「デス・プルーフ」
原題/DEATH PROOF
監督/タラちゃん
出演/カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン、ヴァネッサ・フェルリト、シドニー・タミーア・ポワチエ、ローズ・ワッゴーマン、イーライ・ロス兄ィ、タラちゃん、他。
こんばんは、wataruです。
気が付いたらレンタルは新作が続々と出ておりますね。
久々に新作でも借りようか、と思い
この
「デス・プルーフ」を鑑賞。
この映画は、以前
「グラインドハウス/USAバージョン」で観ているのですが
バラ売りバージョンでは「ミッシング・リール」の場面が観れる、という事で興味津々でした。
このミッシング・リールのシーンというのが、ラップダンスのシーンと
殺人鬼スタントマン・マイクが2組目の女性達に目を付けるシーン。
ラップダンスのシーンは、これ単純に、楽しかったデス♪
エロいなぁ。エロいよ。ラップダンス。
あんなにクネクネ踊られたら、もう堪んないですネ♪
もう一つのシーンは、殺人鬼スタントマン・マイクの変態っぷりが露骨に現れており
これもまた楽しい。
で、今回は日本語吹替えでの鑑賞でしたが
この吹替えのナイスな事!
つまらなくて苦痛に感じた、長い長いお喋りシーンも
結構楽しく観れましたよ。
かといってお喋りが長いのが苦痛には変わりないんですけど(笑)
やっぱりこういうのは日本語のニュアンスのほうがイイですねぇ。
この映画の構成は、大雑把に言ったら以下のようなものになります。
お喋り→お喋り→お喋り→目が覚めるような大クラッシュ→ここで盛り上がるかと思いきやまたまたお喋り→お喋り→お喋り→爆裂カーアクション→終わり
みたいな。
誰かが言っていたんですが
この映画は
B級のフリした超A級映画である
という意見に激しく同意します。
この構成は見事という他ないですね。前半死ぬ程退屈で、朦朧としてきた頃に、あのゾーイ・ベル大活躍のカーアクションが来るのですから。
このテンションの上がりっぷりは尋常じゃないです。
低い所から一気に天井まで登りつめるもんですから
それは
「快感」以外の何ものでもありまへん。
その快感を得るためには、徐々に盛り上がってたらイカンのです。
いきなり
ドーン!!とこないとダメなんです。
だから、前半のつまらないお喋りも、必要不可欠になってくるのです。
コレに耐えて、耐えて、耐え抜いたら
天国行き♪
ああ、気持ちイイ......

カーアクションだけが売りではなくて、この「つまらなさ」もセットでないと意味がない。
と、同時に映画全体として考えてみると
何かがどうしても足りない気がしてくる。
そう、グラインドハウスのもう一つの作品、
「プラネット・テラー」。
今回デス・プルーフだけを観て率直に思ったのは
プラネット・テラーあってこそのデス・プルーフであると。
そしてデス・プルーフあってこそのプラネット・テラーでもある。
なんだかんだいって、やっぱりこれは2つで1つの映画なのである。
世間的にはデス・プルーフの方が評判イイようですけど
プラネット・テラーの筋金入りのB級魂も評価されるべきである。
そんなワケで、プラネット・テラーがレンタルになったら
もう一度レビューを書こうと思ってます♪
人気ブログランキングへ←クリックしてね♪

←もういっちょ♪

1