最近、気分はバレーのボール。
着地出来るかも…という話の後には、必ずまた上げられる。
そしてまた落ちそうになると上げられる。
本当に落ち着かない。
とにかく不動産屋には、土地の決済を急げ、と言われる。
そんなこと言われなくてもやりたいけど、ジャマが多すぎるんですよ。
と、逆ギレしたい気持ちをグっと腹に納めての日々。
前々回、土地を担保に融資ししてくれるローンがある、と書きましたね。
はい、とりあえず結論です。
・価値のない土地は担保にできまてん
いきなりつまずきましたよ。
はい、薄々感づいてはいたのです。
何を隠そう、土地は一部が
「土砂災害特別警戒区域」に掛かる土地。
そりゃね、価値なんてありませんよ。
だから安いんだもの。
安いって言っても、一万二万じゃないけどさ。
しかし、まさかそこで落とし穴が待ってるとは。
で、果たして電話で「無理でした」との事。
こちらも「あの土地じゃ仕方ないよね」と。
ハジかれた理由が私個人に由来するわけではないのが救い。
さて、次の一手はどうすんだ?
どうすんだよ!
・いっそもうフリーローン…?
で、その電話で、「じゃあもうフリーローンしかないじゃん」と結論。
担当も「そうですね、次回、とりあえず本審査いっちゃいましょ」と。
超高金利&、返済期間がさらに短すぎる10年。
単純に、これはかなりリスクが高いから、出来たら避けたかった。
あ〜、憂鬱だ。
しかしこればかりは致し方なく…
・担当が替わる
後日、信金から電話があったので、休み時間に折り返す。
すると、担当してた若い子ではなく、ちょっと上の人が電話に。
おっと、これはどういうことだ?と展開に戸惑いつつ、話を聞く。
まず、「フリーローンだと住宅ローンに組み込めない」との説明。
やっぱりそうか。
私も無担保のローンで組んで買ったらヤバイかも、と思っていたところ。
変な嗅覚だけは養われてきてる。
しかし、最後の手立ても断たれた。
もうお手上げだよな。
けっこう、頭真っ白。
・まさかの救済措置
これ、書いていいのか分かんないけど…匿名だからいいか。
替わった担当の方から、突然の提案が。
それは、
「もし心眼様の方で宜しければ…」
「はぁ…?(なんだろ?)」
「当社が土地を担保にご融資いたしますが、いかがですか?」
「はぁ?!」
「前回、仮審査通していただいた件で進めようかと」
「うっわ、助かる〜!」
そんなことやってくれんのか、と、ちょっと驚いた。
20年近く、マジメに返済してきて良かったかも。
「ですので、とりあえず不動産屋が、どれだけ待てるか確認してください」
「こちらからも連絡しましょうか?」
と言ってくれるも、
「とりあえずまず打ち合わせに行くので、それからで」
という事で、電話は終了。
泣けてくるぜ。
・ここでまた呪い発動
ほんとね、呪われてるとしか思えないのよ、この案件。
ぬか喜びで電話を切って、思い出した。
時間を戻そう。
信金で仮審査をした時、俺はまだまだアマちゃんだった。
なにせ、プレハブを住居代わりに住宅ローンで組もうと思ってたんだからな。
しかし、窓口で「プレハブは住宅じゃねぇ!」と言われたんだ。
「じゃぁどうすりゃいいんだよ!」と聞いてみたさ。
そしたら、「高金利の無担保住宅ローンならイケるぜ」と提案された。
まぁ、結果的にそれもダメだったんだけどな。
そう、ウワモノの金額を抑えたいが為のプレハブだった。
だから、予算も土地以外の部分は、数百万で見てたんだ。
プレハブのキットで300万、工事で200万、内装で100万あればいいだろう、と。
そこでまたあの建築士だ。
結局、「木造でやろう」って話になって、住宅として建てる事にしたんだ。
だから信金での仮審査とは別で、もっと低金利の住宅ローンに目を付けた。
ネット銀行の低金利住宅ローンだ。
保証も色々つけられる。
そこで、ひとまず土地代とは別で、今度は一千万を見て審査を通した。
それでもバカみたいな金額だけどな。
でも反対されなかったから、イケると思ったんだ。
そして、それは通った。
だから、もうそっちで動くことに決めていた。
というか、信金の方の条件が低い事を、すっかり忘れていたんだ。
登りに登ったハシゴを、すっかり外されていたこともな。
・詰まるところ、現状一番の問題
なんだかんだ書いてるけど、私としていまいち納得していなかった事。
