「レイジング・ブレット/復讐の銃弾」
原題/EYE FOR AN EYE
監督/ジョン・シュレシンジャー
出演/サリー・フィールド、キーファー・サザーランド、エド・ハリス、ジョー・マンテーニャ、他。
こんばんは。なんだか最近ビミョーに忙しいwataruでございます。
本当に忙しかったら平日に映画を観る元気もないんですが、なんだかんだで観てますしねえ。中途半端な時間に家に帰って、中途半端な時間にご飯を食べて、中途半端に時間が余るんです。
まあ、そんな「中途半端」な時間を潰すには「映画」がやっぱり一番なのでございまして。
さて、ビミョーに忙しい仕事が終わり、久々にツタヤに行ってきました。
さすがに金曜の晩だけあり、お店は大変賑わっておりました。カップルが多く、独り者の僕には
地獄のようにツライ場所なんですが、
相手に気を使うこともなく自分の好きなものだけ観られるのが独り者の特権であるのだ、と自分に言い聞かせながら、新作コーナーを物色開始。
そこで見つけたのがコレ。「レイジング・ブレット/復讐の銃弾」
1996年の映画で、役者がサリー・フィールド、キーファー・サザーランド、エド・ハリスといった超豪華な顔ぶれなのにもかかわらず劇場未公開。僕はその存在すら知らなかった映画ですが、最近の「24」シリーズで一気にお茶の間の人気者になった
キーファーさん効果でDVD化されたような感じ。
えっ、あのキーファーさんが極悪連続レイプ殺人犯!?
これでまずビックリするんでしょうね。
僕は「24」シリーズは全く観ていないのでなんとも言えませんが、もともとキーファーさんて「悪人」専門俳優っていうイメージが僕にはあって、
「ロストボーイ」(古っ!)や
「気まぐれな狂気」などがとても印象に残ってますね。あ、あと
「フラットライナーズ」なんかも結構好きだったりします。
親父さん同様、
悪人ヅラのキーファーさんが今や正義の味方をしているという事の方が驚き。
「24」しか知らない人が観たら多分
ドン引きであろうと思われるこの映画。なんたってレイプ殺人犯ですから。これがもう本当に人間のクズ。今時有り得ないぐらいの極悪人ぶりが凄まじい。
しかし、映画の中ではどうやってそんな極悪な人格が形成されたのかという説明は一切ない。
この映画の場合、説明をしなかった事が失敗の原因だったような気がする。
復讐によって奪われる命。
自分の娘をレイプされて殺された母親(サリー・フィールド)が、殺人犯(キーファー・サザーランド)を私的に制裁する話なんですが、なんかあまりにもキーファーさんの命が安っぽく感じたもので。
確かに、殺されて当然の人間のクズですが、復讐で「人を殺す」ことの重みが全然伝わってこなかったというか・・・・こんな描き方では死んだ娘の命も安っぽく見えてしまう。肝心の母親の行動もいきあたりばったり感が強く、伏線も上手い事使い切れてない。父親(エド・ハリス)に至っては何もしてない。何をしてたの?何かしてよ!とムカつく次第。エド・ハリスだったら何かやってくれそう、と期待してたんだけど笑ってしまうぐらいに
無能。何でこの映画出たの・・・・・
劇場未公開、ってのも納得な映画。いい題材を扱ってるのにこれじゃあかんわ。
しかし、
極悪なキーファーさんは一見の価値アリ。
↑ワルそー!
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