今回も、MODESTEさんで行われたトークライブ、第2回「desart & dessert」に行って来ました。
まさかのMOEDSTEさんエアコン故障で驚きましたが、でも夜風がとても気持ち良かったです。今回は「水のアーティスト」池田一氏と、マルモ出版編集長の丸茂喬氏を迎えてのお話。
ちょっと難しいというか、私の苦手な「アート」という領域に入った話題だったため、個人的にはいつものようにお気楽には楽しめませんでしたけど、林業とその周辺を取り巻く「食えない状況」は、非常に危惧している問題だったので、関心がありました。
国土の大きな割合を森林が占めている日本ですが、その大事な問題に関わる林業が、仕事として食えない状況というのは、本当にマズイと思うのです。一口に自然自然と言っても、ただ木を植えて放置、では意味が無いのはご承知の通り。そこにはしっかりと間伐を含めて人の手が入らないといけないはずなのに、それが仕事にならない。
安いというだけで、建築材は輸入材に置き換わったり、世界中から安価で大量の木製の雑貨が入って来たりと、日本に於いての林業の立場、存続が危ぶまれて、もう何年経ちますかね。そんな色々を考えさせられました。
池田氏が、浅川を見た感想の中で「私は水を見ただけで、浅川を見たわけではありません」と前置きしたのは、本当に深いと思いました。「物事はトータルで見る必要がある」というのはそうですね。その上で想像を膨らませて、大きく見る、と。
ネットニュースの見出しと字面だけに躍らされて大パニックになった日本人は、耳が痛い一言だと思います。
それにしても「ランドスケープ」とか「グリーンハブシティ」とか、意味が分かりません。伝えるのが仕事であるなら、安直な横文字に頼らず、しっかり日本語で説いていって欲しいとも思いました。横文字はなんとなく漠然としてしまって、どうも気持ちに入ってこないんです。まぁ、私だけかも知れませんが。
まぁ、個人的に理解がしにくい範囲だったいうだけで、やはり第一線で活躍される方の視点と発言は、大変に勉強になります。また三回、四回と冷やかしに(?)行きたいと思います。

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