2017/8/26
開国して・・・
日本が開国した後は、欧米では時ならぬ
狆(ジャパニーズドッグ)ブームに

イングランド王「チャールズ二世」は犬好きで有名


イギリス海軍「オズボーン」によると(「日本への航海」より)
(エルギン卿使節団として同行)
彼が乗船した「フェリアス号」の帰国時には
13匹のジャパニーズドッグが乗せられていた
上陸した船員は漆器や小型犬を買うため、手元の金を洗いざらい持っていくことを忘れなかった。
オリファントによると(エルギン卿遣日使節録より)
(エルギン卿使節団として同行)
1)陶器に対する趣味も、漆器に対する熱望も、犬に対する熱狂に比べれば物の数ではなかった。
2)顔は全く見られたものではない。目はどれも丸で頭から飛び出しているようにひどく突き出している。額が張り出し鼻は極めて小さいので顔から突起しているというよりも、むしろ落ち込んでいるような格好である。
3)ひとつがいの狆の価格は50ドル〜60ドルもしたが一行の多くの人々が3〜4匹づつ手に入れた。
オールコックによると(「大君の都」より)
来日当初日本を辛辣な目で見続けていた彼でさえ
1)町に出て最初に探したものは、ジャパニーズドッグだった。
2)(友人に頼まれて)さらのような目をもち、鼻のない、できれば白と褐色の2歳の2匹の犬を見つけなければならない。私の友人は「犬道楽」なので。
3)彼が大阪で見た狆は1匹40ドル〜50ドルした。
イギリス初代長崎領事ホジソンによると(「長崎函館滞在記」より)
1)長崎でも狆は高く1匹5ポンド〜10ポンドした。
2)小犬は姿は醜いのですが、私は1匹買いたいと思いました。ただ大変高いのでがっかりしました。
イタリア海軍中佐アルミ二ヨンによると(「イタリア使節の幕末見聞記」より)
1)江戸で山羊・熊・猿・鳥を売っている店を見た。
2)中でも目を引いたのが、小さな牛の目をしたような犬の怪物で、不格好で滅法値が高く1匹40ドル〜50ドルした。
3)しかも世話が大変で、長い航路を経てヨーロッパまで運ぶのは難しい。
4)マジェンダ号の士官たちはこの犬を数匹買い求めた。
5)子供を産んだ狆もいて数も増えたが、パタゴニア西海岸(チリ)の運河に停泊中、寒さのために全部死んでしまった。
プロイセン(ドイツ)全権公使オレインブルク伯爵によると(「オレインブルク日本遠征記」より)
1)日本で買い入れた狆を軍艦に乗せた。
2)オレイングルク伯所有になったとりわけ優れた1頭は、長い旅によく耐え、今日なお元気である。
3)最も美しい犬は、日本においてすら高値である。
イギリス国教会主教J・スミスによると(「日本における十週間」より)
1)日本の小さな愛玩犬が大事にされ、可愛がられるのは、色々な理由による。
2)この犬は日本において高値を呼んでおり、その純血を保つため最新の注意が払われている。
3)この犬は、とても体がきゃしゃなうえ、寒さに敏感であり、病気になりやすい。
様々な国の書物の中には、狆に対する記述が残っているようですが
当時海外の皆さんは、町中に沢山いた「町犬」には興味を持たず「狆」に対する興味が強かった。
この当時からペットショップ的な店があった事にビックリ。
海外の方々が皆さん「高値」と思いながらも購入していた事。
厳しい船旅で生き残った狆達が海外の狆の基礎を築いた事。
開国により、犬の世界まで海を越えた歴史が作られて行った事に大きな感動を覚えます。
平成生まれ、この7月で御年7歳になった「フジ君」
今日のシャンプー後の写真でさようなら



ママの一句
海渡り 寒さしのいで 海外へ
狆(ジャパニーズドッグ)ブームに


イングランド王「チャールズ二世」は犬好きで有名




(エルギン卿使節団として同行)
彼が乗船した「フェリアス号」の帰国時には

13匹のジャパニーズドッグが乗せられていた

上陸した船員は漆器や小型犬を買うため、手元の金を洗いざらい持っていくことを忘れなかった。

(エルギン卿使節団として同行)
1)陶器に対する趣味も、漆器に対する熱望も、犬に対する熱狂に比べれば物の数ではなかった。
2)顔は全く見られたものではない。目はどれも丸で頭から飛び出しているようにひどく突き出している。額が張り出し鼻は極めて小さいので顔から突起しているというよりも、むしろ落ち込んでいるような格好である。
3)ひとつがいの狆の価格は50ドル〜60ドルもしたが一行の多くの人々が3〜4匹づつ手に入れた。

来日当初日本を辛辣な目で見続けていた彼でさえ
1)町に出て最初に探したものは、ジャパニーズドッグだった。
2)(友人に頼まれて)さらのような目をもち、鼻のない、できれば白と褐色の2歳の2匹の犬を見つけなければならない。私の友人は「犬道楽」なので。
3)彼が大阪で見た狆は1匹40ドル〜50ドルした。

1)長崎でも狆は高く1匹5ポンド〜10ポンドした。
2)小犬は姿は醜いのですが、私は1匹買いたいと思いました。ただ大変高いのでがっかりしました。

1)江戸で山羊・熊・猿・鳥を売っている店を見た。
2)中でも目を引いたのが、小さな牛の目をしたような犬の怪物で、不格好で滅法値が高く1匹40ドル〜50ドルした。
3)しかも世話が大変で、長い航路を経てヨーロッパまで運ぶのは難しい。
4)マジェンダ号の士官たちはこの犬を数匹買い求めた。
5)子供を産んだ狆もいて数も増えたが、パタゴニア西海岸(チリ)の運河に停泊中、寒さのために全部死んでしまった。

1)日本で買い入れた狆を軍艦に乗せた。
2)オレイングルク伯所有になったとりわけ優れた1頭は、長い旅によく耐え、今日なお元気である。
3)最も美しい犬は、日本においてすら高値である。

1)日本の小さな愛玩犬が大事にされ、可愛がられるのは、色々な理由による。
2)この犬は日本において高値を呼んでおり、その純血を保つため最新の注意が払われている。
3)この犬は、とても体がきゃしゃなうえ、寒さに敏感であり、病気になりやすい。
様々な国の書物の中には、狆に対する記述が残っているようですが




開国により、犬の世界まで海を越えた歴史が作られて行った事に大きな感動を覚えます。
平成生まれ、この7月で御年7歳になった「フジ君」
今日のシャンプー後の写真でさようなら




ママの一句
海渡り 寒さしのいで 海外へ

