なんで
そういうところに行ってきたのかというと、
サップラ(the sad sad planet)が何か月かに一度ここのセンタープラザにあるステージで演ってるフリーライブがこの日の午後から行われると聞いたからだ。いったいあの2人が普段の新宿駅前と全然違うそうした場所で、どんな感じで演奏しているんだろうと前々から気になっていて、一度観に行ってみたいと思っていたのである。
都心から入間(埼玉県南部)というと結構遠そうな気もするが、池袋から西武線の特急で約30分、そこからアウトレットパークまではバスで20分(総計で片道600〜1000円程度)という距離。
といっても見た目にも典型的な現在の関東郊外におけるシネスコ的風景が広がる場所にあって、来客の大半も圏央道を使って首都圏各地からマイカーでやってくる家族連れが中心。もっとも入間駅から10分おきに出ているバスもぎっしり満員で、このブリ寒い中(おそらく4〜5℃くらいで、しかも北風びゅうびゅう)でも、アウトレットパーク内は買い物客で大賑わい。なるほど、街なかの駅前商店街が廃れるわけだよなと、こういう実態を見るたびに痛感する。
で、サップラの演ってるセンタープラザまで右往左往しながら辿りついたわけだが。
パーク内の買い物客たちが四六時中交錯する、たぶん一番人目を引きやすい場所で、吹き抜けの上にも一応屋根があるため雨風に左右されないという、これが夏場だったら絶好のロケーションだなあというところだったんだけど、いかんせんこの日は、
ざ、寒い! ざむがっだー!!(゜Д゜)
いつもの都心駅前ストリートライブでも確か3℃くらいの中で演ってるのを見た覚えがあるけど、今回は週明けに降った雪が周囲に未だ残る郊外アウトレットパークでの、しかもキンキンに冷えたベンチに座りながらの鑑賞だったから、ことさら腰の辺りから冷気が染みあがってきた次第。
とはいえ、こんな寒気の中で午後1時から3ステージをこなしたというサップラの2人もド根性で、そよぎ嬢も寒いだけに「熱唱」って感じだった。ちなみに客層は場所がら若い家族連れが多くて、ちっちゃい子がステージの前を走り回ったりするような状況だったが、寒い中でもベンチで子供を抱きかかえながらじっと座りながら聞き耳を立てる親御さんたちも多く、終演後は例によってCDやDVDを買い求める人の列ができていた。こうやって着実に多くの人へ訴えかけていってるのは偉いと思うなあ。
帰路についたのは17時過ぎ。この時期になるとまだ明るい。西の空に見えたのは富士山?

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