行きに万願寺付近、帰りは数台先の車が甲州街道下り方面でダンプに激突と、事故ばっかの一日でした。
特に帰りのは、引越屋が仕事で左車線を塞いでたのを避けようとした乗用車が、無理に割り込んで右車線のダンプに後ろから激突。久しぶりに事故の瞬間見た。
当てられたダンプの運転手が超キレてましたが、早く車動かしてくれないと、俺達が前に進めないんですけど…って感じでした。二車線ともツブれてましたからね。おしっこ漏れちゃうかと思った。ま、怪我人がなくて何よりでしたけど。
最近、週に一度、紙を持っていってくれる業者さんがいます。このごろは紙くずを捨てるのだって有料なので、かなり助かっていました。が、やはり紙はもう儲からないらしく、先日「今月一杯で終わりです」と言われました。
なので、ここぞとばかり自宅の百科事典などもばーんと出したりしたのですが、今日はいよいよ最終日。倉庫の二階に手付かずで置かれていた会社の資料などを、まとめて出しました。

横山町時代からの会社の歴史
以前、我々は横山町に店を構えていました。八王子が地元の方はご存知かと思いますが、昔は「大丸」、その後は「fam」になって、今は立派なマンションが建っている土地が、正しく我々の会社でした。…って、私はまだまだ生まれてませんでしたけどね。
今回処分した資料は、どうやら横山町から引っ越した時に持ち込んで来たものらしく、一番旧いものでは「昭和39年」という日付が…。
親父と専務はさすがに思うところがあるらしく、「もうこんなの見たくねぇなァ」などと言いながらも、「あ〜、こりゃ○○さんの字だよ」と、昔の従業員さんの手書きの納品書などを見て、ああでもないこうでもない、と言ってました。
今よりも数倍の商売が成り立っていた時代、今じゃ考えたくもないですけど、書類といえばみ〜んな手書き。いやはや…。そんな中に、レインコートが数着。もちろん国産品。中には封も開けてない「デッドストック」もありました。
昔は雑貨屋のように、何でもやってたらしいです。なぜか製麺機とかもやったらしいですけど、大赤字だったという話(爺さんの自伝より)。
とりあえず残しておきたいものは残しておいて、後は全て出してしまいました。私は「世界長」という会社の小売単価表と、「グッピー」という商品のカラーチラシ。
そして目玉は、
東京オリンピック開催時のスポニチ!
これ超嬉しい〜。
オリンピック以外のスポーツ欄に目を通すと、馬場と猪木が普通にタッグ!そうか、まだまだ力先生(力道山)が生きてた、「全日」と「新日」と分かれる前の「日本プロレス」時代か。うひ〜!!シビレちゃいました。ちょっとホコリが凄いんで、まだ全部見てないですけど、じわじわと読んでみたいですね。広告とかも気になるし。
親父は昔の、大量のゴルフのスコア表を発見。お前そんなにゴルフばっかやってたんかい。正直、この道楽のために苦しめられた家族としては、見るのもイヤですけどね。「親父が死んだら、棺おけに全部突っ込んで残らず燃やしてやるから安心しろ」と皮肉ったら、皮肉と気づかずに喜んでました。ムカ〜。
とんだ「タイムカプセル」の登場で、半日がツブれました。楽しかった〜。気になる「現金」や「金目のもの」は、一つも入ってなかったけどね。あ〜あ。
しかし、昔の「良かった時代」の思い出もある人間と、私のように不景気の時代しか知らない人間、どっちがツライのでしょうかね。こういうのがあるから、あまり親父に「店をたため」と強くは言えなかったんですが。
だめだよなぁ、21世紀にそんな浪花節なことを言ってたら…。まぁ少しくらいは人としての優しさが残ってる、というポジティブな感じで勘弁してください。
…って、誰に向かって「いい人アピール」してるんでしょうね。
目を覚まして欲しいものです、俺。

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