会場の千葉大学(JR西千葉駅のすぐ北隣)には初めて行った。「
第6回地域SNS全国フォーラムin千葉」。
朝10時から夕方6時まで(その後に懇親会)という長丁場だったが、千葉から遠い中野で、土曜の朝に早起きなどできるわけもない私は午後3時からの分科会に参加(懇親会は不参加)。それでもやっぱり行こうと思ったのは、やっぱりこの「地域SNS」という存在が気になっているからだ。ちなみに
2年前の横浜大会の時には主催者側からの依頼を受け、公式ウェブサイト上に載せる分科会テキスト記録の作成も仰せつかった。
(※その時に私がまとめた記事は
ここからまとめてリンクしているので、興味があればのぞいてみてください。私のまとめ方はともかく、内容自体はいずれも凄く面白いものでしたよ)。
SNSといえば、今だmixiあたりが最も多くの人に知られるところなんだろうが、どっこい「地域SNS」というものも全国各地でじわじわと台頭してきている。最初に熊本の八代で生まれてからの約5年間で、全国に400も生まれているというし、何しろ今回の全国フォーラムが3年前に始まったのに、今回が「第6回」。
年2回のペースで全国各地持ち回りでやってるというのだから、それはやっぱり凄い。ちなみに次回は半年後に静岡の掛川市でやるそうです。
ともあれ、まあ私は今回久々に、しかも単なる野次馬で見に来たのだけど、あれこれ面白かった。例えば横浜の「
ハマっち!」は2007年、横浜開港150周年を契機に横浜市の予算も得て市民参加型のプラットホーム運営委員会が設置したものだが、それがこの春で横浜市からの予算措置が終了する。
そこで代わりに、この4月からは有志らで設立した「非営利型の株式会社」が運営を引き継いでいくという。利益が出ても出資者に配分せず、地域の非営利セクターに還元していくというシステムだそうだ。「ふーむ……」と客席で興味深く拝聴しながらメモを取っていた次第だが、はたして今後どんなふうに推移していくか興味深いところだ。
何にしても、この「地域SNS」の方々のやったらポジティブで明るいノリには何だか励まされるなあ。ある意味、私が今まで追ってきた「地域密着型市民メディア」の一つの到達点なのかな、という気もしなくはないところだ。

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