2022/3/30

「更新しました」〜キース・アウト  教育・学校・教師


南房総市は市内の小中学校で1日5時間授業を実現するという。夏休みは5日ほど減るが日常の業務はかなり楽になる、はずだった。しかしよく調べると学校の負担増にしかならない欺瞞策。「教育改革はやるたびに教師を追いつめ、学校をダメにする」という原則の典型だ。


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2022/3/28

「戦争に負けるということの意味」〜ウクライナは簡単に白旗を挙げない  政治・社会・文化


 日露戦争でも太平洋戦争でも、
 おそらく日本は敵国の首都まで占領するつもりはなかった。
 しかしナポレオンはモスクワに入り、ヒトラーはパリを陥落させた。
 戦争に勝つということ、負けることの意味が違うのだ。

という話。
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(写真:フォトAC)

【第二のシベリア抑留が始まったのかもしれない】
 先週土曜日(3月25日)の読売新聞に「ロシアに1万5千人の住民が強制連行され、極東送りの情報も…ウクライナ側が非難」という記事がありました。


 それによると、
「ウクライナに侵攻しているロシア軍が、包囲と攻撃を続ける南東部マリウポリの住民を強制連行しているとウクライナ側が非難している。マリウポリ市議会は約1万5000人が連行されたと説明している。最終的に露極東サハリンなどに送られ、ロシアからの出国を2年間禁じられるという」
とのことです。事実としたら由々しきことです。「極東サハリン移送」などと聞くと、私たち日本人は第二次世界大戦後のシベリア抑留を思い出さざるを得ないからです。

 1945年8月、日本がポツダム宣言を受諾して無条件降伏すると、東アジアから東南アジアにかけての占領地域で日本軍の武装解除が行われました。そのとき米軍の下に投降した日本兵のほとんどが、その後内地に移送されたのに対して、旧ソ連軍の下で武装解除された兵と民間人の多くは旧ソ連シベリア地方に送られ、強制労働に従事させられたのです。その数57万5千人と言われています。
 環境や労働は過酷を極め、およそ1割に当たる5万8千人が現地で死亡し、多くは5年以内に帰還できましたが11年もの長きにわたって抑留生活をせざるを得ない人もいたのです。1950年代の中ごろに流行した「岸壁の母」という歌謡曲は、シベリア抑留から帰還するかもしれない息子を舞鶴の港で待ち続けた母親の物語です。

 今日マリウポリから極東に移された人たちはパスポートも没収されたといいます。ここまで街に残った人たちですから陰に陽に都市防衛に尽くした人たちでしょう。極東で何をさせられるのか、いつウクライナに帰れるのか、分かったものではありません。


【ホロドモール〜戦争に負けるということ@】
 ここ数日は状況がずいぶん変わってきましたが、ほんの一週間ほど前まで、キエフの市民を犠牲にしないためウクライナ政府は敗北を認め、一刻も早く講和に持ち込むべきだという考えが橋下元大阪府知事やテリー伊藤氏らによって盛んに提唱されました。しかし私はシベリア抑留に見るように、ロシアに対する敗北は甘いものには思えないのです。太平洋戦争後に日本を占領した合衆国とは違うのです。

 1930年代前半、世界の国々が大恐慌の影響に苦しんでいる中、当時のソビエト連邦は比較的豊かな生活を謳歌していました。その理由が分からずにモスクワまで乗り込んだアメリカ人ジャーナリストは、「だったらウクライナに行け」というアドバイスに従って、1920年前後の独立戦争に負けてソビエト連邦に編入されていたウクライナに入ってみました。するとそこには地獄の風景があったのです。
 ソ連政府はウクライナの富農を追放して農地の国有化を進めるという名目のもと、豊かな穀倉地帯からありとあらゆる穀物と種子を収奪してモスクワに送り込んでいたのです。国内には餓えて苦しむ国民が多数いるというのに、その間ずっとウクライナは世界有数の食糧輸出国だったのです。1932年〜1933年の間に飢餓によって亡くなったウクライナ人は330万人〜数百万人とも言われ、このできごとは「ホロドモール(原意は「飢えと疫病」の合成語)」という名でウクライナ人の記憶に留められています。


