2017/3/8

狆の頭(*^-^*)  


  本日春らしい穏やかな一日

さて話はドンドン進み

今日は「狆の頭」に関するスタンダードから

頭部は犬の大きさに比べて大きい方が望ましい。

頭蓋は適度に丸みを帯び前額部は丸く張り出している。

重みのある2文でございます。


では今日もまずは「末永氏」の解説から

昔の人は「大目・大頭・富士の山」と言って

大きい目・大きい頭・富士の山の様な形の口の結び目が理想の狆としていた。


「小次郎系」は小頭狆で頭蓋骨が小さいばかりでなく頭頂部の毛が短い事も原因である。(雌犬タイプの雄と言う。)


頭蓋(スカル)の丸味は耳の位置とも関係があり、耳付きが高いとペキニーズの様に頭頂が平らとなり丸味を失う。


頭蓋と耳の調和により顔は丸く出来ている方が望ましく、頭頂から下顎までの顔の厚さが厚くて顔全体に丸味があるのが良い。


今日はこの「小次郎系」にスポットライトを当てて研究してみましょう

   百聞は一見に如かず

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(全日本最高名犬犬観・附JKC20年史より参照)


では「末永氏」による「小次郎系」の解説から

「斉美荘小次郎」は斉藤末次氏の所有犬であった。

小次郎の子孫でこの犬の遺伝的影響力を受けている犬を「小次郎系」と言う。


田中完二氏が繁殖し、後に斉藤氏が購入し、斉藤氏の犬舎号をつけた犬である。


昭和34年8月に出生し37年頃から名犬として騒がれた。


小次郎は体高25p位の当時としては極めて小型でまとまった犬であった。


    それまでの狆は・・・

平均的に体が大きく、骨は割に太く、前肢がいくらか曲がっている「入船型」や「亀甲型」の犬が多かった。

それらの犬は歩様も重たく、軽快な姿ではなかった。

他の洋犬種に比較すると歩様などの動作はいかにも動物的鋭敏さに欠け、まだまだ改良すべき多くの点を残していた。

小次郎が展覧会に出陳された時、それまでと違ったタイプに皆が注目した。



熱心な繁殖家が夢にまで見た、骨の狂っていない健康的なバランスの良い小型の狆であった。


小次郎の良い特徴は口吻のつまり・小型でバランスの良い骨格形成・引き締まった体・軽快で生き生きした動作などにあった。


欠点は、毛が短く粗毛で、頭部がやや小さく、目はアーモンド型で白目が多く、外斜視が強かった点、耳の飾り毛が短かった点、目と耳にかけての班が下顎の下にまで来ている「カマヒゲ」があった点などであった。


そのため顔様は優雅さ・かわいらしさに欠けていた。


しかし当時の繫殖家は口吻の詰まった、小型の犬を何とか作出したいと望んでいたので小次郎に交配が殺到した。


ところが驚いたことに、そのほとんどの直子に小次郎の影響がはっきり現れていた。


ほとんど全部の直子の四肢がしっかりしており、口吻が詰まっていた。また半分くらいの直子は小型になった。


ただし良い面に併行して悪い欠点も遺伝した。


小次郎の直子はすぐに判別できるほど強力な遺伝力を持っており、この犬の狆界に及ぼした影響は重大なものがある。

  この系統の子孫は

晩成型が多く、雄犬の場合、若犬時代は雌犬タイプに出来ているが、年齢が進むほど男性的になった。

この系統は頭頂部の被毛が短く出きる場合が多く、優雅さに欠ける面があった。

このような系統は「桃太郎系」と組み合わせて計画繁殖すればよいわけである。


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(末永氏による両者の比較図参照)


「桃太郎系」は頭頂部の被毛が長く、顔全体がまろやかに出来ており、目も丸いのでかわいらしく、優雅で上品な感じがする。


「小次郎系」は頭頂部の被毛は短いために顔が扁平に見え、目がアーモンド型で外斜視が強いのでいかにも意地悪そうな嫌な感じがして顔全体が下品である。


昭和40年頃までは「小次郎ブーム」であった。


小次郎系の短毛は強く遺伝した。

(一般的に短毛は長毛に対し遺伝的に優性とされている。)


小次郎の血液を導入することは、改良に逆行する面も多く、重大な問題が含まれていた。


この問題を指摘して、狆界に警鐘をならし続けた。


長所と短所を見きわめた上で繁殖するように勧めたい。



ここに至るまで本当に様々な御苦労をされて

   より良き「日本の狆」のために

皆さんが努力されて来たことが伝わって来ます


明日は「狆の横顔」について勉強してみたいと思います


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  では平成生まれから「また明日」


ママの一句

     ここまでの 道のり忘る 事なかれ



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