2021/9/18

「更新しました」〜キース・アウト  教育・学校・教師


緊急事態宣言下だというのに、一部の学校では「給食」という名の大規模会食会のために子どもを登校させている。しかも教委も保護者もマスコミも、誰も非難しないのだ。学校は最低限、子どもに飯を食わせていればいい、教師の仕事は給仕だとみんなが思っている。

kieth-out.hatenablog.jp



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2021/9/17

「頭も悪くなった」〜横滑りする頭脳 パート?   人生


 昔から思考が横滑りで、同音異義語が混乱することが多かった。
 それが最近さらに昂じている
 自分が分からなくなるだけならいいが、
 しばしばその不謹慎に呆れる。

という話。 
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(写真:フォトAC)


【同音異義語が切り替えられない】
 同音異義語に関する切り替えが――早すぎるのか遅すぎるのかよくわかりませんがしばしば混乱する、という話は以前、何回か書きました。

2020/9/17「深刻なことにまともに向かい合えない頭脳の話」〜ドコモ口座とコロナ感染
2020/7/13「横滑りする思考」〜ダジャレ頭がサビついて困っている
2019/3/18「横滑りする頭」〜正の転移、負の転移  

 その混乱は今も昂じています。そして普通のひとがなぜ混乱しないのか、もしかしたらしているけれど言わないだけなのか、そのあたりもよくわからなくなってきています。

 例えば先日の東京オリンピックで男子が金、女子が銀のメダルを取った空手の形、テレビで見ていたのですが画面の左上に出ていた「空手 形」の表示は、半角程度の空白は開いているものの、どうしても金融の「空手形(からてがた)」としか読めず、違和感に苦しんでいました。
 そんな人は世の中にどれくらいいるのでしょう。まさか私一人ということもないと思うのですが、苦になりっぱなしで誰か苦情を入れてくれないかとイライラしていました。


【夏休み中の混乱】
 オリパラと言えば、パラリンピックでは小中学生を招待して観客席に入れるかどうかでしばらく問題になりました。その議論の中で繰り返される「感染」と「観戦」、かなりの程度は聞き分けられるのですが、ちょっと気を許すと混乱する――。
感染対策を十分にした上で感染する――」
 感染対策を十分にしたなら感染なんかしないはずだと、反射的に思ったら負けです。しかし負けます。
感染対策を十分にした上で観戦する」のは当然のことで、普通のひとはやはり間違えないでしょう。

 夏休み中の大雨で、私の住む県では土砂崩れのため通止めになった場所がありました。ニュースで見ていると河川事務所かなにかの人が、
ウカイのできる人には、ウカイをしていただいています」
と説明していました。

 土砂崩れがあったのは岐阜県ではありません。仮に岐阜県だとしても鵜飼いのできる人なんてほとんどいないはずですし、土砂崩れのあとでのんびりと鵜飼いなどしていられないでしょう――と、もちろんこれは「迂回」なのですが、「鵜飼い」の方が先に浮かびました。もっとも妻も不安そうな目でこちらを見たりしましたから、同じ思いだったに違いありません。

 あとから考えると「ウカイ」とか「ウカイ」とかいったふうに助詞をつけるからいけないので、
「ウカイできる人には、ウカイしていただいています」
と言ってもらえば間違わずに済んだのかもしれません。いずれにしろつまらないことでアタフタしました。


【混乱の原理】

 同音異義語は何もかも混乱するというわけではありません。
「時短要請に応じない飲食店には――」を、「時短陽性に応じない――」に聞き違えることはありません。なぜなら「陽性に応じない」は普通の日本語にないからです。
 同じように「感染」と「観戦」は発音も用法も同じですから混乱しますが、「汗腺」や「艦船」はそれぞれ違うところがありますから一緒になりません。つまり同音異義だけではなく、用法や発音が近いほど混同しやすいというのは一応の法則と言えます。

 ところが逆に、類似性がなさ過ぎて、つまりあまりにも異質なためにかえってハマってしまうこともあるので厄介です。
 例えば、
「川が雑炊する」
災害」

 雑炊については京に向かう一寸法師のイメージも入り込んでいるのでしょう。しかしこの不謹慎な連想は、事態の深刻さと同音異義語の軽さというアンバランス、つまり不謹慎だからこそすんなり落ちてしまうのです。
 私は深刻なもの、生真面目なものを茶化して遊ぶような人間ではありません。それだけにまったく困ったものです。頭が悪くなっているに違いありません。