【カティンの森事件〜戦争に負けるということA】
 1943年4月、ポーランドに侵入したナチスドイツは「カティンの森」と呼ばれる場所でポーランド将校4443人の埋められた遺体を発見し、これをソビエト連邦の仕業だと発表しました。ソ連政府は激しく反発し、ナチスドイツの自作自演だと主張しましたが、戦後の調査で1940年ごろにソ連軍が起こしたものだと明らかになりました。現在では殺されて埋められたのは将校だけでなく、国境警備隊員、警官、一般官吏、聖職者など全部で2万2千名あまりだと判明しています。ソ連は第二次大戦後のポーランドが二度と歯向かうことがないよう、軍の中枢を根こそぎ潰そうとしたのです。
 現在プーチン大統領がウクライナに要求している「非武装・中立」が、単に武器をもたないというだけのことなのか、それとも武器が使える軍人や警備隊員・警察官までも抹殺してしまうということなのか、武装解除に応じる前にしっかりと考えておかなくてはならないことでしょう。


【国、破れて山河もない〜戦争に負けるということB】
 東ヨーロッパの人々が「敗戦」というと思い浮かべるのはそういう心象なのです。支配されるということ、政府を奪われるということは、数万人〜数百万人、場合によっては数千万人が命を奪われ、あるいは国土を棄てさせられて、世界に散逸するということです。決して日本のように豊かで寛容な民主主義国に占領されて新たに生まれ変わり、豊かな国になりました、という話にはならない。アメリカだって自国の利益優先、やり方が違うだけだという言い方もありますが、少なくともソ連(ロシア)のように粗野で残酷ではないように思います。

 キエフの数十万人の命はもちろん大切ですが、押し返す可能性を棄ててロシア軍を迎え入れても、死傷者がずっと少なくなるという保証はまったくないのです。現代に生きるプーチンは100年近く昔のスターリンよりも寛容で優しいと考える根拠はどこにもありません。
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2022/3/25

「数字とグラフで遊ぶ毎日」〜時間があれば勉強もまた楽しいのにね  教育・学校・教師


 新型コロナ感染第6波もそろそろ終焉が見えてきた。
 単にニュースを見るだけでなく、数字を検討したりグラフを考えたり、
 そうするだけでさまざまなものが見えてくる。
 暇に任せてやれば、勉強もまた楽しいものなのにね

という話。
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(写真:フォトAC)

【私は世の中の常識が理解できない】
 新型コロナのまん延防止等重点措置が解除されて4日目、昨日は東京都や愛知県で久しぶりに前の週の同じ曜日より感染者が増え、少し不安になってきました。
 マスコミはつい最近まで、
「もはや感染は家庭内が中心。夜の繁華街での感染はほとんどないのに、このまま規制を続ける意味はあるのか」
とか盛んに主張していましたが、素人の私からすれば、
「“まん防”で繁華街の人出が抑えられたから、飲食店での感染が少なかったんじゃないの?」
という話になります。
 別に私の方が正しいと主張するわけではありませんが、自分の中では常識と思っていることが世間で全く通用しないことがしばしばあって、途方に暮れることがあります。
 変わっているのは私の方なのかマスコミなのか、あるいは本格的に私のボケが始まっているのか、しばらく考えてみたいと思います。


【オミクロン感染の特異性】
 さて、まん防解除で再び感染拡大が始まるのかというと、これがなかなか厄介な問題です。
 私は、世界的には中国・韓国・欧米諸国・イランなど、早い段階から感染拡大の始まった国について、国内的には最初に緊急事態宣言の出された12都道府県について、継続的に見てきました。
(ということは後から感染が拡大した南アフリカやロシア、インド・トルコ・ブラジル、国内では沖縄県等についてはしっかり見ていないということでもあります)

