アメリカから師範をお呼びしての、セミナーに行ってきました。
初の試みでしょうか、セミナーなんて。基本的に関係者だけの集まりでしたけど、こういう稽古以外で集まる行事って、いつも言ってますけど重要ですよね。じっくり腰をすえてお話する機会があると、普段は稽古で知ってるだけの人が、どういう側面を持っているのかが分かって楽しい。特に合氣道は週一回の稽古なので、余計にそう思います。
今回は羽村道場が主催しての、沢山の子供たちを交えてのもの。プロジェクターで先生の動きや合宿の模様を見ると、今まで話なんてまるで聞かなかった子供たちが「すげェ」とか「痛そう」とか、夢中になって映像に食らい付くのは面白かったです。やはり見るのは大事ですな。特に羽村は子供が主なので、高度な投げ技や、それに伴う飛び受け身を見る機会が少ないんでしょう。しまいには一部の子供がたまらずスクリーンの前に出て、投げの真似をし始めてました。和みます。
で、一通りお話と上映が終わってからは、食事しながらの歓談。子供大暴れ。気づくとまた、頭の上に子供が乗ったりしてました。…どうしてこうなるのでしょうか。首に全体重乗せようとするのは止めていただきたい。折れる。
会場は羽村市の「ゆとろぎ」というとても立派な施設の一画でやったのですが、入ってすぐの展示室で、羽村市出身の芸術家の展示がやっていました。お祝いの花束のメンツが凄い。メジャーに挑戦中の日本人野球選手などに混じって、なんと「加山雄三」と書いた花が!ビビリました。
作品も日本伝統の漆を使って、蒔絵と螺鈿をミックスしたような幻想的な作品。正しく「漆黒」のキャンバスに、金粉、銀粉、貝を使って風景を「浮かび上がらせる」ような手法。時間掛かるだろうなぁ。手間も相当でしょう。色々な事を思いながら、非常にエキゾチックな美しい作品も鑑賞してしまいました。
昨日はテコンドーの新人戦、選手のみんなは悲喜こもごもあったようですが、考えてみたら自分も、来月のアタマは合氣道の合宿。あ、その前にテコの昇級審査。あ、合氣道合宿終わって月末は、第二回八王子テコンドーオープン選手権ではないか。
いやはや、大丈夫か?俺。
そうそう、漆というのは英語でなんと言うか知ってます?陶器は「china」と、頭文字が小文字の「チャイナ」ですが、漆は同じく、頭文字が小文字の「japan」なんです。海外に広まる、その国を代表する伝統工芸品は、そのまま国の名前で呼ばれることがあるんですね。

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