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2021/9/16

「心は踊らないが、心臓は踊る」〜ここにもあった不調  生活


 大腸ポリープの手術をした日に、計った心拍数が108。
 さらに後日、飲み会に行ったら心臓が飛び出しそうなほど踊り始めた。
 心臓では死にたくない。
 身辺に整理しなくてはならない澱(おり)がたくさんあるからだ。
 私の心臓に何が起こっているのか――

という話。 
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(写真:SuperT)


【どうしてこんなに心拍が高いんでしょ?】
 昨日は7月半ばに受けた大腸ポリープの手術についてお話ししましたが、実はそこで重大な発見がありました。心拍数が異常に高いのです。そのことは病院に着くなり言われました。

 コロナ禍ですからまず検温し、血圧のチェックをし――と、その段階で看護師から、
「Tさん(私のこと)、どうしてこんなに心拍が高いんでしょ? 走ってきました?」
 走っては来ません。ただ駐車場が遠かったのとマスクをしたままだったので多少息苦しい感じはしていたのです。
「どのくらいあります?」
「108ですけど・・・」
 これが90/分くらいで、そして私がもっと若かったら、
「看護師さんが美人だからドキドキしてしまって・・・(実際に美人だった)」
くらいの軽口は言ったのですが(今ならセクハラ)、108となると冗談どころではありません。ふと考えこむ気になりました。

 確かに四半世紀前にガンの手術をしたあたりから平常時でも80前後とけっこう高くなっていたのは知っていました。しかし100を越える数値というのには記憶がありません。しかも走ってきたわけでも急いできたわけでもないのです。

 記憶をたどれば今年2月に人間ドックを受けたあと、3月の中頃だったか、ウォーキングの最中に左胸に圧迫感があって「あれ?」と思ったことが数回ありました。しかし病気を心配するほどのことではなく、やがて忘れてしまったのです。

 108とがどこまで異常なのか分かりませんが、告げられた日は大腸ポリープが主たる問題ですから、それ以上、心臓のことは考えずに帰ってきました。
 それから半月あまり、都会で続いていた非常事態宣言が切れた合間に行われた飲み会で、今度はとんでもなくひどい目にあいます。ビールに換算して5杯程度のアルコールを飲んで帰宅したら、心臓が踊っていて血圧計で心拍を計ると140越え。苦しくて死にそうになったのです。
 若いころならウイスキーを10杯ほど飲んでから、400mのグランド1周を全力で走ればこうなるだろうと思えるほどの心臓が高鳴り。息は激しく荒く、酸素を吸っているとは思えないほど苦しかった――。


【心臓では死ねない】

 心臓に多少の問題があるだろうということは、かねてから分かっていました。前の病気の時、全身のCT画像を見ながら、医師がついでのように冠動脈の異常について教えてくれましたし、ここ15年ほどは心電図検査のたびに引っ掛かっています。しかし自分が心臓で死ぬとは、考えてもみないことでした。勝手ですがガンで死ぬものだと思い込んで、実際にその覚悟でいたからです。

 ヨボヨボになって老衰で死ぬのも他人に迷惑をかけすぎですし、私の美学に合いません。事故死は、避けられない場合もありますが、後始末が大変です。その点ガンは、時間もありますから周囲に気を使って死ぬこともできますし、身辺整理もできます。生前のお礼を言いたい人もたくさんいますし、なにより家族に適度の迷惑をかけ、悔いのないようにしてあげることも大切です。一度経験済みの病気ですから対応もしやすい――それが心臓の病気だと、かなりまずいのです。

 机やコンピュータの中には、見られたくないものがいっぱいありますし、運転中の心停止だったりするとどれほど迷惑をかけることになるか分からない、それが恐怖です。

 酔って苦しんだ翌日、私はうろたえてパルスオキシメーターを買い、循環器の専門医に飛び込みました。


【今のところ、結局、分からない】
 今日までに受けた検査は4つ。
 一つ目は心臓の超音波検査。ドックでは腹部を診る検査ですが、それを胸でやるだけのことです。心臓肥大の傾向があり、鼓動のバランスも悪いが決定的な問題とは言えないとのことでした。

