思い出して「福耳」の
「星のかけらを探しに行こう again」
を車の中で聞きました。国産では久しぶりに「質の良い音楽」をやるグループだな〜、と思って、珍しくCD購入まで至った曲。最近の国産ミュージシャン、しかもシングルなんて(損した気分になるから)滅多に買わないのに。
しかし久しぶりに聞いても良い曲だ。杏子さんのかすれた声とゆったりしたメロディライン、素敵な歌詞のバランスが素晴らしいと思う。顔に似合わず、こういう素敵な恋愛の形を求めているから頭がオカシイと思われるのか…(笑)?意外とロマンチストなんですよ、アタシって。
あ、そんな事聞いてないですか?そうですね。すいません。
この曲を初めて聞いたのは、NHKの何かのキャンペーンソングだったのかな。テレビから流れる旋律に「ガツっ!」とやられたのは。夏の曲っぽいですけど、冬の寒空を見ながらもなかなかいいもんです。なぜか危なく涙が出るトコですが(笑)。ミーシャのエブリシングと一緒で、特に思い出があるわけではありませんのにねぇ。不思議でござァますわよねぇ。
そういえばここんとこ金欠も手伝って、最近は全然CDを買ってないな。ライフワークのBoAは例外として。まァ昔から「聞くに値する」ような曲も少ないような気がしますが。私の心の琴線に引っかかって、「買わねば!」と思わせてCD屋まで私を走らせた国産ミュージシャンは今のところ…
ポンタボックス 東京スカパラ NINA(国産…?)
菅野ようこ(「Cowboy Bebop」のサントラシリーズのみ)
…少なっ!四人か?まだいるのかな、思い出せないだけで。
菅野さんの曲は、「Cowboy…」のテレビ放送予告編で流れていた「Tank!」の、イントロ一発でぶっ飛ばされました。ちょっと音を聞いただけで初めて「あべっ!!」と思った曲。当時は街のCD屋を駈けずり回っても無いので、恥を忍んで今は無き地元のアニメ専門店に足を運んでも無くて、疲れきって近所のCD屋で聞いたら「あ、今日入った荷物にそんなのあったよね」って感じでゲットできました。それくらいに懸命にCDを探したのは初めての経験です。
ゲットしてフタを開けてみたら、ブラスサウンド好きな私、以前から「村田陽一&ソリッドブラス」が好きで聞いてたのですが、そのサントラで演奏している「シートベルツ」なるバンドは、ブラスセクションはほとんどそのソリッドブラスのメンツで固めたバンドだったようです。ポンタさんはさすがに叩いてないみたいでしたが。その瞬発力のある演奏と、菅野氏のこの上ないファンキーなセンス。素晴らしいね〜。今聞いてもゾクゾクする。
このサントラシリーズは、菅野ようこという女性音楽家の、かなり錯乱したセンスが暴発しているような気がします。他のCDもこんなにメチャクチャなのかしら…?だとしたらちょっと心配(笑)。だってジャンルってもんが全く定まってないんだもん。すごいよこの人。アタマオカシイネー。
話を「Tank!」に戻しますが、考えてみたら国産の音でビビった経験は無いに等しいですけど、この曲だけは数少ない「国産でビビらされた曲」であり、洋の東西問わずにイントロ一発で私の心をここまで鷲掴みにした初めての曲なんだったわ。
あら、福耳の立場がなくなっちゃったねぇ。

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