今月は21日からやっている店売り。本日は知り合いが四組も来てくれました。そのうちの一組は、ちょうど私が配達中に来てくれたのですが、専務の話から推測すると、どうやら近所の整体師さんの可能性が高いです。ありがとうございます〜。そしてもう一組は、鎌倉の吉田栄作さん(笑)。今日もイカしたハチロクでご登場!下駄を買っていただきました。まいどです〜!そしてご近所の、年下なんだけどいつもカッコええ〜、って思ってしまうcore店長のtkmさん。わざわざありがと〜!
で、最後の一組。というか一人。もちろん、来客や訪問は誰のものでもいつでも嬉しいものですが、今日のはちょっと度合いが大きいのです。
私の家のほぼお隣さんに、母子家庭の親子が住んでおりました。またお母さんが忙しい家だったので、子供は本当に寂しい生活を強いられていたような気がして、他人ながらもちょっと可哀想でした。
当時小学二年くらいのそのガキンチョは、人の顔見れば「小遣いくれ」だの「なんか食わせろ」だのと要求してくるので、来るたびに「うるせ〜、あっち行ってろ!」くらいの勢いで扱っていた思い出があります(笑)。まァ、親のいない間に他人がアレコレやってやったり、ましてや小遣いをあげるなんてのは良い事ではないと思ってたので。でもあんまりつまらなくて、しかも食べるものも家に無かったという夜、我が家に押しかけて来た時には、そんな彼になんとも切ない思いをしたものでした。
その母子も違う町に引っ越してからしばらく経ち、引っ越して空いていた店舗兼住居にも新しい業者さんが入って数年。そんな今日、配達から帰ると、少年が一人、庭をウロウロしています。よくよく見ると、その引っ越した家の子。今年で12歳だそうで、なんともまァ見違えるほどに大きくなってました。
「何なに?どうした?」
と聞けば、
「ちょっと近くに用事があったから寄ってみた」
との返事。昔のようなナマイキなそぶりも、タカるような発言も無く(笑)、なんだか落ち着いた立派な少年に成長しててびっくり。当時は真冬でもランニングと短パン、ビーサンで歩いてた憎たらしい肥満小僧が(笑)、背も伸びてファッションも今風になっての登場。成長したのか環境が変わったからかは分かりませんが、話し方や話題も落ち着いてきてたなァ。こんなに急に変わるもんなのね。本当に驚き。
自分が住んでた場所に違う人が住んでいたり、向かいのラーメン屋さんが引っ越してたりと、30歳がジュースを飲みながら小学六年生と色々な思い出話で盛り上がってしまいました(笑)。
そんな彼も、今では母に内緒でのPC遊びが楽しいらしく(笑)、「ゲームのプログラマーになりたい」なんて夢を語ってました。そういえば昔はゲームが好きだったもんな。工学院八王子に進学する、なんて今から張り切ったりして。今のうちに頑張っておけよ〜。
こうして私を含め、私の会社の人間や家族のことを覚えていてくれて、そしてわざわざ訪ねてきてくれる。夏休みに小学生がバスに乗って。本当にちょっとした事なんですが、ここしばらくでかなり嬉しい出来事にランクインです。最近なんだかお疲れモードだった私ですが、元気をもらったような気がします。なんざんしょ、この清清しい気持ちは。

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