「戦争をなくそう」と思っても、戦争はなくならない。
「いじめをなくそう」と思っても、いじめはなくならない。
「差別をなくそう」と思っても、差別はなくならない。
たぶん「○○をなくそう」と真剣に思って取り組んでいる人ほど心の奥底では、それが(少なくとも自分が生きているうちには)なくならない」ということに気づいている。
でも、そう願いながら生き続けることは、そう願いながら取り組み続けることは正しいのだと私は思う。でなければ私は、私たちは、私たちの世の中は何かを成し遂げながら(成し遂げられなかったりしながら)成長していくことも成熟していくこともできないからだ。
だから七夕の短冊にこう書いた子の思いは正しいのだ(って「正しさ」が持つ「怪しさ」というのもあるけど、取り敢えずここでは省略)。
……などと毎年恒例、地元の子供たちの短冊が飾られた商店街でつぶやいた後、今日はお葬式に参列してきた。七夕でも、そういうお別れの日はある。

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