昨日は、半そででの帰り道がえらく寒くてビックリしました。
本日は八王子駅前へ出て、ビックカメラに行ってみたりしました。お〜、スーパー三和で見た時も安いと思ったラフロイグ10年が、さらに数百円安い。なんなんだ、ビックカメラ。カメラ屋じゃねぇのか?
東急スクエアで紅茶の色々を調べたり、そごうの中も行ってみたりしました。そごう跡地、候補が見つからないようです。そりゃそうでしょうね、このご時勢ですから。
http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000001109280001
で、面白い記事を見つけました。
で、もの凄く刺激されました。
だから長文になります。
記事中で笑ったのが、八王子の商工会議所会頭が
「立川高島屋を閉めてこっちへ来てくれないか?」と言ってしまったらしい。いくらなんでも、恥を忍ぶにもホドがあるだろう、と。大丸にも聞いてみたって言ってたけど、大丸も既に八王子から撤退してるじゃんか、と。
言ってやろうか?
そういう貧乏臭い根性がダメなんだよ。
こんなでっかい事を言って、八王子から干されないか心配ですが、まぁいいでしょう。八王子はモータリゼーションの影響が悪く響いてるとか、立川はモノレールが出来たから良かったとか、何か見当はずれな感じが凄い。
未だに何かこう、「大規模開発」とかそういうものに執着してる気がする。いくら街自体が大きくたって、別になんもかんもでかくする必要なんて一つも無いわけで。第一、南口再開発なんて大きな事言っても、ただタワー建てただけで全て終わってしまってるじゃない。あれは市民の大半がガッカリしたと思う。
記事中で会頭も言ってますが、そもそも八王子には、人の流れを誘導するという概念が全くない。
映画館の一つも作らない街の開発って、ナニ?せめて鑑賞中の二時間くらい人を留めて、その後に感想を言い合う場所を探してもらうだけでも違うじゃん。八王子の作り自体が、「寄った人にはすぐに帰って欲しい」感があります。
本当にね、八王子で育ってんだかなんだか知らないけど、音頭を取る人間が「八王子の現状」を知らな過ぎる気がする。
東京、新宿とか遠くの「都会」に憧れを持って的外れを長年やって来てたら、いつの間にか超近い立川の街づくりの巧みさに全てを持ってかれたという、笑うに笑えない話。
どうも八王子の人間は、心のどこかで「どうせ田舎」という言葉を強く否定したい気持ちがあるようです。自虐的には言ってみたりはするけど、でも「田舎の中じゃ上等なほう」という、至極中途半端なプライドがあるんじゃないかと思うわけで。立川に対してもそう思ってたと思うね、正直。「あんな田舎に負けるわけないだろ」と。
ちょっと上等な雰囲気のある、ガスパール・カサドコンクールが来た途端に、突然「チェロの街八王子」とか言い始めてるし。
確かに世界的権威のあるコンクールを誘致したのは凄いかも知れないけど、あまりにも短絡的に物事を始めるのがいけない。前段階が全く無いから、そんなコンクールの存在を全く知らない9割以上の市民は「…はぁ」としか言えない。だから市民挙げての受け入れ体制も何もない。まだ知らない人がいるし。
そういう視点で考えると、先日も飲みながら友人と話していましたが、その彼のアイデア、
「Vリーグのチーム設立」は楽しいかも知れない。八王子実践という、バレーボールのメッカ的高校があるわけで、市民もそれだけ下地があれば、何となく理解は出来る。
まぁVの運営は赤字にしかならないかも知れないし、私が女子バレー好き、長身女性好きという嗜好がハマってるだけな感じもしますが、そういう新しいものを地域ぐるみで「育てる」という気持ちが全く無いのが八王子。
商店にしてもそう、既存の「昔は凄かった商店」が、今でもハバを利かせ過ぎて、街の発展を阻害してます。新しいことを始めようとしても
「それじゃウチらが困るからダメ」の一点張り。
招いた結果は、目新しいものが全く無く、面白い事をやる商店も今ではほとんど無く、旧態依然とした佇まいをさらけ出して、古臭さだけを充満させながら、今まで通りの生活をしてるだけ。そして一言目に「景気が悪い」。ふざけんな。
いくら長く続いているお店だって、そんなのは伝統だとは言えない気がするんですけどね。新しい何かを入れて、緊張感を常に持って、そこで初めて「伝統を守らないと」と思うのではないでしょうか?現状維持の努力しかしないような商店に、魅力があると思ってんでしょうか?
きつく言えば
「街が衰退した責任を取れ!」ですよ。
だから逆に、駅前メインストリームからあれほど外れたみずき通り周辺なんて、魅力的な商店が多くて、小規模ではありますが、あの一角だけ別次元で活気があります。どうしてそういう風潮があるのか分からないですが、芯となる老舗は残りつつ、でも新しい風がいつも吹いてる。やってる人が若いもの、楽しいですよ。
以前から言ってますが、八王子の方向性は、吉祥寺や下北のように、小さい魅力的な店舗を機能的に配置することだと思います。もちろん、伝統のあるお店はお店で、どっしりと重厚感を出していればいいわけで。他は若い人の発想で、別の客層を発掘する。すると、老舗にも若い人が興味を持つし、保守的な人も、若い人と交流を持って、固着した脳みそが動き出す…かも知れない。
デパート作れば人が来る時代は終わってます。第一、過去に伊勢丹、西武、大丸、そごうと、超メジャー級百貨店があったにも関わらずこの有様なのを、もっとちゃんと見つめたら宜しい。「もう一度こっちに来て」なんてバカな事を言ってる暇があったら、彼らがどうして撤退したのかを聞いて、今の状況を見て、今後に繋げようと思わない頭の固さをどうにかして欲しい。
あ、それと、これ以上パチンコ屋とかゲーセンとかドンキみたいな「品質の低い人種の集まる店」は、もう要らないからね。マジで。
他の地域の人が読んだら「なに熱くなってんの?バカみたい」「八王子のクセに」と思うでしょうが、これが八王子市民の地元愛の暑苦しさなのですよ。

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