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友人の松葉氏が、様々な業界のトップと対談するコーナー。
今回のお相手は三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長。
毎度の高度な経営分析や実情の応酬に、私はサッパリ…。
ですが、今回の「百貨店」のキーワードで、色々思い出しました。
昔々。
たまに「デパートへ行く」というイベントがありました。
幼稚園くらいの時は、自営の親父の銀行の用事などに付いてった記憶も。
そのついでに、当時横山町にあった大丸へ行ったりしました。
富士銀行(当時)から守谷商店さんに寄って、大丸のコース。
その頃の八日町交差点には、住友銀行もあって、そこにも行ったかな。
そして大丸行って、地下の喫茶店でソーダ水飲んで。
たまに上階の食堂で、お子様ランチを食べたり。
眺めが良くていい雰囲気だったなぁ。
たまに何か買ってもらうのは、ほぼミニカー。
当時からもう病魔に蝕まれていたんですね。
ちなみに絵本を買うと言ったら、仮面ライダーでした。
たまにデパート行くというと、それだけで楽しかったな。
そして、それくらいの幸せでいいんじゃないかな、とも。
やれドコに連れてけだ言われ、何時間も何万円も掛けてね。
そして、みんな同じように味わえる雰囲気を、同じように味わってね。
で、また何時間も掛けて帰って来て。
ん〜、どうなんだろう?
好きならそれで良いんだろうけど。
ま、物心ついた時には、家庭内別居状態のわが家
残念ながら家族みんなで、という思い出は無いんですけどね。
だからこの思い出は、これから自分の家族で作りたい。
何気にこれ、夢なんです。
なんか書いちゃうと、物凄く普通のことだけど。
でも、俺はそれが必要。
家族で何かする、ってのが。
っと、暗い&つまらない話は置いといて。
思い出は思い出で、上述の通り。
だけども、記事中に繰り返し出た「百貨店」という言葉。
そして先日、立川の伊勢丹に行った時にも、とても感じたこと。
それは、「上質」。
以前にも書いたこととかぶりますけど。
八王子は既に、ショッピングモールしかありません。
百貨店なるものは、全て撤退しております。
立川には全部あるけど。
ショッピングモールも、悪いとは言わないです。
ですが、百貨店に行くと、やはり「格」を感じざるを得ない。
常に視界には、スーツ姿の店員さんが点在。
駐車場を出るにも、出庫手続きをしてくれ、建物から出るまで見送ってくれたり。
その一人一人が、しっかりと訓練された物腰柔らかく丁寧な所作。
八王子では見ることの出来ない風景。
こちら八王子では、店員だか客だか分からない服装の店員が目に入るだけ。
店内も、若者をターゲットにした、落ち着かない若い雰囲気の店舗が多い。
駐車場は、自分で清算して、誰にも見送られずに駐車場を後に。
悪いと言ってるわけではないのです、繰り返しますが。
あれはあれで、気軽で手軽で良いのです、きっと。
何が言いたいのかと言えば。
実店舗に赴いて、実物を実際に、上質な雰囲気の中、吟味する。
少し高級というか、身の丈に合ってないのかも?と思う感じで。
昔の人は、百貨店へ行くというと、おめかしして行ったと言います。
そういう、上質を味わう場としての魅力があるんだな、と。
そしてそうした上質を味わう経験・行為は、後の色々に活きてくるのでは?と。
もし同じ品揃えだったとしても、ドンキのような店で見ても、何も身に付かないかと。
やはり最低水準が放つ雰囲気というのは、もうどうしようもないわけで。
そして、そこばかりに慣れてしまうと、何かが欠けて行く気がしてならない。
「品格」ってのは目に見えないものですけど、確実に存在するもの。
良い物を適正な価格で適正なサービスの下で購入する。
こうした経験って、実は大事なのかな?って今となって思う。
母はいまだに、けっこうな金額のものを、しっかりしたお店で買う。
つい最近までは「もっと安いとこで買えばいいのに」って思ってた。
でも、ここ数年はその意味がようやく分かって来たと思う。
買い物の流儀から、生き方、センスそのものなど、色々見えるのかも。
そんなことを思いまして。
長々とすんません。
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