ赴くと案の定無いでやんの。
なんか無さそうな気はしてたんですけど。そこがツタヤ・クオリティ。
そこで久しぶりに近所ではない某レンタル店に行ってみた。
「ポルターガイスト」以外に、実はもう一つ目的がありましてね。
あの傑作ドラマ「俺たちは天使だ!」(沖雅也の。最近じゃイケメンばっか集めて薄っぺらいリメイクがあったようですが。)のDVDを探すのと、「ソドムの市」(パゾリーニの。同名でJホラーもあるようですがそちらは未見)を借りる事。
「俺たちは天使だ!」は何故だか知らないんですが、最近僕の頭の中ではショーグンの「男達のメロディー」だったかな?
運が悪けりゃ死ぬだけさ〜
のあの歌が、延々と流れ続けているんですな。ほんと何でなのかは分らんのですけど。
一度そーいう状態に陥ると観ないと気が済まないたちなので、まずはツタヤに赴くもやっぱり無いでやんの。さすがツタヤ・クオリティ。
で、今回行った近所ではないビデオ屋さんにも無い。うぐぐっ.......
いやまだもう一軒近所ではないビデオ屋さんがあるにはあるのだ!
あきらめずに探します。
そして「ソドムの市」。
こればっかりは避けてきていましたが......
なんか最近「壁」みたいなものが目の前にありまして
きっと「ソドムの市」を観たらその壁をブチ破れるような気がしたんですよ、さっき。
ただ単に思いつきなだけなんですけど
きっとコレを最後まで観れたら
オレ最強
なんじゃないかな、と。
こちらの方は、すんなりと見つかって、今手元にあります。
禁断の扉が、すぐそこに。
今はまだ観る勇気がないので、仕事が休みの時に思いっきり酔っぱらった状態で観てみようと思います。これから先、もし「ソドム」の記事がアップされなかったら「怖くて逃げた」という事でございます。ええ、罵るがいいですよ。へたれですから。はっきり言って僕にとっては観なくてもいい映画なのだと思うのですが、なんかこう.....やらなあかん、という義務感が湧いてきてるんですよねぇ。何故だか分らんのですけど。
あと、クッション的役割で「オルカ」も借りました。初DVD化なんですってねぇ。貴重なので観ておこうと思います。
さてさて、そしてそして、実にウン十年ぶりの鑑賞となったこの「ポルターガイスト」なんですが。
思えば「ポルターガイスト」という言葉を初めて知ったのは
つのだじろうの「恐怖新聞」でした。
最後に鬼形礼クンが自ら新聞配達してるというオチは衝撃的でしたね。あとは「亡霊学級」とかも滅法怖かったなぁ〜。
そしてこの映画を初めて観たのが小学生の頃。
田舎だったもので公開から1年遅れでやってきたのですけど、同時上映がナスターシャ・キンスキーの「キャット・ピープル」。
校則により、小学生は親同伴でなくては映画館に入れなかった為、どうしても「ポルターガイスト」が観たかった僕はオトンに頼み込んで同伴してもらい、鑑賞したのでした。
でもどうにも間の悪い事に、「キャット・ピープル」の方が先に上映だったんです。
これは気まずかった......
今なら「おおっ!」とがっぷりよつで鑑賞していたでしょうが、当時小学生でしたので。
まぁオトンもオトンで大変気まずかったでしょうね。あんなエロい映画。
こんな事書いたら久しぶりに観たくなってきましたよ。今度借りてみようっと。
ここからようやく本題のポルターガイストなんですが
監督がトビー・フーパーだったのを、今。知った。
そ.....そうだったんや.....
なんか意外というか、いや意外でもないというか。
なんか複雑な心境になりましたね。
今ではすっかり泣かずとばずのフーパーさん。ですが最近の「遺体安置室」とか、映画的には酷いんですが妙にマニアのツボを押すような所もまだ残ってますしね。
ゾンビが塩で溶けちゃうってどうよ!?
という笑いが止まらない怪作に仕上がってましたし。
この映画に関しては、よくできたファミリー映画、って感じです。
全然怖くはないんですが、幽霊に娘をさらわれるという極限状態で深まる家族の絆とか、観ていたら結構泣けてくるポイントがあるんですね。
それに当時としては相当頑張っている特殊効果とか。
ステーキ肉がズルッ、ペタッ。
懐かしいというのもあるけど、思わずそこで拍手してしまいそうになりました。
物理的なアタックをかましてくる霊とか
霊界ってやけにヌルヌルしてるのねとか
つっこみ所は沢山あるのですけど、この典型的なアメリカン・ファミリーを観ていたら、なんか和んでしまうのです。
故・ヘザー・オルーク(キャロル・アン)の可愛さも反則級ですしね。
あんな子がもし自分の子供だったら
目に入れちゃうね!
いたくないいたくない全然痛くないしー。
とにかく久しぶりに観たらめっちゃめちゃ良い映画でした。やっぱ80年代はいいわ。

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