「殺しの烙印」
監督/鈴木清順
出演/宍戸錠、真理アンヌ、南原宏治、小川万里子、他。
宍戸錠、ししどじょう、
獅子どじょう。
すいません、コレがやりたかっただけです(笑)。
昔、原田宗典の
「スバラ式世界」という本が大好きで、原田さんの爆笑エッセイを読みまくっていて、その中の1つで、原田さんの妹さんが宍戸錠の事を本気で「獅子どじょう」と勘違いしてた、っていうのをふと思い出しましてねぇ。だって「どじょう」ですからね。
そんな「どじょう」さんが、殺し屋ナンバー1の座をかけて、ジタバタしまくる映画、
「殺しの烙印」。
ジャケットのカッコよさとは裏腹に、中身はかなりシュール。
「騙された!」と思う方も居るかもしれませんが、あまり考えずに、映像と音楽を楽しむだけでも、価値はあるんじゃないかと。
さて、殺し屋ランキング3位の
どじょうさんは、はっきり言って
変態です(笑)。
炊きたてのご飯の匂いフェチ。
お米大好きどじょうさん。
炊飯器抱えて匂い嗅ぐぐらいに大好き。なんかっつーと
「メシを炊け!」ですからね。しかも女にばかり炊かせて自分では一切やらない、というのが徹底してる。そんな変態のどじょうさんですから、度を超す女好きっぷりも凄まじい。
絶対にベッドでセックスはしません。
何の為のベッドですか。ベッドが映るには映ってるんですが、ベッド以外のどっかその辺で、ヤリまくり。そのほうが燃えるっちゃあ燃えるんでしょうが、殺し屋だけに常に周りを気にしてないといけないんですかね?絵ヅラ的には物凄くいい「絵」なんですが、変態っぽさが際立ってるようにも思えて。
ストーリー自体はなんだかよく分んないですが、もうとにかく映像が
ムチャクチャにカッコいい。
アヴァンギャルド、って感じです。ぶっ飛んでカッコいいです。そして音楽も。
レア・グルーヴ好きには堪らんのではないでしょーか。
僕は、なんていうか、映像と音楽の絡み方がとっても「ジャズ」だなあ、と思いました。まあ、ジャズの何たるかも分ってない”知ったかぶり”ですが、何となく雰囲気がそんな感じだったもので。
ちょっと前に「エゴラッピン」とかいうバンドが流行ってましたが、あの「音」がバッチリハマる感じですねえ。最近どうしてるんだろ、エゴラッピン.......この映画の主題歌
「殺しのブルース」
なんかバッチリじゃないすか?カヴァーとかやってないんですかね。このバンド絶対に「殺しの烙印好き」なハズです。モロそんな感じですもんね。
で、この「殺しのブルース」がオープニングで流れるんですが、ここでもうツカミはバッチリでございます♪
♪おっとこまえの〜
殺し屋は〜
香水の香りがした〜
(台詞)「でっかい指輪をはめてるな」
「安かねえんだ!」
「安心しな。そいつには当てねえよ。」
バキューン!!
♪ねぼけまなこの〜
殺し屋は〜
寒そうに震えてた〜
(台詞)「女を抱いてきたのか?」
「あたりきよ!」
「ゆたんぽを抱きな!」
バキューン!!
♪熱い鉛を抱いて〜死んだ〜♪
ああっ、もう、たまんないです!こういうのっ!!もう、
どうにでもしてーっ!!
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ちなみに「ピストルオペラ」ってこの「殺しの烙印」の続編扱い、だったんですってね。どうりで似てると思った......しかしぶっ飛び具合は「殺しの烙印」の方が上でした♪

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