「300(スリーハンドレッド)」
監督・脚本/ザック・スナイダー
原作・製作総指揮/フランク・ミラー
出演/ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディー、デイビッド・ウェナム、ビンセント・リーガン、マイケル・ファスベンダー、トム・ウィズダム、ロドリゴ・サントロ、他。
本日6月2日、
「300(スリーハンドレッド)」の先行上映、初回で観にいってきました!
ここ京都では、二条のTOHOシネマズと四条のMOVIX京都で上映。
二条では夕方6時からで、MOVIXはお昼12時40分から。
実はチャリンコで行ける二条のシネコンなのですが、一刻も早く観たいが為に、若者がウジャウジャ歩いていてヒジョーに居心地の悪い四条のシネコンを選択。
昼12時の回なのに朝9時半に家を出て、10時にはMOVIXの受付カウンターへ。早々に「前方ど真ん中」席をゲットし、上映開始までインターネットカフェで時間を潰す。
「早く観たい!早く観たい!!」
とゆー興奮を
「エロ動画」で静めて(笑)、タバコをふかしながら、ゆっくりとした余裕の足取りで、劇場に到着。するととたんに、急にウンコがしたくなってトイレに駆け込む。
「はぁぁぁぁ......」
と用をたして、ほっと一息つくと、ちょーど「300」の入場開始のアナウンス。
ウンコなんかしてる場合ではない。急いでトイレを出て、急いで喫煙コーナーで一服し、急いで劇場に入る。
やがて、劇場の明かりが落ちて、映画が始まる。
あらすじ:
紀元前480年、スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)は、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)から服従の証を立てるよう迫られる。そこで、レオニダス王が取った選択肢は一つ。ペルシアからの使者を葬り去り、わずか300人の精鋭たちとともにパルシアの大群に立ち向かうことだった。
さて、僕の感想はといいますと
ぎゃー!めっさおもしろーい!!
もうね、凄いですよ
スパルタン!!
ガキの頃から徹底的に軍事教育を叩き込まれた、強靭な戦士たちの見事な腹筋。
地の利を生かした
クレバーな戦法で、300人対100万人という、圧倒的に不利な闘いを一歩も引かずに戦いぬく。
加えて、「生の映像が1つもない」、作り込まれた映像。CGもそうですが、色彩をムチャクチャにイジリ倒してるせいもあって、徹底的にマンガチックな構図(原作のグラフィック・ノベルに物凄く忠実)が目に焼き付いて離れない。
ブシャーと飛び散る鮮血も、モロCGなんですが物凄く「絵」に馴染んでいて、全く違和感がない。
スパーンと切れる腕や、スコーンと飛ぶ首。ここまでやったら逆に気持ちイイ!
スパルタンも素晴らしく男前でカッコいいのですが、この映画、
ペルシャ軍の描き方が異常にオモシロイ。
絶対にそんなヤツぁいねえぞ、っていうのばっか出てきますし(笑)。
不死身軍団
怪力巨人
魔法使い
巨大サイ
巨大ゾウ
そんな変態軍団の頂点に立つ王様、クセルクセスはもろ
オカマ、だったりして(笑)。
これってもう、ほとんど
「ベルセルク」状態ですよ。
ペルシャ軍が「クシャーン」だとしたら、スパルタ兵は「ガッツ」ですかねぇ。
ガッツ級の猛者が300人も居たら、そりゃーどんなに無謀で不利な戦いでも、これだけやれるんです。
そんな
ガッツ300人が、どうなってしまうのか。
それは、是非とも劇場へ足を運んでもらって、自分の目で、確かめていただきたい。
↑不死身軍団。
さて、この映画、「R−15」です。
中学生は観れません。
しかし、あえて僕はこう言いたい。
中学生にこそ観てもらいたい!特に男子!!
過去、
「バトル・ロワイアル」でも騒動になったRー15指定。
このあたりの年頃の子は敏感だから、こーいう残酷な映画に影響されてしまうから、ダメなんですか?
かくいう僕は、中学生だった頃に不運にもスプラッター・ブームのまっただ中におりまして、毎週、気の合う友達とお金を出し合って、ゴリゴリにストロングなホラー映画を観まくってました。そのせいでこんなダメな大人になっちゃったんですが(笑)、一つだけ気が付いた事があります。それは、
「自分の中の暴力性」
です。本来、人間って暴力的で残酷な生き物だからこそ、遥か昔から戦争ばっかしてきたし、それは現在に至っても全く変わらない。しかし、それが分っているのなら、理性で押さえ込むことも可能なんじゃないだろうか。
一番怖いのは、自覚しないまま大人になってしまう事。
感情をコントロールできない人間は、ホントに何をしでかすかわかんない。何か凶悪事件が起ると、こういう残酷映画やホラー映画が原因だ!と騒がれて、
規制!規制!規制!とPTAのおばはんどもが騒ぐけれども、ほんとに映画のせいだけなんですか?確かに、映画って影響力が大きいのは認めるけれども。
本当に子供を形成するのは「親」。自分の事は棚にあげて、映画のせいにしちゃうのは、あまりにムシが良過ぎるんではないですかい?
僕は、あえて年頃の子供達に、こういう映画を解放すべきだと思う。
それこそ、我が子を谷底へ突き落とす「スパルタ式」のように。
血や暴力だけじゃなく、愛とか友情も、ちゃんと描いてるんですよ、この「300」や「バトル・ロワイアル」も。
↑いや〜ん♪
人気blogランキングへ←クリックしてね♪

←もういっちょ♪

0