まだまだ、ゾンビの時間は続きますよ。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」。
残念ながら日本では劇場公開されず、ビデオスルーになったゾンビのパロディ映画。
なんで、これが、劇場公開されないんだ!?と怒り出すぐらいの大傑作。
主人公は家電量販店に勤めているボンクラ青年。無職でゲーム好きな友人と一緒に生活していて、いきつけのパブでダラダラしてる。そんな将来性ゼロのボンクラに恋人も愛想をつかしてしまう。「これじゃいかん!」と生活を改める決意をした矢先、何故かゾンビが大発生!!!さーどうするボンクラ青年!?
この映画の何が面白いかって、それは主人公のボンクラっぷり。もう周りにはゾンビだらけなのに全然気付いてなくて、いつもと同じように家で友人とダラダラ過ごしている。自分の家の庭にゾンビが侵入してきてやっと気が付く。しかし舞台はイギリスなので、銃は無い。そこで彼は物置からアナログレコードを持ってきてゾンビに投げつける。「あ!プリンスのパープルレインじゃん。それは駄目!!投げちゃダメ!!」とこの期に及んで選り好みしている。
どうにか、恋人と家族を救出し、逃げ込んだ場所はショッピングモールじゃなくて行きつけのパブ。そんな所で篭城なんか出来んだろうが!!当然、アッサリ侵入されてしまうのだが・・・・
しかし、ボンクラ青年もこのゾンビ大発生をきっかけに、しっかりとした大人に成長していく。僕自身ボンクラ代表なので、こういう成長物語には弱いんだよ〜、ちょっと泣きそうになったよ、ゾンビ映画なのに(笑)。
肝心のゴア描写は、無駄に気合いが入ってて素晴らしい!ゾンビは昔ながらのヨタヨタ歩きだし、ちゃんと人肉食べてます♪モリモリとね。かのロメロ先生もこの映画は大のお気に入りのようで、最新作「LAND OF THE DEAD」で、監督兼主役の二人をゾンビ役で出演させてます。サイモン・ペッグとエドガー・ライト。さて、どこに出てたでしょう?ちなみに役名は、「photo booth zombies」。見た人なら、もうお分かりかと。トム・サビーニは、「machete zombie」、ナタ・ゾンビ(笑)でしたね。
レンタルビデオ屋でこの映画を見かけたら、借りるべし!!

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