 二つ目が24時間心電図。体に電池ボックスら電極やらを張り付けて24時間生活します。体の前面が配線図のようになってしまいます。結果は、一日に二回ほど不正の心拍があるが、これも決定的ではない。

 三つめが造影剤を入れてのCTスキャン。大きなドーナッツみたいな機械に入れられ、途中から点滴で造影剤が入ります。薬が入ると全身がカーっと熱くなります。
 冠動脈に一か所、動脈硬化50%の所見があるが手術するほどのことでもない。

 四つ目はエアフローセンサー(呼吸といびきを測定する)とパルスオキシメーターを組み合わせた「睡眠時無呼吸症候群」の簡易検査。これは結果待ち。
 
 原因がわからず打つ手がないので、血圧を下げることで心拍を減らす薬(0・5錠)14日分をもらって帰りました。飲むと実際に1分間の心拍は80前後まで下がり、気分の問題なのか、生活全般が楽なったように思います。
 もうしばらく様子を見ましょう。たぶん死ぬことはなさそうです。


【まだ、悪いところがある】
 齢を取るということは、こうした不調とひとつひとつ戦っていくことです。子どもたちのように、「去年より今年の方がいいから、来年はもっといいだろう」ということにはなりません。去年並みなら御の字です。

 夏休み中、94歳の母は腰を抜かすように尻もちをついて、腰の骨を折りました。3回目の骨折だそうですが、腰が曲がったお年寄りの大部分は背骨の圧迫骨折を繰り返している人だということを、今回初めて知りました。ちょっと重いものを持っただけでも折れることがあるそうです。それも勉強になりました。

 さて、昨日今日と、大腸と心臓の問題についてお話ししました。明日はもうひとつ上の方へ行って、「頭が悪くなった話」をしたいと思います。

(この稿、続く)

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2021/9/15

「腸内を探検して、タコをやっつけ、クリップでバシバシ留めてきた(?)」〜大腸ポリープを取った話  知識


 大腸ポリープの手術をした。
 私は他の人が経験できないことをやってみるのが好きだ。
 モニター越しだが自分の腹の中、
 そこで起こったできごとがおもしろい。

という話。 
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(写真:フォトAC)

 夏休みが明けたら書こうと思いながら、延ばし延ばしになっていたことを書いています。今日は私が簡単な手術を受けた件についてです。

 ことの始まりは2年前の人間ドッグで便に血が混ざっており、要再検査ということで大腸の内視鏡検査をしたところ、ポリープが3個見つかったことです。ただしその時は“もうしばらく様子を見ましょう”ということで、2年後の検査を指示されて帰ってきたのですが、それを私は「3年後」と日記に認めてしまい、来年のつもりでのんびりと構えていたところ今年3月、本棚からやたらものを取り出して渡したがる1歳9カ月の孫のイーツが、昔の検査記録を持ち出して来て、そこに「2年後」という記載があって慌てたという事件がありました。その顛末については4月に書きました。
2021/4/23 「検査の前にあったこと、原因帰属、やっぱり私は運がいい」〜大腸検査と運の話B


【ガンでも焦らなくていい】
 4月の半ばに再検査を受けて、“やはりこれは切りましょう”ということになったのですが、実施日は7月中旬、それでも一番早い予約なのだそうです。
 4半世紀前、肺ガンを患ったときもそうでしたが、やると決めたら何でもいい、
「さあ、さっさと、スパッと、切ってくんな!」
という感じなのに、そのあとがけっこう長いのです。今回は経験があったので焦りませんでしたが、前回は「手術を待っている間に手遅れになったらどうするんじゃ!」と気が気ではありませんでした。
 今回の大腸ポリープについては事前に「99・99%、ガンではないと思います」といわれていて、その点でも焦りはありませんでした。ガンという病気は案外ゆっくりしたもののようです。もっとも手遅れだったらどっちみち間に合いませんから、慌ててもしょうがないのです。


