この歳になると、よく聞く言葉。
「歳に負けずに…」
とか
「老けた」
とか。
うるせーよ、と。
歳に勝ち負けがあるの?
白髪とシワの増えた顔は、進化の証。
体力が落ちてるのは、ハッキリ言って自己責任だよね。
常に運動しとけよ、と。
朝鮮人だけど、日本の魂を現していたのが大山倍達氏。
侍は刀を常に磨いてさやの中におさめておく。
抜かない。
抜かないところに侍の価値がある。
いい言葉です。
私は体力不足を感じたことが無い。
なぜなら、10代20代のピークを、運動して過ごしてないから。
だから、「若い時は出来た」と感じることがほとんど無い。
逆に、「今でも練習すれば出来る」と思う事の方が多い。
30直前に始めた合氣道。
30過ぎて始めた立ち技。
立ち技系はもうやめましたけど、楽しかった。
アップなどは、ガチガチの現役と一緒にやらせてもらいました。
年齢に気を使ってもらって、休ませてもらったりはしたけど。
でも、自分の意思で休んだりは、あまりなかったかと。
10代20代に負けるみたいで悔しかったので。
稽古内容の8割くらいは出来てたのではないかな?
…と信じたい。
合氣道は、ますます進化中。
今のところ、夏に熱中症でダメになる以外は、不満ナシ。
動く量はセーブしてるけど、まだフルで動いても大丈夫かと。
疲れたフリはする時あるけど。 ←おいおい。
50代入るくらいまでは、人間の体力って減らないんじゃないかな。
機械じゃないので、いつまでも動けるとは、さすがに思わないけど。
でも、休んだりサボったりせず、常にメンテしてれば平気でしょ。
怠った途端に、物凄い勢いで劣化するとは思いますが。
それは本当に「歳だから」でしょうね。
実際、合氣道の先輩のKB兄さんを見てると、その体力に驚かされる。
普段は普通の会社員なのに、稽古で疲れを見たことがほとんどない。
合宿などでも、涼しい顔をして、師範の受け身を取り続けてる。
40代も半ばに差し掛かり、そうとうキツイのは当たり前。
でも、そこを顔に全く出さずに、みんなのために動き続ける。
本当に凄いと思います、あの人は。
その体力と、何より精神性が。
話を戻して…
恐らく、人生で一番コンディションが良いのが「今」。
だから、歳を意識してどうこう…という事がない。
今後、いつまでこの状態がキープできるか…楽しみ。
要は私は、年齢を言い訳にするのがイヤなんです。
「少年の心を持ってたい」とか「大人の○○」とか言う人も嫌い。
若ぶって「俺、頑張ってる」アピールも見苦しい。
難しいとこですけど、何事もクールに行きたいもんですな。
合氣道や楽器は、やればやるほど磨かれていくのが好き。
将来は「あのジジィ、何かすげぇな」って言われるようになりたいです。

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