「REC(レック)」
原題/REC
監督・脚本/ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
出演/マニュエラ・ヴェラスコ、フェラン・テラッツァ、ホルヘ・ヤマン、カルロス・ラサルテ、パブロ・ロッソ、他。
あらすじ/
TV局レポーターのアンヘラは消防士への密着取材中、あるアパートを訪れた。老婆が暴れているらしく、消防士や警官らが取り押さえようとするが、老婆は逆に警官に噛み付いてしまう。なんとか襲われた警官を助け出し、手当てのためにアパートの外に出ようとすると、出入り口はなぜか警察によって封鎖されていた。このアパートには何があるのか? そしてアンヘラたちが回し続けるカメラには、恐怖の一夜が映し出されることになる……。(goo映画より抜粋)
昨日の深夜、ヘッドフォン装着のうえ、鑑賞いたしましたREC。
さすがに深夜に爆音で絶叫されでもしたらマズイかと思いまして。
結果、ヘッドフォンは正解でした。
絶叫!絶叫!また絶叫!
ぎゃーーーー!!
スペインで150万人絶叫とゆーのも納得、お化け屋敷ジェットコースター・ゾンビ映画でございます。
ゾンビ映画といっても、ロメロ先生のノロノロ型ではなく
最近流行の「走る」系。
ゾンビ映画といえども、「生ける屍」というワケではなく、人肉を貪り食うわけでなく
「何らかの伝染病により異常に凶暴化する」タイプのヤツ。
そう、「28日後....」や「28週後....」タイプのヤツでございますよん。
そしてこれまた最近ハヤリの
POV(ブレア・ウイッチとかクローバーフィールドのアレね)!
どんだけ最先端なんですか!ひぃー。
↑アンヘラ・ヴィダルたん!めちゃカワイイ♪
まぁ、ホラー映画としては、全く目新しい所はないです。
ベタですねぇ。
POVという手法については、僕はもともと「映画的」でないという理由から敬遠してきたのですけど
やっぱりゾンビが出るのなら観ておかないといけないですしね。
ここでは、「アパート内」という限定された空間だけで話が進んでいきますが、こういう狭い範囲だとPOVって凄く活きてくるんですね。クローバーフィールドみたいにでかい話になると「普通に映画として撮ってくれ」という気持ちにならざるを得ないのですが.....なんというかこの手法の「負の部分」を逆手にとったやりかたが功を奏したのか、もう最初から最後まで1ミリの隙もないぐらいに怖くて面白い。
でも、こういう映画にはありがちな事↓
「なんでオメーはこんな状況でカメラ回しとんじゃい!」というツッコミ。
はっきり言ってイライラしますわ。しかしカメラ回してないと僕ら観れないワケですから、もーどうしたらいいんでしょうね。「カメラ回すな!手伝え!」という気持ちと「カメラ回せ!観れへんやんけ!」という気持ち。POVには常にこういうおかしな感覚がつきまとう。
こんな極限状況でもカメラを回す、というのはYou Tube世代への警告、みたいな意味も込められているのでしょうが、なんちゅうか、もうあまり映画でこういうの使ってほしくないな、というのが正直な気持ち。
映画って、二度三度繰り返して観て「愛でる」ものだと思うので。
このRECも、大変に面白かったのだけどその効果は1回きり。
POVの使い方は非常に上手いけど、やっぱり「びっくらかしに特化した飛び道具」的手法としか思えない。
はじめは「DVD買おう!」と思ってたのですけどレンタルで観て正解でした。
と、いうわけでロメロ先生には大変に申し訳ないのですが
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」
はレンタル待ちします。次回作期待します、先生!
↑きゃー!
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