ジムニーが、そろそろフルモデルチェンジ。
私の乗るJB23型は、それまでは現行モデル。
が、そもそもこの型は誕生から20年。
2年に一度のペースでマイナーチェンジをしてまして。
なので、1型から10型まで存在する事になります。
私のは、4型。
4型から5型への移行は、ビッグマイナーチェンジでした。
まず、内装が一新。
私の乗る4型は、ある意味「昭和の軽自動車」の名残があります。
が、5型からは一気に洗練され、モダンになります。
エアコンの吹き出し口がシャッター式になったりとか。
ダッシュとグローブボックスの間に、棚のようなスペースが付いたり。
これ、便利そうでいいんだよな…
他にもギヤ比だとか色々あるんですけどね。
でも、一番大きいのは、副変速機の操作でしょうか。
4型までは、シフトレバーの斜め下に、もう一本、レバーがあります。
実は普段は、後輪のみの二輪駆動で走るジムニー。
知らなかったでしょ?
でもイザという時には、そのレバーを使って四駆に切り替えるんです。
5型からは、これが電子スイッチになります。
ここら辺は、好みが分かれる部分らしいです。
私もアナログ人間なので、4型で良かったな、と思う部分かも。
機械っぽい、って雰囲気が。
まだ四駆で走ったことないけど。
他にも、8型から9型では、実はボデー形状が変わります。
対人安全性のために、ボンネットが高くなったんです。
前から見た時のボンネットが「厚くなった」というか。
クラッシャブルゾーンを増加させたんですね。
それと当時に、インタクーラーの空気取り入れ口形状も変更。
でも、パっと見でよく分からないデザインが凄い。
言われて見れば「あ〜」ってなるレベルで。
ま、そんなこんなで、ジムニー。
舗装路面をスムースに走るのは、非常に難しい。
とにかくもう、フカフカのフワフワで。
ステアリングも、一時代前の方式。
なので、とにかく反応が鈍い。
これはもちろん、悪路面での操作性を優先してるんでしょう。
たぶん、滑りやすい路面なら、こういう方が安心できるはず。
あまりシビアな反応だと、操作が難しいですからね。
最近では、このステアリングの感じが気に入ってます。
とにかくね、いっぱい回さないとダメなの。
現代の車は、ほぼ「ラック&ピニオン方式」。
でもジムニーは「ボールナット方式」。
これがね、気持ちいいんです。
コロコロとベアリングが回ってる感触がいい。
ぐるぐるぐる〜ってやると、コロコロコロ〜、って。
とても滑らかで気持ちがいいんですよ。
特に、モールとかの駐車場ね。
ビルの狭いつづら折れのシチュエーション、あるじゃないですか。
ああいう時は本当に気持ちいい。
曲がる先を読んで、先に先にと切っておく。
戻す時も同じ、先に先に戻しておく。
結果的に、すげぇぐるぐる回してる感じがしますけどね。
でも、途切れることなく、滑らかにタイヤが動く感覚。
これがきれいに出来てると、本当に気持ちいいんです。
なんかマニアックな話ですけど。
ジムニーは、運転操作を試されてる気がして、良いんですね。
入力が急だと、途端に姿勢が崩れる。
先を先を読んで動かしておく必要があるんです。
特に峠道では、自分の運転の未熟さを痛感します。
なんかね、合氣道と似てるんですよ、そこら辺。
ま、そんな人気の無い4型ジムニーのお話でした。

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