【手術の準備】
 時間をかけて下剤を飲み、腸を空にしてから手術を受けるというのは内視鏡検査と同じ手順です。ただ今回は前夜の錠剤も含め、当日の午前中に飲む2ℓの下剤もすべて家で行う点が違います。下剤初心者ではないので、管理する必要がないということなのかもしれません。
 午後ゆっくりと病院に行って手続きをし、点滴を付けてから手術室へ――といっても検査と同じ部屋、内視鏡の挿入手順も全く同じです。

 今回、切除することになったのは二種類のポリープ、それぞれ一個でした。
 ひとつは直腸からS状結腸に入ったばかりのところにあるタコの頭みたいなイボ状のポリープ。もうひとつは盲腸の上のあたりにある腸のヒダに沿ったポリープです。洗濯機の排水パイプのヒダヒダの一か所というところです。腸内のひとつのヒダを山脈に例えると、峰のあたりに初冠雪をかぶったような白い部分があり、それもポリープなのです。

 医師の話だと前者のタコはガンになり易く、後者の初冠雪はなりにくいのだそうですが、取っておくにしくはないということで切除することにしました。もちろん内視鏡手術です。手術の様子は目の前のモニターでずっと見ていることができます。


【タコの首を切る、山脈を削る】
 実際は山脈の方を先に取ったのですが、説明の都合上、タコから説明します。
 タコの取り方は実に簡単で、ひとことで言うと内視鏡の先端から出た首吊りロープのようなワイヤーをタコの首に引っ掛け、それをきゅっと絞ってから高周波電流を流し、バシッと切断するだけです。(下図)
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 切除した部分はあとで検査するので回収したはずですが、どうやったのか、残念ながら見落としました。あっという間の作業ですから。

 ところが「山脈初冠雪ポリープ」の方はそういうわけにはいきません。ワイヤーを簡単に引っ掛けることができないからです。

 そこで内視鏡の先端から注射針を出し、山脈の根元に生理食塩水を注入して、全体を浮かせてから“首吊りワイヤー”をかけるのです。(下図)
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 私の場合は範囲が広かったので、三回に分けて切除しました。ところが図で見ても分かるように、タコと違って切り口がずっと長く広くなってしまいます(一番右の図の赤く塗った部分)。
 タコの切り口はそのまま放置でいいらしいのですが、山脈の方はそういうわけにいきません。そこで切り口を貼り合わせるのですが、そのやり方がすごい!
 なんとクリップを何個も並べて留めるのです。


【腸を全部、仮留め】
 私が使ったクリップは二本指の鉄の爪みたいなものです。
 親指と人差し指で摘まんで押さえる図を思い浮かべればいいのですが、内視鏡の先端についた金属二本指の手の、人差し指で向こう側からヒダを引き寄せ、親指で手前のヒダを持ち上げて両方で強く挟む、そうやって固定して、今度はなんと手首ごと切り離して置いてくるのです(下図)。
クリックすると元のサイズで表示します
 傷が大きいと何個もクリップを使います。私の場合は8個、並べてきました。

 その様子は、気持ち悪いので、他人のものですが画像の直接リンクを貼っておくので、怖いもの見たさに見たい人はクリックしてみてください。
大腸ポリープ 止血クリップ


【予後の話】

 手術はほんの20分ほど。そのあと1時間ほどベッドで経過観察をした上で、普通に、自家用車で帰宅しました。食事の制限もありません。
 ただし万が一を考えて2週間ほど運動は控え、いつでも病院に来られるよう、遠出はしないよう申し付けられました。以後、問題はありません。

 あ、クリップですか?
 これはいつか自然に取れてしまうもののようです。

「それって、見つけて拾うことはできますか?」
と医師に訊くと、
「そうおっしゃる方は何人もいますが、今まで見つけたという人の話を聞いたことがありません。ボールペンの先端ほどの大きさですから」

 それですんなり引き下がったのですが、あとで考えると「ボールペンの先」もボールだけなのか、替え芯の先端部分なのか、ボールペンの先の金属部分全部なのか、いろいろな考えかたがあります。もしかしたら見つかることもあるかもしれないと、少し緊張感をもって見守っていたある日、用便のあとお尻を拭くトイレットペーパー越しに、肛門付近でプチッと触れるものがありました。手術からちょうど二週間目のことです。

 私は現代医学の最先端に触れたのかもしれません。
――とドキドキしながら見ると、なんと、それはスイカの種だったのでした。


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