「マイアミ・バイス」
原題/MIAMI VICE
監督/マイケル・マン
出演/コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、コン・リー、ナオミ・ハリス、他。
こんばんは。
マズルフラッシュ&薬莢フェチのwataruです。
今夜は
「マイアミ・バイス」でございます。
マイアミ・バイス・・・・・僕は昔のTVシリーズは全く観ていません。なんだか気持ちよさそうなマイアミですかしたカッコした刑事、ってのが気に入らなかったので。
やっぱり、刑事といえば
「トミーとマツ」なもんで・・・・
オサレな刑事はいらんのじゃ!!なんてことを思ってたもんで、劇場ではおろかレンタルになってからも手をださなかった。
しかし、今日・・・・早く仕事が終わり、ヒマなんでツタヤに行ってみたら、まー無い事。観るもん全くナシ。笑っちゃうぐらいにナイ。これは観ないだろう・・・・と思ってたマイアミ・バイスに手を出さざるをえないような状態。でも、監督が
マイケル・マンだし。
「ヒート」のマイケル・マンだし。つまらない、って事はないだろう。だってもともとマイアミ・バイスはマイケル・マンだし。
しかし、いくらマイケル・マンと言っても少し懸念が有りまして・・・・それは、前回の
「コラテラル」から撮影がデジタルになってる、という事。コラテラルは、劇場で観たんですが、その時の印象が
「良く撮れてるホームビデオ」といった感じでねえ。いや、実際劇場の大画面で観ると、あのどうにも粗い感じの映像(特に夜間)が気に入らなくて。あと絵の「奥行き」も感じられなかった・・・・映像的には不満だったけど、ドジな殺し屋さん、トム・クルーズの華麗な銃の扱いにはシビレまくりでしたが。特に、路地裏でチンピラ二人を一瞬で殺してしまう所。鳥肌が立ってしまった。
マイケル・マンの凄いのは、
「銃」の描き方がとてつもなくマニアックな所。
その最高傑作は、誰もが口を揃えて言うであろう、
「ヒート」。男だらけの
脂ギトギトの物語も、もちろんシビレますけど、やっぱあの
「銃撃戦」でしょうねえ、ハイライトは。あの銃撃戦観たさに、僕は劇場で2回この映画を観てる。それぐらい凄いのです。後から知ったのですが、あの銃撃戦での「銃声」は、別録りされた本物の銃の音を、1音1音、丁寧にダビングを重ねてったんだそうです。その作業を想像するだけでもう、
気が狂いそう!!とにかく、このマイケル・マンとゆー人は、銃をカッコよく、かつリアルに撮ることにだけ異常なまでのこだわりを見せる。
まー、今回も銃撃戦には気合い入りまくりで、マズルフラッシュ&薬莢フェチの僕も大興奮。
一番ビックリしたのが、冒頭のおとり捜査での「取引」のシーンでの銃撃戦。
あのライフルって・・・・
「戦車」とか撃ち抜くためのライフルじゃないんですか?
確かに、車なんか簡単に貫通してたし、中にいた人間、
バラッバラになってましたよ!!いくらなんでもそれはやりすぎかと(笑)。麻薬密売人にしては物凄く重装備・・・・っていうかすでにもう軍隊。
あと、トレーラー奇襲のシーンはハラハラ・ドキドキでしたねえ〜♪
上の写真のシーンがそーなんですが、ジェイミー・フォックスの隣に居る女性、かなりカッコよかったです。
ラストの銃撃戦なんか、見た事もないカッコイイ銃がイッパイ出て来て、もうたまんないっス♪
最高ッス♪
マイアミなのに、ちっとも南国らしくない陰鬱な風景とか、ただの刑事なのにムチャクチャに高そうな車乗り回してたりとか、考えられないような超・最先端テクノロジーをサックリ使いこなしてたりとか、銃撃戦で容赦なく人が死にまくったりとか、思いのほか苦いエンディングとか、僕がTVシリーズで勝手に連想してた「サワヤカ・オサレ」な刑事モノではなかった事が好感度アップでしたねえ。
中盤、明らかに
男性ホルモン過多であろうと思われる
コリン・ファレルと、
「薄幸」という言葉が顔に書いてあるかのような(そのわりには凄く肉感的だったけど)コン・リーのイチャイチャぶりが、
辛かったっす・・・・(笑)。観ていてツライ、という事はつまり、マイケル・マンは
「女性を描くのがヘタ」ってことなんだと思います。このドラマのなかで、完全に浮いちゃってますし。でも、
ま、いいか・・・・
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