実家に帰省中かつ寄生中(´▽`)。
帰って来たのはついさっき。今朝の東京・新中野は相変わらず温い今年の暖冬模様が続き、歩道の銀杏もまだ青いところが残る始末ながらも、行き交う車の量はすっかり減って、何だか強引に2015年の幕引きが進行中な印象。
大掃除どころではなく破滅的に散らかったままの自宅を13時半に出て、中野駅から今年も「青春18きっぷ」(1日あたり2370円)で静岡・藤枝の実家への帰省の途に。新宿発14時00分の湘南新宿ライン特別快速小田原行きに、年の瀬だからとグリーン車を奮発して(といっても熱海まで780円)2階建て車両の2階席に乗り込む。
相変わらずこの車両はゆったりとして静かで眺めがよいけど、居心地の良さに思わずうたた寝し、せっかくの車窓を見損ないそうだ。
それでも小田原で後から来る各駅停車の同じく2階建てに乗り換え、列車が相模湾(相模灘か)沿いを行く区間に差し掛かると、思わず目が覚めて進行方向左側の車窓にくぎ付けになる。
熱海では、例年の帰省時恒例の「熱海ダッシュ」。JRの会社境界駅(東日本と東海)であるここで15両編成から5両編成(たまに3両編成なんてケースもある)に、同じホームの両面ながら僅か数分の接続で乗り換えなければならないってことで、重い荷物を引きずった帰省客がホームの両端から真ん中へ猛ダッシュ&席の奪い合いをする光景が何度も繰り返される。
しかもここから西の区間は基本的に各駅停車ばかりで車両も通勤タイプ。私にしてもこれから藤枝まで、約1時間半も山手線に乗り続けるようなものだ(*_*;
もっとも、年末の快晴の日のこの区間に乗った際に楽しみなのは、北側の車窓に裾野から頂上までの見事な富士山の稜線が拝めることだ。この日もほんのり夕日に赤く染まった艶姿が拝めたけど、車内が混んでたんで写真は撮れず。代わりに先日、同じところから朝陽に輝いていた威容を撮った写真を載っけるね。実は約10日前の朝にもこのあたりを「青春18」利用の鈍行旅で京都まで行ったのだ(^0^;
17時頃に静岡駅まで来たら、どどっとお客が乗り込んできたけど、にわかに中国語がたくさん聞こえてきた。昔はこのあたりで聞くことはほとんどいなかったけど、時代の移ろいを感じるなあ。などと思っていたら、そのうちの若いグループの一団が近くまでやってきて、私の隣の席に座った若い女の子は、同い年ぐらいの友達の女の子を膝に乗っけたりして、何を言っているかはわからないけど何やら凄く楽しそう(´▽`)
18時半に藤枝駅着。既にすっかり暗くなり、駅前は閑散としていたけど、しかしここの県民はこういうのはすぐに自分たちでもやりたがるなあ。でも、まあ今や静岡市のベッドタウンとして発展中の藤枝は、昨今の首都圏や政令都市、中核都市以外の街にあっては珍しく人口が増加中で駅前にマンションやショッピングモールやシネコンやステーションホテルが最近続々出現表れてしまっているという街だったりもする。
そんな街だけど、駅から実家のあるニュータウンまでの路線バスは、年末年始特別ダイヤで1時間に2本のみ。最終便から数えて4本目ぐらいのバスはほぼガラガラで街路もまばらな通りをごとごと走り、18時には実家近くのバス停に到着。いろいろあった2015年も、最後に私が還るのは、やはり今年もこの場所なのであった。


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