それは、
「契約は契約だけど、なんで少しくらい不動産屋は待ってくれないのか」
という事。
書いたように契約ではあるけど、事情が事情で、こちらもきちんと動いてる。
不動産屋さんから「少し待ちましょうか?」と一言あるだけで、全然違うんです。
なので。
6月4日に打ち合わせで来店。
そして単刀直入に、「少し時間を下さい」と直訴。
すると、合意書を作成して、7月末まで期日を延長してくれました。
わーい。
いや、最初に頼んどけばよかった。
とりあえず二か月弱のゆとりが出来ました。
でもすぐだぞ、これは。
気を引き締めて行こう。
その経緯を、信金に電話。
まず一言「良かった」と、向こうも安どの声。
・でも、不動産屋さんも動いてくれてた
ぶつくさと不動産屋さんへの不満も書きましたが、実は動いてくれてました。
この日、打ち合わせだけかと思ってたのですが、見知らぬ人が一人。
すると、図面を見て興味を持ってくれた工務店の方でした。
不動産屋さんと協力関係にある工務店さん。
あ、ありがたい…
仏さまや…
正直、提示してる予算は、ローコスト住宅よりもローコスト。
どこのバカが考えたんだ?ってくらいの金額なんです。
小屋くらいしか建たねぇぞ、と。
でも、それでも何とか…と思ってくれたらしく。
こちらとしても、コストを抑える術を、素人ながら予習済み。
そして、実際に要らない部分も多いのです。
例えば、道場部分に床は要らないとか。
バスタブ要らない、システムキッチン要らない、天井要らないとか。
シャワーブースだけでとりあえず良いんですよ、私。
近所に入浴施設あるし。
で、こんなこともあろうかと、PCを持って来てたのでした。
夜な夜な、間取り編集ソフトで間取りを考えていたので。
色々と相談させてもらいました。
ようやく、楽しいと思える時間でした。
・不動産屋、工務店、銀行、俺の連携がようやく確立
で、大事なのはここから。
二か月と言っても、長いわけではない。
工務店さんとも、なるべく早く予算でどうするかを考えないといけない。
最悪、予算内に納める為に道場部以外の床面積を小さくしたりとか。
そちらのバックアップも色々考えてはあるんです。
30畳のリビングの付いたワンルームアパートみたいな形も。
とりあえずは請負契約を結ばないと、ローン組めないしね。
でも、途中で資金不足で迷惑を掛けるのは避けたい。
だから、ここでキッチリと考え抜かないと。
そもそも、次の審査が通る保証だってないのだからね。
考えたくないけど。
さてさて、どうなることやら。
・今回のまとめ
まぁね、とにかく土地、建物は知識がないからどうしようもない。
これが普通に建売とか買うなら、全然ラクだった。
でも逆に、これがあったから、知識も増えた。
次があるなら、断然スムースに、上手く立ち回れる。
人生、勉強です。
さて、これから土地から買ってそこに家を建てると思ってる方へ、私から。
この順番でやっていけば、たぶん大丈夫だよ、とアドバイス。
@私が気づいた「家を建てる順番」
@お金を貯める
AHP見まくって、好みの工務店、ハウスメーカーを絞り込む
B色々なサイトで、建てたい建物の規模と土地の相場を調べる
C相場が分かったら、ローンの仮審査を通しておく(複数可)
D間取りと削れる設備、盛りたい設備もざっくり決めておく
Eある程度の知識を持ったら、工務店を巡る
Fいいと思った工務店さんに、土地選びから参加してもらう
G工務店さんがGoを出した土地を買う
Hすぐに平面図と請負契約書等を持って銀行に行って審査通す
これできっと失敗せず、安心感の下に家が建てられるはず。
家を買うには何から?
って、ネットで検索するとけっこう出てくるのが、
「まずはお金の事から」
って出てきます。
でも、私はまず「工務店さん選びから」だと思いました。
建物はもちろん、土地に関しては我々は素人です。
土地の上に建物を建てる人に、土地選びから参加してもらいましょう。
お金は、普通の収入があって変に借金なければ大丈夫かと。
若ければなおさら大丈夫ですよ。
そこでハジかれたら、もう少し自己資金を増やしていけばいいと思います。
まぁとりあえず、建売買いましょう。
ラクだから。

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