 そこで最近になって気づいたのは、オミクロン株というのがひじょうに特殊なウイルスだったということです。
 典型的なのが韓国です。かつてK防疫と自賛した感染対策は今や見る影もなくなり、ここのところ3週連続で世界一の感染者数(単位人口当たり)をたたき出しています。死亡者数も半端ではありません。
 また先日も紹介した通り、ベトナム・シンガポール・オーストラリア・ニュージーランドなど、かつての防疫優等生が次々と一敗地にまみれ、中国ですら上海ディズニーランドの閉園など強い措置を取らざるを得なくなっています。

 日本国内についていえば、ようやく第6波の終焉が視野に入って来たものの、その動きは微妙です。

【感染グラフの非対称性と対称性】
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 右のグラフは今年に入ってからの全国の感染者数(直近一週間の100万人あたりの感染者)を示したものです。見た通り急激な上昇のあと、頂点を越えてからの下りは何かもたもたした感じです。
 これは第1波から第5波までと全く異なる特徴で、以前は上昇が急なら下降も急、上昇がなだらかなら下降もなだらかで、だいたい左右対称なグラフになったのです。なぜ今回に限って非対称なのか?
 気の緩みを原因と考える人もいますが、緩みだったら3波の時も4波の時も5波のときも盛んに言われたものです。ここには別の理由がなくてはなりません。

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 そんなふうに首を傾げているうちに、お約束通り2週間ほど遅れて死亡者のグラフも急上昇を始めピークを越えて下がり始めます。そして不思議な現象が見え始めるのです。

 右がそれですが、感染者のグラフと違って、死亡者の場合はどうやら下降も急速で、グラフが左右対称近くになりそうなのです。つまり感染者はグダグダとなかなか下がらないのに、死亡者は急速に減りつつある――。なぞはさらに深まりました。



【オミクロン主流になって新たに加わった要素】
 このなぞは設問を言い方を変えるだけで違った様相を呈します。つまり、
「死亡者数の変化はこれまでと変わりないのに、感染者数の変化は特殊なのはなぜか」
 これによって考えなければならないのは感染者数の異常な変化についてだけだ、ということが分かってきます。おそらく今まで存在しなかった要素が入り込んでいるのです。
 それは小中学生、あるいは未就学児の間での感染拡大です。

 下のグラフは東京都からお借りしたものですが、1月11日の週以降、それまで感染者の中心にいた20〜30代に代わって、10歳未満の子どもたちの感染率が急上昇していることが分かります。この層はデルタ株まではほとんど感染しないといわれ、いまも重症化することの少ない人たちです。
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 2月11日に感染のピークを迎えて以降、高齢者の方は3回目のワクチン接種が進んで感染者も減って来たというのに、10歳未満の子どもたちが学校や保育園で次々と感染を広げ、全体の感染者数を押し上げようとしている、それがモタモタの原因です。しかし10歳未満は死亡者数に影響を与えないので全体は順調に減少している、そう考えると分かりやすい気がします。
 ですからさらに言えば、たとえ感染者数が大きく減らなかったとしても、死亡者数が十分に減ったら次の局面に向かう可能性が大いにあるわけです。


【数字とグラフで遊ぶ毎日】
 私は年金生活者でまだ寒いために今は畑仕事もなく、けっこう暇です。そこで暇に任せてエクセル・ファイルに数字を入れ、いく種類ものグラフをつくって、ひとりであれこれ思案して遊ぶことができます。
 勉強というのは本来、こんなふうに楽しみながらやるべきものなのです。そうすると知識もデータも自然と蓄積してさらに面白くなる、それに比べて子どもたちも先生も、時間に追われ少しも楽しそうではない−−。
 なにか間違っていますね。
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2022/3/23

「更新しました」〜キース・アウト  教育・学校・教師


秋田市内の教諭が、児童の成績の入ったUSBを紛失したと大騒ぎ。しかしなぜそんなものを持ち帰って家で成績をつけようとしたのか、理解できない人は案外多いのかもしれない。

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